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GHQが財閥解体を行った理由と財閥が今も存在していた場合のメリットとデメリットを詳しく教えてほしいです。

A 回答 (3件)

GHQが財閥解体を行った理由


 ↑
政府と一緒になって、再び軍事大国に
ならないようにするため。



財閥が今も存在していた場合の
メリットとデメリットを詳しく教えてほしいです。
  ↑
1,メリット
 政府と一体化して、強力な政治を
 推し進めることが出来る。
 
 失われた30年は無かったかも知れない。

 コロナなどの非常事態にも、強力かつ
 迅速な対応が可能になる。
 防衛費増額などもやりやすくなる。


2,デメリット
 競争原理が機能しなくなるので。
・産業の新規参入が難しくなる。
・その結果、産業の多様化が遅れる。
・企業の効率性、つまり労働生産性が
 悪くなる。
・GDPが増えにくくなる。
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日本の財閥は、国策と大きく関わっていた。


幕末に幕府が金銀交換レートを世界基準に合わせないまま1年間の限定付きだが日米修好通商条約を結んでしまうという大失政によって、国内の黄金が大量流出してしまった。
それで薩長は弱体化した幕府を倒すことが出来たが、その代わりに維新政府は最初から極端な財政難に見舞われてしまった。

だから富国強兵とはいえ、それを支える経済力を強化する資金が非常に乏しかった。
それで、明治政府は手っ取り早く一部の民間企業を破格に優遇することで経済を回そうとした。国が産業界をコントロールしやすいということもある。
それが日本の民間ではあるが官製財閥の誕生だ。ある意味官民の癒着構造の中で誕生したのが日本の財閥だ。

当然、財閥は政府べったりで、政府予算が付くものなら何でも食いついた。だから財閥は巨大化していった。予算が多い陸海軍省には当然財閥が群がった。こうして財閥は軍国主義化を後押ししていくことになる。
街の電気屋さんとしてスタートした松下幸之助の松下電気(現パナソニック)にしても財閥として大きくなる過程では陸海軍省との付き合いが大きくなっている。

GHQは軍国主義体制を解体して、日本を米国型の自由経済の国にしようとしていたわけだから、政府と癒着し、財閥以外の企業発展の邪魔になっていた財閥を解体したのは当然のことでしょう。

その財閥が解体されなかったらどうなっていたか?

後に日本と国交回復を成功させ、日本その他の支援の元で「漢江の奇跡」を演出した韓国の朴正煕大統領は、産業を興すのに日本の財閥をモデルにしていたことは有名だ。

日本と韓国では条件が異なるとはいえ、今の韓国に近い状態になっていた可能性は充分想定される。

韓国はサムソン、LG、現代などの10大財閥だけでGDPの3分の2を占め、主要大企業64グループではGDPの8割を超えているのだ。
そして政府と財閥は、当然ながら今でも密接に絡んでおり、政権が交代するたびに大統領と財閥トップが癒着を疑われて逮捕され監獄行きを繰り返している。

日本と韓国は規模も国民性も異なるので、全く同じにはならないだろう。
しかし、今の日本の状況に比べれば、韓国に近い状態になっていると思われる。
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巨大な資本を持つ財閥が存続したままなら、日本の再軍備、軍事大国化の危険がある。

財閥解体で、無名の経営者が大きく成長するチャンス拡大。実際に、ダイエー、ワコールなど、戦後に行商に近い形から一気に急成長した。
パナソニックとサンヨーのように、二つの会社に分断され、サンヨーはかなり厳しい競争を強いられた。
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