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私は現在大学4年生で、地理学のゼミに所属しています。

卒論は地元の商店街をテーマに書こうと決めていたのですが、
いざ研究をはじめると、いまいち興味がわかず、一向に進みません。
どうせやるなら自分が興味を持てるテーマでやりたいと思い、
思い切ってテーマを変更しようかと思っています。

そこで浮かんだのがピクトグラムです。

しかし、地理学という分野にあてはまるのか???という疑問があります。

今、ほとんど知識がない状態で考えているのは、
・海外のピクトグラムと比較し、その背景にある文化的差異を探る・・・?
・図書館、病院、空港などの公共施設のピクトグラムを、ユニバーサルデザインという観点から調査する・・・?
(具体的にどう調査すれば良いのかわかりませんが・・・)
・さまざまな年齢、国籍の人からピクトグラムの理解度についてのアンケート調査を行う・・・?

・・・いまいち、きちんと地理学として成立していると思えるような内容が浮かびませんし、論文として成り立つのかも不安です。
(研究を始めていない段階で分かるはずもないとは思いますが・・・)



ピクトグラムを題材に、地理学の分野で論文を書くことは可能でしょうか。

A 回答 (2件)

ピクトグラムは、「ユニバーサルデザイン」という意味でも、地理的な違いを


克服するよう志向されています。たとえば日本では交通標識が1960年の
改定で、当時欧米で施行されていたものに変えられました。
そういう中でも、たとえば「鹿に注意」の「鹿」が地方の動物によって変っている
とかのローカルな例はあるのですが、ちょっと論文には無理でしょう。

非常口をあらわす、「人が走っている図案」も、国際的な使用を目的に
創案されたもので、現にそうなっています。

トイレの男女を表す記号の違い、などもあり、男子がズボン、女子がスカート
というステロタイプがどうか。。。ですが、地理学にはちょっとと思います。


ところで、カルトグラムという、ピクトグラムを多用した地図のことは
ご存知ですか。特にそういう名付けはしていなくても、たとえば、
各国を比較する地図で、人口を百万人ごとに「人の形」で、
穀物を百万トンごとに「稲穂」で表す、といったものです。
もしピクトグラムに興味があるのでしたら、地理的な成果の発表に
活用されてはいかがでしょうか。
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お便り拝見しました。


私も20年前は自称・地理学徒として 笑 地域研究をしていましたので,興味もあって,回答させてもらうことにしました。

さて,もーいさんの論文テーマですが,ピクとグラムですかあ・・・それは行くつくところコミュニケーション論になりそうですね。
地理は,雑駁な言い方で申し訳ありませんが,ある空間内の事象がどのように特徴的なものとして形成されていくのか,このことを検証可能な形で取り扱い記述していく学問であるわけですよね。その事象が産業の立地に関するものであると経済地理学,あるいは立地論。人の時間・空間・文化・社会的な生活のあり方に関するものなら(広義に)人文地理学で,さらにかなりのスパンの時間軸によりそれを検証を可能にしていくなら歴史地理学といったりする人もいますすよね。分類すれば他にもたくさんあります。私が何がいいたいのかというと,もーいさんのはどのテーマに分類されるのでしょうか?

私は,自分の卒論が中学生程度の自由研究であったと今更ながら自戒しています。泣 結局,ゼミの教授が言っている真の意味がわからなかったんですよね。私は統計学的という検証方法にこだわっていました。しかしそもそも実力がないわけですから,せいぜい相関関係をグラフにすることくらいに終わってしまいました。
でも今ならわかるんですよね~。教授が言わんとしていたことが。
それは,自然地理学ではなく人文地理学に迫ろうとするならば,人間を主役にしないといけない!と。

例えば,もーいさんが商店街に興味があるというならば,「商店街を守る人たちの時間地理学的考察」と題して,シャッター通りになっていない(けれども現実は商店主はそれと戦っているわけですよね)商店街を取り上げ,そこで働く人たちの行動を時間的に検証してみる。よりわかりやすく言えば,働く人たちの一週間の行動をつぶさに追うということですね。そこには良い商品を仕入れるための戦略や商習慣があるかもしれない。家族(夫婦)経営による商店には夫と妻が互いに商売を補完しあうような時間的・空間的な関係が構築されているのかもしれない。商店街組合という場で様々な情報を得ることが商売の戦略や方法を変える糸口になっているかもしれない。商店街の治安維持・安全衛生にも役割を果たしているかもしれない。銀行との関係を重視しているかもしれない。そして,もしかすると商店街を守る人たちは,「近代的な商いとこれまでの商習慣双方を取捨選択しながら生活している」「公共への奉仕の側面がより重視され生活に影響してきた」といったような仮説ー検証ができるかもしれませんよね。

どうでしょうか。そのためにはアンケートや数字を集めることに躍起になるのではなく,例えば実際2週間あるいは1か月商店に朝から晩まで通いつめ,そこで働く人の言葉や行動をつぶさにとらえていく。時間ごとに何をしたか表に落としていく。そこである疑問や特徴的な事象が出てきたらもうけものですね。それを深めるためにインタビュー形式で事の真相を探っていける。
このような対人研究の方法が,私は大学生がしてほしいと思う人文地理だと考えます。それは将来の財産にもなります。
もちろん基礎研究は必須です。商店街の歴史的成り立ちや販売額・利益等の推移(ただ数字は答えたくない人がほとんどなので注意)などですね。

ちょっと私見めいてはいますが,もーいさんの健闘を祈るという意味ですのでご勘弁ください。
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