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大使館(の敷地建物内)というのは、事実上、外国扱いであり、治外法権となります。
これについて、友人が
「えっ! そうなの! 知らなかった!
と言っていました。

私が、「いや、こんなの社会常識だよ。大使館はその国と相手国の国交を守るために、現地の警察が警備をしなければならないんだ。
 だから、旧ソ連(現ロシア)大使館とか、中国大使館や、北朝鮮の事実上の大使館である朝鮮総連ビルには日本の警察が警備してるだろ?
 大使館にもしものことがあったら、それは日本国がその国を武力で攻撃したのと同義になるんだ。
だからそんな事態にならないように、相手国の大使館に対して、変な輩が手出しをしないように日本の警察が警備するんだ。これは外国の日本大使館も同じで、現地の警察が守ってくれてるんだ」
というと、その友人は
「へー、そうなんだ、日本と旧ソ連(現ロシア)や北朝鮮とはあまり仲が良くないから、右翼の車両がロシア大使館や朝鮮総連ビルに向かっていくのを、なぜ日本の警察が厳重に警備してるのだろうか? 
って思ってた。
 右翼が攻撃したいなら、やりたいようにヤラセりゃいいじゃん、何で日本の警察がロシアや北朝鮮の大使館を守らなきゃいけないのかなー、って不思議に思ってた」
ととんでもないことを言い出しました。

そして
「でもさあ、それって何年生で習うの?
 そんなことを知ってるのは、日常的な行動範囲に各国の大使館がある、東京23区のそれも中心地に居住している人だけじゃないの? 他の日本人はそんなこと知らないよ」
というので私は
「いや、何年生で習うとか習わないとかじゃなくて、こんなことは社会常識の範囲だよ」
と答えました

問われて思い返しますと、私もこのことを特段、学校の授業で習った覚えがありません。(忘れているだけかもしれませんが)

大使館の機能、役割や、大使館が治外法権であり、現地警察が警備する、ということは、
何年生の何の授業で習う事柄でしょうか?

文部省の指導要領に詳しい方、お願いします。

A 回答 (5件)

中・高の社会科の教員免許がありますが、特段教科書や学校では、扱わないですね。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
学校では教えてくれないことなんですね。

お礼日時:2024/04/09 11:57

>アメリカならやりそうなことですね。



というより普通は政変があっても、直近反政府側であった側でも外交特権は保証するんですよ。従前の体制が結んだ国際条約は例え不平等であっても新政権は踏襲するもんです。そうでないと国家承認が得られない。

アヘン戦争で負けた清は香港を割譲したけど、清にとってかわった中華民国は「阿片を売りつけるための戦争で結んだ条約は、不道徳だから無効アルヨ」とはしなかった。中華民国にとってかわった中華人民共和国もそう。香港を取り返すなら、戦争で奪うか交渉で奪うか。中華人民共和国は交渉で取り返した。そのときに英国と結んだ約束は破っているのは問題だけど。

ベトナムでの例でいえば、北ベトナムはアメリカ大使館やアメリカ軍に退去猶予時間を与えた。規模が大きすぎたので与えられた猶予期間は十分じゃなかったにせよ、まぁ、正統。でも、南ベトナムにいたベトコンはそうじゃない。大使館に攻め入って戦うつもりでいた。アメリカはそういうことも察知していたから、自衛のために武器を運び込んでいた。

似た例でいえば、アフガニスタンのターリバンもそう。ターリバン以外で撤退直前のアメリカ大使館やアメリカ軍を攻撃しかねないのはISぐらいだったけど、あの時点ではターリバンはISを抑えて統治できていたから、そこまでは至らなかった。

別の意味で似た例は、イランのイスラム革命直後のアメリカ大使館。ホメイニ師が絶対権力者と化していたけど、原理主義者の宗教面を表に出した暴走は暗に陽に黙認していた。結果、アメリカ大使館占拠事件。こういう状態だから、宗教国家イランは国際的な信用信頼がない。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2024/04/16 09:55

在外公館という土地だけでなく、外交官が運転する外交官ナンバーが付いた車両の中も治外法権ですし、外交官も不逮捕が保証されています。



とはいえ、追い出すことはできるのですよ。ペルソナ・ノン・グラータ指定をして退去させることは可能ですし、外交官ナンバーが付いた車両でも取り囲んで移動できないようにすることはできます。

また、ロシアや朝鮮総連、中国等の場合、指示役の階級が上のスパイとか工作員は、何故か外交官ではなく、大使館付きの庭師とかの身分で来ることが多いので、大使館外での不逮捕特権を最初から自主的に放棄していたりします。
所轄の警備警察も外交官の監視で手一杯なので、隙を突いている積もりなのかもしれませんね。警備局外事課も雇い入れ民間人を動員しても、やはり人手不足ですし。

というわけで治外法権を盾に犯罪やりたい放題っていう事例は少ないです。インド領事館の受付だったか門番だったかが、査証を申請にきた女性を強姦していたぐらいの例しか思いつかないです。スパイなんかはペルソナ・ノン・グラータで追い出したり、出頭要請をかけて「お前、バレバレなんだよ」と無言の圧をかけて、急に出国、二度と戻ってこないという例は結構あります。

駐在国の国情が急に変わることに備えて、大使館や領事館には国によっては、小銃や対戦車ロケット砲程度ですが、武器を備えていることもあります。南ベトナムが陥落直前、アメリカ大使館はこれらで自衛していました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ああ、そうなんですか、じゃあ、大使館内のカジノがあるとか大使館が阿片窟になってる、ってのはってのは都市伝説なんですね、よかった。

>駐在国の国情が急に変わることに備えて、大使館や領事館には国によっては、小銃や対戦車ロケット砲程度ですが、武器を備えていることもあります。南ベトナムが陥落直前、アメリカ大使館はこれらで自衛していました。

アメリカならやりそうなことですね。
あと、どこかの暴力団事務所もそんな武器もってましたねえ。
もしかしたらどこかの国の大使館を兼ねていたんでしょうか?

お礼日時:2024/04/11 21:55

治外法権の話ですと、授業で日米修好通商条約の領事裁判権の話をするときに、先生が話を脱線させてウィーン条約についても触れるパターンが多いのではないかと。

そうであれば、高校日本史Bですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

高校日本史Bの授業で脱線しないと教えてくれないとは・・・

結局、学校で教えることではないのかもしれませんね。

まあ、学校で
「日本国内にある外国の大使館は治外法権だから、大使館内では日本の法律で禁じられている賭博行為や薬物を使用しても、日本の法律で取り締まることは出来ないし、日本警察も中に踏み込むことは出来ないんだぞ。
 あと、大使館員が日本の法律に触れても大使館に逃げ込めば日本警察は手だしできないし、そのうちに国外に逃げちゃうこともできるんだぞ」
なんてことを生徒に教えても害にこそなりますが、何にもいいことはないですね。
教えない方が良いかもね。

お礼日時:2024/04/11 21:09

学大学は理系なので全く習ったことありません。

政治、経済、法律は社会に出てから新聞見ながらそうなっているんだと勉強しました。今ならネットで調べるのはたやすいですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
学校では教えてくれないことなんですね。

お礼日時:2024/04/09 11:57

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