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飛行機が緊急効果すると、酸素マスクが下りるそうです。
高度が低くなると酸素が濃くなるので、酸素マスクは必要ない気がしますが、何故でしょうか?

A 回答 (6件)

地上の酸素濃度は約21%です。


それは、地上でも高高度でも関係ありません。
濃度は21%です。
しかし、高高度では空気密度が低いために、酸素量が減ります。

地上
100ある空気のうち、21個は酸素です。
高高度(例えばエベレストでは地上の半分)
50ある空気のうち、10.5個は酸素です。

酸素は半分に減りましたね。

人間は酸素濃度が低くなると「酸素欠乏症」にかかります。
約18%を下回ると、いろいろな障害が起きます。

息苦しい。頭が痛い。気を失う。機能障害が起きる。死亡する。などです。

それは、息を止め続けるのと「同じ」です。

機内の気圧が正常に保てなくなると、空気はあるが密度が足りない。
密度が足りないと、人間に必要な酸素量が足りない。となるからです。

さて、質問者さんは、何秒、息を止めることが出来ますか?
息を止め続ける間に、飛行機が高度を下げ、
機内の酸素濃度が21%に限りなく近づけばokです。
しかし、機能上出来ません。

だから、酸素マスクが下りてくる。と言う訳です
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エマージェンシーディセンドというのは、機体を10,000ft以下の高度に持っていくことで、10,000ft以下からのエマージェンシーディセンドはありえません。



10,000FT以上の高度の酸素濃度は意識を失いかねないか、失うものです。そして、それが継続すれば障碍として残りかねません。
運行乗務員や客室乗務員が酸欠で意識喪失を起こすと業務が継続できなくなります。つまり、運転できなくなり、保安業務ができなくなります。乗客の安全維持も必要なので、酸素を発生させる装置が降りてきます。

ちなみにFL300以上での急減圧が起こると、数秒以内に意識を失います。お子さんにマスクをつけるよりも先に自分に装着してください。その方が両方マスクを装着できる確率が高いです。
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旅客機が巡行している場合を考えます。



ジェット機の場合で2~3万フィートぐらいが良く使われる巡航高度です。

飛行機が降下する場合、普通は1分間に1000~3000フィートの割合で降下します。
緊急降下とはそれ以上の割合で降下することです。

飛行機が降下する場合、スピードも増しますから、飛行機の構造体にかかる向かい風のようなものからの力が増加するので、むやみに降下率を上げることはできません。

その時のひとつの目安は毎分1万フィートを限度にするということです。

急降下するのは、乗客が自然な呼吸ができる大気の空気密度となる3000~5000フィートあたりまでです。

つまり、約2万フィートだけ降下しなければならない勘定になります。

それには毎分1万フィートと言う最高の降下率で降下しても2分はかかります。

大きな旅客機は急いで急降下しようとしても、異常に気付いてパイロットが急降下の判断をし、操縦桿を押し込んで頭下げの降下姿勢にしようとしても、それが毎分1万フィートの降下率になるまでには1~2分はかかるでしょう。

つまり、機内に急減圧の問題が起きても、それに対応して気圧の高い大気の高度に行くまでには最低でも3~4分はかかるのは仕方がないものです。

仮に降下の理由が客室の与圧ができずに最悪外気と同じになったとすると、そこの気圧はわずか0.5気圧以下ですから、急いで酸素を吸わせてあげないと皆瞬間的に失神し、そのままあの世行きになってしまいます。

突然言われて3~4分間息を止めていられる人が何人いると思いますか?

突然言われたなら、肺活量の多い水泳のオリンピック選手でさえせいぜい30秒も持てばいい方でしょう。
もしかするとそれさえもできないかもしれません。

3~4分なんて無理なんです。

だからサッとマスクが下りてきて、それをすぐに付けろと言うのです。

子どもなどの世話をしないと対応ができない客の場合、自分で自分の世話ができる人はまず自分のマスクをつけろというのもそのためです。

ことばは悪いですが、モタモタしていて両方があの世に行くぐらいならせめて一人でも助けた方が良いだろうという、トリアージュの考え方です。
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低空なら マスクはおりません。

 高度が高くて酸素が十分じゃないときに急な減圧を感知して出ます。 その後、緊急降下して1000mくらいになると「マスクを外してもいい」とアナウンスが出ます。
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緊急降下すると酸素マスクが下りるのではなく、高度3,000m以上を飛行中に機内が緊急降下を必要とする状態になると・・・つまりは地上に近い状態に保たれていた気圧と酸素濃度が急激に落ち、そのままでは生存が難しい状況になるリスクが生じると下りるものです。



参考まで。
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>高度が低くなると酸素が濃くなる


それは外ですね。機内は薄くなります。
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