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メンデルスゾーンの無言歌85ー1ですが、3小節目はどのように弾くのでしょうか?写真のようにありえないリズムになってます。また写真はありませんが、9小節目も同じです。この辺どのように解釈したらいいんでしょうかメンデルスゾーンは他の曲でもこのような書き方がよくあります。

「メンデルスゾーンの無言歌85ー1ですが、」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • 写真は、ドビュッシー バラードの1部ですが、1拍目の?が書いてあるところ、ここはポリリズムか合わせるのか どちらでしょうか。個人的には合わせるのが正解だと思ってます。

    「メンデルスゾーンの無言歌85ー1ですが、」の補足画像1
      補足日時:2024/08/19 07:45

A 回答 (5件)

メンデルスゾーンに限らず、こういう楽譜の書き方はピアノ曲にはよくあります。

楽譜の書式は、各時代の慣習や個々の楽器特有の記譜法などいろいろあり、各種音符の長さなど、楽典で定義されていることは必ずしも常に適用できるわけではありません。特にピアノ曲の楽譜における連桁は、必ずしも音価を示すためだけのものではなく、声部の流れがどこにあるかを示す目印としての使い方があります。

右手と左手が異なるリズムで交錯し、ところどころで同じ音で交わるとき、どちらか一方の手で弾く音のタイミングに合わせなければならないケースがあります。この場合、3小節目最後のFの音は、右手は16分音符、左手は3連符で、そのリズムだけを見ればFのタイミングは異なるはず、と考えられたのだと思います。しかし、もしその通りのリズムで弾くと、右手でFを弾いた直後に左手でもう一度Fを打鍵しなければならなくなり、それでは弾きにくいうえに、右手のC→A→G→F→Eという旋律線を阻害するので、現実的でないということはすぐにわかると思います。メンデルスゾーンはFの音符の玉を一つしか書いておらず、右手と左手の声部の符尾がその音符を共有しているということは、Fは1回しか弾かないことを意味します。もし16分音符と3連符でFを2回打鍵してほしければ、Fの音符を2つずらして書く必要があります。9小節目のHも同じ意味です。両手の声部が同じ音を共有し、音符の玉が1つしか書かれていなかったら、その音は1回しか打鍵されないということを覚えておいてください。

では具体的にどういうタイミングで弾くかというと、3小節目のFと9小節目のHに関しては、右手の旋律の流れを優先し、16分音符のタイミングにできるだけ近づけます。この場合、左手の3連符をやや抑えめの音量で弾けば、3連符の最後の2つの音の間が通常より短くなっていることはほとんど気づかれません。前後の各音符の長さを微妙に変えて、不自然に聞こえないような調整もできます。つまり演奏上のトリックが必要で、単純にどちらか一方の音価に合わせて弾くということではないのです。微妙なテンポやリズムの揺れ動きをすべて楽譜に書き表すことはできません。

おなじ楽曲内で同じ楽譜の書き方をしていても、演奏法は場所によって微妙に変わります。例えば4小節目の右手のFの16分音符ですが、通常の「付点8分音符+16分音符」のタイミングで弾くとそこで音楽が止まったようになってしまうため、左手の3連符の16分音符のタイミングに合わせた方がよいです(既出のバレンボイムの演奏でもそうなっています)。8小節目に関しては、右手が2音を同時に弾く2か所の16分音符は、打鍵のタイミングは3連符に近くても、ごくわずかにテヌートをかけて引き延ばせば、旋律の流れは通常の16分音符のようにゆったり聞こえます。場所によって異なる処理をしつつも、全体の流れが自然になるような工夫が必要です。優れたピアニストの演奏を参考にしてください。

『二重唱』(作品38-6)の26小節目のAs、27小節目のBも1度だけしか打鍵しません。その場合、旋律線に当たる26小節目のG―Asと27小節目のAs-Bの2音の比率は、演奏のテンポやピアニストによって解釈が分かれます。バレンボイムは早めのテンポで、3連符の動きに合わせて2:1の比率で弾いています。



私個人は、ほかの個所に合わせて1:1の比率に近づけて弾く方が好きで、アンドラーシュ・シフやアリシア・デ・ラローチャがそういう弾き方をしています。

https://www.youtube.com/watch?v=BqkWF-yaL_0

https://www.youtube.com/watch?v=rCUC8sqTowg

ロベルト・プロッセダというピアニストは、26小節目は1:1に近く、27小節目は2:1の比率で、あえて変化をつけています。そういう考え方もあるでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=kv5Eg6PMRCo
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。随所にピアノを実際に弾いている方のコメントだとわかる表現があります。私も言われること同感です。この問題は、作曲家がどのような意図で表記したかを類推するしかないと思います(本人に聞けないので..)。また、楽典上の知識より音楽的な観点から類推することが大切だと思っています。
付点8分音符+16分のリズムに関しては、6連音符に合わせています。こうした例は、バッハでも随所にあります。バッハ作曲「マタイ受難曲」の再演に貢献したのがメンデルスゾーンですので、当然影響は受けていたと思います。

お礼日時:2024/08/19 06:51

追加のドビュッシーの件ですが、その個所の両手の16分音符を同時のタイミングにそろえる必要はありません。

むしろ、誤りと言ってもよいと思います。質問者さんは、リズムの縦はそろえなければいけないと思い込み過ぎているような気がします。

バッハの名前が挙がっていますが、具体的に何の曲かがわからないので、それに関してはコメントできません。ただ、バッハの時代の記譜法は現代ほど厳密ではなく、時代特有の記譜の慣習というものもあります。縦のリズムを統一させるべきかどうかは常にケースバイケースです。また、メンデルスゾーンがバッハの影響を受けていたのではというのも考え過ぎで、音楽的にはともかく、1世紀前の古い記譜法に戻せるわけではありません。記譜法自体はどんどん刷新、合理化、明確化されていきます。メンデルスゾーンはあくまでも自分の時代の記譜法に従っているので、無言歌でのような記譜法は、ロマン派時代以降のピアノ曲でよく使われるものです。探せば、シューマン、ショパン、リストなどにいくらでも類似の記譜はあると思います。シューマンの『ノヴェレッテ』とリストのソナタの例を添付します。

