ユダヤ教とキリスト教をモチーフにした小説を書いております ※悩み相談

悩み相談です。

趣味で小説を書いている者です。

ユダヤ教もしくはキリスト教に入信した理由と、神を信じる根拠は何なのかを教えて頂きたいです。


というのも、ユダヤ教とキリスト教を足して÷2したような、ハイブリッド宗教を信仰する種族を描いたスペースファンタジー小説を書いておりまして。

話の流れで、その種族が信仰する宗教の「宗教的正しさ」を問うパートに入ったところで、詰まってしまいました。

物語の背景としましては、
過去：
神が与えてくださった「スキル」という超能力を持った種族が宇宙で繁栄し、宗教を布教する➡謎の疫病が流行って、感染拡大を食い止めるため、感染者たちを皆〇しにする大規模な殲滅作戦が行われて、そのまま宇宙大戦へ➡戦争に勝利して平和が訪れたのも束の間、とある壮絶な内乱によって種族がバラバラに離散し、住む聖域とする惑星までも奪われてしまう
現在：
救世主を求めて地球へ➡主人公である地球人の青年に儀式を行い、見事クリアし、「君は神に選ばれたんだ」と伝え、「えっ僕ですか？」「そうだ。だから行こう」と、彼を連れて広大な宇宙へと冒険を始める
（「どこの馬の骨かも分からない人間が、どうして神に選ばれたのか？」という理由につきましては、伏線として後々明らかになります）

という途轍もなく壮大なストーリーとなっております。その過程で、戦争の生き残りである感染者だった者が能力者となり、復讐するために地球へやって来て主人公たちの前に現れ、「宗教的正しさ」を問いかけてきます。

その問いに対する主張が思いつかなくて悩んでいるわけですね。

参考としてユダヤ教とキリスト教の歴史を本や動画などで学んでいた時に、「正しいと思われていたことなんて、あったっけ？」となったからです。

「いや、フィクションなんだから、別にそこは拘らずに自分の好きなように書けばいいじゃん」と言われてしまえばそこでおしまいなのですが、この二つの宗教をモチーフにしている以上、適当に書いてはリスペクトに欠けると思ったので、どうにかしてしっかりと把握して、自分の中に呑み込んで、作品に落とし込みたいと考えております。

長々と書いてきましたが、どうかよろしくお願いします。

No.5 回答者： tukachann 回答日時： 2025/06/18 06:20

＞この二つの宗教をモチーフにしている以上、適当に書いてはリスペクトに欠けると

　それぞれの信者の立場では、宗教をミックスしている時点で、本来の教えに反するリスペクトに欠ける行為だと思いますよ。
　だから、ユダヤ教やキリスト教という具体的な名前を出さず、物語に矛盾のない設定の宗教を創造すれば良いと思います。

No.4 回答者： kifimi_goo 回答日時： 2025/06/17 22:20

創造主たる「作者」が設定に迷っている世界とその宗教について、あれこれ論じるのも、どうなのかなとは思いますが…。

一応、考えて見ました。

No.2さんへのお礼コメントに書かれた補足を読んで、設定をちょっと整理できました。要するに、スキル持ち種族を「スキル教徒」とすると、

・スキル教徒＝疫病に感染した非スキル教徒を殲滅。その後の宇宙戦争で勝利するも、民族内乱で離散、聖地も失う。地球で自分達の「救世主」（主人公）を発見。
・復讐者＝非スキル教徒で、感染者の生き残り。スキル教徒とその救世主への復讐を計画。救世主に「宗教的正しさ」を問いかける。

