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アメリカにとって、日本国内に国連軍基地が存在することは、死活問題なんですか?

A 回答 (5件)

昔は死活問題でした。



ロシアがソ連だった頃、ウクライナやポーランドは東側陣営で東ドイツにはソ連軍が駐留していましたので、ドイツは東西冷戦の最前線であり、だからこそNATO軍がありアメリカ軍も西ドイツに駐留していたわけです。

地球は丸いので、ソ連は東側でもアメリカと対決していて、その最前線は38度線を挟んだ朝鮮半島にありました。

しかしドイツと違って、朝鮮半島は狭いし、ソ連だけでなく中国も国境を接していたため、朝鮮半島の後ろにNATOと同様の軍事力を置く必要があったのです。

しかし、朝鮮半島よりも東側は日本列島と台湾それにフィリピンぐらいしか大きな土地はありません。だから朝鮮半島に一番近い日本列島に在日米軍と事実上の国連軍(米軍を指揮する国連軍後方司令部)を置いたのです。

これが太平洋側の西側の最大勢力で、在日米軍と在韓米軍、それに在フィリピン米軍だけが生命線でした。

冷戦構造が終わると、米軍はフィリピンから撤退します。激しい米軍撤退デモが起き、フィリピン政府も米軍に退去を求めたため、フィリピンから米軍は完全撤退しました。(最近は南シナ海で中国の覇権行動が目立つので、フィリピンとアメリカの軍事同盟強化が行われています)

同様に韓国も米軍撤退への要望が多かったので、徐々に米軍が撤退しています。特にCamp Red Cloudは38度線とソウル市の間にある在韓米軍キャンプだったのに、これを撤退したのは、ソウル市防衛にとって大きなマイナスです。

これらの動きに対して、在日米軍の撤退は非常に小規模でいわば「韓国に米軍を駐留できないので、半島有事の際は日本から出動する」という前提になっています。

在日米軍基地には、食料や弾薬などの在庫も豊富にあるので、今日本にある国連軍施設(ほとんどが在日米軍施設)を撤退するのは、アメリカにとって好ましいものではありません。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2024/05/18 23:00

国連軍は朝鮮戦争に対峙するためのものだから、韓国にとっては死活問題(見放されたと感じるとかのレベル)かもしれないけど、日本にとってもアメリカにとってもどーってことはない。

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日本国内には1950年6月25日に朝鮮戦争が勃発した際に「武力攻撃を撃退し、かつ、この地域における国際の平和と安全を回復する」目的で創立された国連軍基地が7か所に存在します。

 これらの国連軍基地は在日米軍基地と兼ねており、横田基地(東京都)、嘉手納基地、普天間基地、ホワイトビーチ地区(以上、沖縄県)、横須賀基地、キャンプ座間(以上、神奈川県)、佐世保基地(長崎県)にあります。 国連軍基地と言っても、最初から米軍がほとんどすべて仕切っており、日本国内に国連軍基地があろうがあるまいが、米軍にとっては大した問題ではありません。

大体日本語の使い方がおかしく、「死活問題」とは、生きるか死ぬかの瀬戸際であることを表現した言葉です。 日本国内の国連軍基地の存在が、アメリカにとって、生きるか死ぬかの瀬戸際の問題であるはずがありません。
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日本国内に国連軍基地は存在しません。

存在するのは在日米軍基地であって、朝鮮戦争の朝鮮国連軍は、在日米軍基地を使用する事ができます。

日本は、中国やロシア、北朝鮮といった仮想敵国から近い距離にあり、また台湾や韓国のような防衛対象からも近く、そしてフィリピン等の近隣米軍基地との連携も取りやすいという地政学的条件が良好なので、在日米軍基地は米軍にとって非常に重要です。
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日本にとって死活問題です。




国連軍とはロシアや中国も入る。
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