あなたの習慣について教えてください!!

自衛隊と軍隊の違いはあるんですか?
自衛隊が日本共和国軍と名乗らないのはなぜ?
アメリカ軍とかの軍隊はこれができるけど自衛隊はこれができないとかあるんですか?

A 回答 (5件)

この問題を考えるときに「国内法」と「国際法」をごちゃ混ぜにしている人がいるので、まず「日本国内での自衛隊の位置づけと、国際的な位置づけは異なる」という点を踏まえていただきたいと思います。



・国内法において
 「軍隊」というのは、原則的に「自国の施政権の勢力から出て、他国または国家の所属が決まっていない場所で主体的に活動する組織」です。これは国際法でも同じです。

「自国の施政権の勢力の外」というのは《他の国で活動する時、自国の法律を適用する》という意味で、それが無ければ「軍隊」とは言えません。
 そのため、一般的に軍隊を規制する法律は ネガティブリスト式とされ《原則規制が無く、規制するものだけをリスト化しそれ以外は何をやってもいい》という内容になっています。

要するに軍隊では「人を殺してはいけない場合」として「民間人であること・戦場でない場所で攻撃を受けてないこと」などと決め、それ以外は「常に発砲してもいい」としているので、想定ができない場所でも臨機応変に対応できるわけです(もちろん交戦規定とか国際法の遵守などもあります)

自衛隊法はポジティブリスト式で「〇〇の時、××してよい」という形になっています。よく批判されるのが「知事が災害救助要請しないと出動できない」というやつで、あれも「要請があれば出動できる」と法律に書いてあるからです。

世界の常識として「ポジティブリスト式」の軍隊なんて存在しませんので、自衛隊は「軍隊とは言えない」わけです。

また日本の自衛隊は「軍事司法制度」を持ちません。いわゆる軍法会議(軍事裁判)のことです。国家の施政権が及ばない地域では、当然にその国家の法律は適用できないわけですが、一般的な軍隊は自国の施政権の延長として「軍法会議」を運用し、現地での法律違反を自国法に基づいて裁くことができます。

しかし日本の自衛隊は軍法会議はないので、他国の軍隊と同じではありません。
 これはたとえば「PKO活動で他国の道路を移動しているとき、襲われて応戦し相手を全員殺したが、単なる強盗だった」というような場合、他国なら「交戦規定に則っていれば無罪」なのですが、日本は自国施政権を現地で主張できない場合があると現地の法律で自衛隊員が裁かれることになります。

なので、自衛隊が派遣されるPKO相手国とは必ず地位協定を結んで「自衛隊の活動中は日本の法律を適用する」とわざわざ確認しています。アフガニスタンのように、政権が崩壊した後、邦人救出するような場合に問題が起きると日本は国際的に孤立しかねないので、とても軍隊と呼べる状態ではありません。

・国際関係において
 世界一般の軍隊はネガティブリスト式なので「やったことが正しいかどうか?」のために軍法会議が存在するわけですが、自衛隊は軍法会議を持っていません。

そのため上記に書いたようにPKOなどで派遣される場合、派遣先国家と地位協定を結ばないと活動できないのです。
 
そのため「受け入れ先国家が無い」と地位協定が結べないので、自衛隊員の安全を保障できませんから、海外に出すことはできません。これはとても軍隊とは呼べません。

またこれだと政情が不安定なPKFに自衛隊を出して「何かあったら自分の身を自分で守れ」ともいえません。この辺りは自衛隊法がポジティブリスト式で「想定外が起きたら、その時点で自衛隊員がフリーズする」という点も一般的な軍隊とは違う点です。

このようなことから、自衛隊は「軍隊」と呼ぶことはかなり難しいです。
では他国にはこういう事例はないのか?といえば実際はあります。

まず一般的にどの国の沿岸警備隊も警察的な活動が主体なので、ポジティブリストで動いています。警察は「国内の個人の主権を守る」ことが主任務なので、規制する必要があるからです。

しかし沿岸警備隊を「軍隊」として扱っている国があります。たとえばアメリカ合衆国・インド・イギリスなどです。
他に沿岸警備隊を軍隊の国境守備隊が担っている場合もあります。

このように「警察権の施行機関だが、軍隊に属している」という国があります。

逆に日本のように国境警備が事実上警察権に属している国にコスタリカがあります。「コスタリカは常備軍を持たない国家」と言われますが、実際には隣国よりも武装した国境警備隊が存在します。

なので隣国のニカラグアは「コスタリカの国境警備隊は軍隊だ!」と主張しています。
 日本の隣国からも同じような主張がでているのはご存じの通りです。

ということで、
・自衛隊は「国内法」の要件からみて軍隊ではありません。
・自衛隊は国際的な軍隊と同じ活動が保証されないので軍隊とはいえません。ただし、外国で活動する際は「受け入れ国が保証した状態」なので、他国軍と同じように《軍人》と見做されています。
・自衛隊と同様に、国境警備の警察権しか持たないのに「実質的に軍隊である」と批判される組織を持つ国があります。

>自衛隊が日本共和国軍と名乗らないのはなぜ?

共和国とは君主が居ない国のことをいいます。なので中国や北朝鮮は独裁的ですが共和国です。日本は天皇が居るので立憲君主国です。
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①>自衛隊と軍隊の違いはあるんですか?



憲法の定めもあるが、、、

自衛隊は、他国の侵略に対して武力攻撃ができる。

軍隊は、他国の侵略等の危険があれば、事前に武力攻撃をし、危険を取り除くことができる。

②>自衛隊が日本共和国軍と名乗らないのはなぜ?

先ず、そもそもが日本は共和国ではないですよ。
英語表記から言えば、自衛隊は軍隊ですが、日本国憲法には『軍』とは書いてないです。

③>アメリカ軍とかの軍隊はこれができるけど自衛隊はこれができないとかあるんですか?

上記①の回答の通りです。
湾岸戦争はそうしたものです。
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外見上はない



実際には交戦規定がないから自発的な発砲などは出来ない
可能なのは正当防衛の範囲内
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日本国憲法第9条第2項で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

国の交戦権は、これを認めない。」って書いてあるので軍隊を持てないということになってます。ただし、実際にはこの憲法ができた後に北朝鮮が出来たり中華人民共和国が出来たり、朝鮮戦争が始まったりと状況が変わってしまったため、憲法変えないまま自衛戦力が必要となり、自衛隊発足となったわけですが…。憲法が実情と合ってないんですよね。

何とかしてほしいものです。
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>自衛隊が日本共和国軍と名乗らないのはなぜ?


まったく意味不明。日本は共和国じゃない。
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