スキル教は「スキルを与える神」を信じる一神教だと思いますが、一神教というのは、その神を信じ、その神の言葉を信じ、実行する宗教です。他の神は認めないし、同じ神を信じていても、神の言葉を正しく解釈しないと判断した相手は「異端」「異教徒」です。そして、唯一の神に選ばれた自分達こそが正しいのだという、選民思想の宗教でもあります。
設定の状況だと、復讐者は非スキル教徒＝スキル教徒から見て異端・異教徒ですよね。
復讐者の「宗教的正しさの問いかけ」というのは、たぶん、感染者の殲滅についてのことだと思いますが、スキル教徒自身が「非スキル教徒が感染し、スキル教徒が感染しなかったのは、スキル教徒が選ばれた民だからだ。感染した非スキル教徒が死ななければならなかったのは、スキル神の意思であり、そういう運命だったのだ」と考えているのだとしたら、罪悪感などないでしょう。
神の言葉を直接聞けるという世界観ならば、「スキル神がそうせよと仰せだから」というのが、信者にとっての「宗教的正しさ」であり、正義です。異教徒が何を言おうと、「スキル神のお言葉だから」で終了、です。
神の言葉を直接聞けない、あるいは預言者のようにごく限られた存在しか神の言葉を聞けない、という世界観であれば、スキル教徒の宗教的指導者が、預言者を通して与えられたスキル神の言葉（聖書の内容）を解釈して、「これがスキル神の御意思だ」と説明し、信者はそれに従うわけです。その宗教的指導者の解釈に同意できなければ、キリスト教で言えば正教やカトリック、プロテスタントのように、同じ宗教内でも対立・分裂していきます。

そもそも、ユダヤ教とキリスト教が別れたのも、旧約聖書で預言された「救世主」について、ナザレのイエスこそがその救世主（メシア、キリスト）だと認めて信じたのがキリスト教で、ナザレのイエスは預言者かもしれないが救世主ではない、救世主はまだ現れていない、というのがユダヤ教。
もしスキル教徒の中から「主人公は救世主じゃない」と主張する一派が出てきたら、「スキル救世主教」と「原理スキル教」みたいに分派するかもしれない。
根本的なところを「認める、認めない」という解釈違いで宗教が分かれていくのですから、お互いの「宗教的に重要な部分」を認めない異教徒同士の「宗教的正しさ」なんて発想が、宗教対立を乗り越えるべく歩み寄った「とても現代的」な発想だと思います。
前近代的な宗教観の世界で、復讐者の問いかけだけがとても現代的なものに感じます。それを成立させるならば、その問いかけにいたるまでのストーリーに、スキル教徒内部での「感染者殲滅は神の御意思ではない派」の存在とか、殲滅を主導した宗教指導者への懐疑等を丁寧に描く必要があるでしょうね。

＞この二つの宗教をモチーフにしている以上、適当に書いてはリスペクトに欠けると思ったので、どうにかしてしっかりと把握して、自分の中に呑み込んで、作品に落とし込みたいと考えております。

実在の、異なる宗教をハイブリッド、という時点で「リスペクトに欠ける」んじゃないでしょうか。お互いに認められない・譲れない違いがあるから別宗教になっているのであって、それをハイブリッドにすること自体に無理があるんです。歴史的事実としてモチーフを匂わせる程度は良いでしょうが、下手にリアリティを持ってミックスすると、フィクションとはいえ危険なことになりかねないです。実在の宗教の取扱いは要注意です。
あと、ないとは思いますが、ユダヤ教・キリスト教徒同じ「アブラハムの宗教」であるイスラム教の要素をうっかり混ぜ込まないように。フィクションだから、で済まない話になる恐れもありますので。
フィクションなんですから、実在の宗教をモチーフにすることは考えず、思いっきり「自分の価値観・主張を描くための、フィクションのスキル教」としたほうが、世界観との整合性が取りやすいのではないでしょうか。
だって、復讐者の問いかけに対するスキル教徒や主人公の「返事」も、作者であるあなたの価値観・首長を描くための道具であり、設定に過ぎないのですから。