ドビュッシーの話に戻ると、その個所で弾かれる旋律は、その8小節前の第46小節から4回繰り返されています。46~49小節の左手の付点のリズムの16分音符を右手の3連符のタイミングとそろえて弾くのは誤りで、50~53小節目の右手の付点のリズムに関しても、左手の6連符にそろえて弾いてはいけません。54小節目以降は、右手で符尾が上向きになっている旋律の声部と左手の上声が並行しているのでそろえたいと考えるのかもしれませんが、そうしてしまうと、そこだけ旋律のリズムの性格が完全に変わってしまいます。ピアノ曲で、元の旋律とその変奏形が同時に組み合わされてリズムがずれる形もごく普通に見られることで、むしろその「ずれ」も表現の一部です。ここは左手に本来のリズムを残しておく方がよいです。一応YouTubeで複数のピアニストの録音は確認しましたが、そろえている人はいません。演奏速度が速いと同時のように聞こえるかもしれませんが、注意して聞けば、左手は通常の「付点8分音符+16分音符」のリズムで弾いていて、右手とはずれているのがわかるはずです。

ジャン=エフラム・バヴーゼ

パスカル・ロジェ
https://www.youtube.com/watch?v=caYBRFjeR1w
「メンデルスゾーンの無言歌85ー1ですが、」の回答画像5
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楽譜は、数学の理論書とは違って、「作曲家がこのように弾いてほしい」をいうことを記した「記号」です。


現代曲には、「五線譜に音符」で書かれたものではなく、「図形、シンボル」や「塗りつぶし」などで書かれたものもあります。
つまり、演奏家は、そこの書かれたものからどのような「作曲家の要請」を読み取るか、という作業が必要なのです。それを「解釈」などと呼ぶようです。

お示しの楽譜では、「上声部は1拍を4分割」「下声部は1拍を6分割」して、「最後の音は同じに」ということを示しています。
「分割」を「均等割り」と考えれば、最後の音のタイミングは一致しません。
最後の音を一致させようとすれば、「4分割」と「6分割」のしかたを微妙に「不均一」にするしかありません。
「9小節目」も同じことです。
(それが、ある意味で「ロマン派」の音楽の「心の揺れ動き」でもあります)

やり方としては、
(a)「右手」の「4分割」を優先して「左手の6個めは弾かない」
(b)「左手」の「6分割」を優先して「右手の4個めのタイミングをずらす」
のどちらかですが、(a) のやり方をするピアニストが多いのではないでしょうか。「右手が旋律(主)、左手がアルペジオでの伴奏(従)」と考えて。
いずれの場合にも、「同じ音」なので「右手の4個めと左手の6個めを2回弾く」のではなく、「どちらか一方だけを弾く」ということになります。
(少なくとも「2回弾くな」という意味の楽譜の記載になっていると思います)

下記のバレンボイムの演奏も、上記の (a) で演奏しているように聞こえます。右手の旋律の流れがスムーズです。


それに対して、「8小節目」は、1拍目も2拍目も、上声部の「(16分音符での)4個め」と下声部の「6個め」が異なる音でずれて記されています。ここは「ほぼ均等割り」でずらして弾くことを要請しているのでしょう。

音楽の演奏とは、「作曲家の意図」や「音楽で表現しようとしていること」を「解釈」するところから始まると考えてみてはどうでしょうか。
機械的に「コンピューターで自動再生する」ような演奏ではなく。


無言歌集Op.38-6「Duetto」の26、27小節目も同じことです。6/8拍子の8分音符を「2分割」した音符と「3分割」した音符であり、右手の「2分割」の方をリズム通りに弾いて、左手の「3分割」の方は「同じ音」なので弾かないということかと思います。
それに対して、25小節目や29小節目の「2分割」と「3分割」とは楽譜通りずらして弾くことになります。
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この回答へのお礼

G-20さんと同じようにご見識のあるコメントありがとうございます。ご意見拝聴しました。ほかにアルペジオの疑問もありますので別件で質問upします。宜しければご意見拝聴できましたら幸いです。

お礼日時:2024/08/19 07:50

1拍目は四分音符と六連符で、2泊目は16分音符と六連符のポリリズムです。



六連符を「3」と書く理由はわかりません(次の小節で「3」を2つ書いてるのは正しい)し、厳密には最後のFはリズム的に重なりませんが、言いたいことはシンプルですしまぁわかるかと思います。
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この回答へのお礼

ポリリズムの件、ほかにも多々あるので了解しています。しかし、楽譜を見るとfの音が分けて書いてありません。上の声部と下の声部が分けて書いてあれば、普通にポリリズムと解釈できます。どの版もこのようにかいてありますので、原本もそうだと思います。
また、お手持ちの楽譜で9小節目の右手最後の音(h)を見てください。ここがポリリズムだとするとhの音が2回鳴ってしまいます。このように演奏しているピアニストは確認した限りいません。
また別件ですが、無言歌デュエット(38-6)で26小節目を見てください。6/8の3拍目が三連音符と16音符が混在していますが、ここもポリリズムだとするとasの音が2回なってしまいます。
どのように解釈したらよいのでしょうか?

お礼日時:2024/08/18 09:19

上段は四分音符と16分音符


下段は1拍6連。
普通ですよ。
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この回答へのお礼

ありがとう

お礼日時:2024/08/18 09:08

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