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株式5倍ロングETFなどで、 例えば 現物では 2ヶ月前に安値をつけ 少しずつ上昇して いるのに ETFは そのまま最安値になっているなど チャート形状が異なることがありますが このようなタイプの商品は チャート形状は同じにならないとおかしい気がするのですが なぜ 違ってくるのでしょうか?

A 回答 (2件)

レバレッジ型ETFはその日の価格に対して一定の倍率になるようにポジションを持ったような連動を補償する商品でしかありません。


これは無から生まれませんので、当然先物等で差額取引をするのとは違って、レバレッジ幅に連動するようにポジション調整することで達成してます。つまり、ある指標が2倍になって翌日また元に戻った場合

通常のETF

1*(1/2)=1となり、実際に保有しているETFのポジションはずっと100lotで同じ、

一方レバレッジ(例2倍)の場合
ETFの実際のカバーポジションが
200>400>100と変動することになります。
つまり、この場合初めに合った200が100に縮小されたことになるのです。

ここまでは、なんとなく大体のETFの仕様書に書いてあることなので聞いたことがある人も多いですが、この意味をちゃんと理解してない人は多いです。レバナスとかTwitterで煽ってる人も大抵理解してません。

なぜ、こんなことが起きるのかというと、レバレッジを達成するために現時点でのポジションを”順張り”してカバーしてるからです。順張りしてるということは100>200になったら内部では200>400にポジションを積み増さなければなりません。当然全戻しした場合200の時の二倍のダメージより順張りした分倍のダメージを食らいますが、こうしないと200>400に上がったときに同様に倍々ゲームは達成できないので当たり前です。

また、当然このようなレバレッジポジションをカバーするために先物等でポジションを持ってます。これらは先物のコンタンゴや証拠金利払い等が発生するため長期的に全く動かなかったとしても手数料として返ってくる割合が増えてマイナスです。

以上の性質を考えるとレバレッジが有効なのはどういうときかもわかります。要するにおしめを作らずに一方通行に上がり続ける場合、順張りの効果でレバレッジ以上のプラスになって返ってきます。つまりトレンドが一方通行の場合2倍以上のリターンが大きくなるということです。しかし、通常相場が長期にわたって一方にしか動かないことはあり得ません。上下すれば上の効果で結果的に証拠金取引二倍のポジションよりも損する可能性のほうが高くなっていきます。

以上のことを考えれば、レバレッジETFとは相場がレンジか乱高下している場合や、長期的なポジションとしては全く向かない性質があるということがわかります。こういうことは金融庁も注意喚起してますし、どこにも書いてありますが、ちゃんと仕組みまで説明してないので(証券会社があまり言いたくない?)結局なんとなくガチホがまずいぐらいにしか考えてない節もあります。


https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/etf.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます 具体的に、 ビットコインの 先物価格とMEXC取引所の5倍ロングのETFが あまりにも連動していないように思います これだと 先物価格が 3万円を超えても 思うように上がってこないということでしょうか? 理解力がなくて ご指導いただけますとありがたいです

お礼日時:2023/05/27 05:38

具体的にどのETFですか?



たとえばQQQとQQQ5を比較すると同じ動きをしています。
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