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地理Bと地理総合、地理探求の違いは何ですか?

A 回答 (3件)

学習指導要領は約10年ごとに改定されています。


今回は教科名も変わっているので、年代フィルターにもなります。

ざっくり言えば
 平成20年告示 → 平成30年告示
  地理A   →  地理総合
  地理B   →  地理探究
ですが、
歴史科目との関連を含めて、内容はいろいろ違いがあります。

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●旧・学習指導要領 
 告示 平成20(2008)年3月
 実施 平成25(2013)年度から学年進行で実施

教科:地理歴史
科目     標準単位数
・世界史A  2単位 ─┬─ いずれか1科目必修
・世界史B  4単位 ─┘
・日本史A  2単位 ─┬─ いずれか1科目必修
・日本史B  4単位 ─┤
・地理A   2単位 ─┤
・地理B   4単位 ─┘


各科目の目標

〔地理A〕
現代世界の地理的な諸課題を地域性や歴史的背景,日常生活との関連を踏まえて考察し,現代世界の地理的認識を養うとともに,地理的な見方や考え方を培い,国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。

〔地理B〕
現代世界の地理的事象を系統地理的に,現代世界の諸地域を歴史的背景を踏まえて地誌的に考察し,現代世界の地理的認識を養うとともに,地理的な見方や考え方を培い,国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。

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●現・高等学校学習指導要領
 告示 平成30(2018)年3月
 実施 令和4(2022)年度から学年進行で実施

教科:地理歴史
科目      標準単位数
・地理総合   2単位 ── 必修  
・地理探究   3単位 ── 選択
・歴史総合   2単位 ── 必修
・日本史探究  3単位 ── 選択
・世界史探究  3単位 ── 選択


各科目のポイント

〔地理総合〕
ア「社会的事象の地理的な見方・考え方」に基づく学習活動の充実
イ「主題」や「問い」を中心に構成する学習の展開
ウ 地図や地理情報システムを活用して育む汎用的で実践的な地理的技能
エ グローバルな視座から求められる自他の文化の尊重と国際協力
オ 我が国をはじめとする世界や生徒の生活圏における自然災害と防災
カ 持続可能な地域づくりのための地域調査と地域展望

〔地理探究〕
ア「社会的事象の地理的な見方・考え方」に基づく学習活動の充実
イ「主題」や「問い」を中心に構成する学習の展開
ウ 大項目Cの前提としての系統地理的考察と地誌的考察
エ「現代世界の系統地理的考察」における「交通・通信,観光」の項目化
オ「現代世界におけるこれからの日本の国土像」を問う探究項目の充実


各科目の目標

〔地理総合〕
 社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 地理に関わる諸事象に関して,世界の生活文化の多様性や,防災,地域や地球的課題への取組などを理解するとともに,地図や地理情報システムなどを用いて,調査や諸資料から地理に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
(2) 地理に関わる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,位置や分布,場所,人間と自然環境との相互依存関係,空間的相互依存作用,地域などに着目して,概念などを活用して多面的・多角的に考察したり,地理的な課題の解決に向けて構想したりする力や,考察,構想したことを効果的に説明したり,それらを基に議論したりする力を養う。
(3) 地理に関わる諸事象について,よりよい社会の実現を視野にそこで見られる課題を主体的に追究,解決しようとする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される日本国民としての自覚,我が国の国土に対する愛情,世界の諸地域の多様な生活文化を尊重しようとすることの大切さについての自覚などを深める。

〔地理探究〕
 社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 地理に関わる諸事象に関して,世界の空間的な諸事象の規則性,傾向性や,世界の諸地域の地域的特色や課題などを理解するとともに,地図や地理情報システムなどを用いて,調査や諸資料から地理に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
(2) 地理に関わる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,位置や分布,場所,人間と自然環境との相互依存関係,空間的相互依存作用,地域などに着目して,系統地理的,地誌的に,概念などを活用して多面的・多角的に考察したり,地理的な課題の解決に向けて構想したりする力や,考察,構想したことを効果的に説明したり,それらを基に議論したりする力を養う。
(3) 地理に関わる諸事象について,よりよい社会の実現を視野にそこで見られる課題を主体的に探究しようとする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される日本国民としての自覚,我が国の国土に対する愛情,世界の諸地域の多様な生活文化を尊重しようとすることの大切さについての自覚などを深める。
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「教科の名前、呼び方」ですから、どのような中身なのかは正確には分かりません。


詳しくは、文部科学省の「学習指導要領・地理歴史」を参照して、どれに対応するのかを調べてください。
(下記のp-81~)

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/educatio …

「高校地理」は大きく「地理A」と「地理B」に分かれます。(どちらか一方を選択)
想像でいえば
「地理A」は基本・基礎的な内容で、主に「日常生活と地理の関係」を中心に学ぶ。(2単位)
「地理B」はより広範囲に深く現代世界と日本の地理的な課題を探求・考察することを目指す。(4単位)

「地理A」では「現代世界の特色と諸課題の地理的考察」と「生活圏の諸課題の地理的考察」を2つの柱にしているので、あなたの学校ではそれを
「現代世界の特色と諸課題の地理的考察」→「地理総合」
「生活圏の諸課題の地理的考察」→「地理探求」
という科目名にしているのでないでしょうか。

詳しく知りたければ、先生に聞くのが一番近道で正確です。
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