No.3 回答者： mimazoku_3 回答日時： 2025/06/17 18:19

何かのアニメで似たような部分があったな。

確か「黒死病」という名で呼んでいました。

感染経路が、船便と船乗り達でしたね。
で、殲滅作戦をやっている・・・そこへ使節団だっけ？が現れて治癒していく。
何かの「転生ものアニメ」だったと思います。

No.2 回答者： phj 回答日時： 2025/06/17 16:54

ちょっと意味が分かりません。

いくつか補足していただきたいです。

＞神が与えてくださった「スキル」という超能力を持った種族が宇宙で繁栄し、宗教を布教する
　スキル種族とスキルなし種族が居て、スキルなし種族に布教する、ということですか？

＞謎の疫病が流行って、感染拡大を食い止めるため、感染者たちを皆〇しにする大規模な殲滅作戦が行われて、そのまま宇宙大戦へ

感染者はスキル種族？スキルなし種族？両方？

＞戦争に勝利して平和が訪れたのも束の間
どの種族が勝ったの？

＞とある壮絶な内乱によって種族がバラバラに離散し
バラバラになったのはスキル種族たちでよい？

これが分からないと
＞その過程で、戦争の生き残りである感染者だった者が能力者となり
の生き残りがスキル種族なのか？虐殺された種族なのか？宗教的正しさがどの立ち位置なのか全く分かりません。

なので補足をお願いします。

それとは別に一神教的「宗教の正しさ」についてです。
質問者様はスターウォーズシリーズをご覧になりましたでしょうか？
あれって、変だと思いませんか？なにが「変」かというと《私は暗黒面を信じる》と誓うと暗黒面に落ちてしまう、という点です。

日本人にとって「誓い（または告白）」つまり英語で言う所のコンフェッション：Confessionをすると「ゆるぎない信仰を行う」というのがものすごく分かりにくいわけです。
　これを質問者様が「当たり前」と思うか？理解しにくいと思うか？で「一神教的な神への信仰心」への理解が異なってしまいます。

で、普通に考えて「告白したからと言って、神を盲目的に信じるわけないだろ」と日本人は思うわけです。
　ではなぜダースベーダーやカイロ・レンなどはConfessionして暗黒面に落ちて、忠実な帝国のしもべ（つまり宗教の強烈な実践者）になるのかが、日本人的には腑に落ちないのです。

スターウォーズシリーズでは、その理由を「逃れられない恐怖、苦痛から暗黒面は救ってくれるから」で、逆にジェダイは「恐怖・苦痛」つまり煩悩を無我の境地でコントロールする仏教思想的な解脱に近いわけです。ただ解脱には非常に苦しい修行が必要になるわけです。

で、ユダヤ教もキリスト教も初期の信者には「この神（又は救世主）の言葉を信じていいのか？」という疑問が常にあるわけで、だからモーゼが率いた民たちは何度も信仰を捨て、そのたびに神が奇跡を起こして「やっぱり神は偉大だ、信じます！」ということを繰り返して、ユダヤ教という信仰が出来上がるわけです。

キリスト教も最初の使徒だって疑心暗鬼だったはずで、だから裏切り者であるユダヤが誕生します。しかし、イエスは磔に遭った後、復活しそれを見た使徒たちは「神は存在する、イエス様は本当の救世主だ！」と信じて布教に勤しむようになるわけです。

つまり彼らは「宗教の原点となる奇跡（御業）を見た人たち」なわけで、彼らが「この信仰は正しい」と信じるのは「見た」からです。

ところがそこから何世代もキリスト教やユダヤ教が続いていくのは、そして時には信仰のために命を捨てるのは「苦しい事や恐怖から救ってくれる」と信じているからです。

もちろん生まれてすぐに信じるようになるわけではありません。教会で洗礼を受け、同じ宗教の人々の社会で育ったり、修道院などで教育を受け、どこかで「あ、神は居るな」という具体的な体験や心理的な核心を得た人たちがConfessionを行い《ゆるぎない信仰心》を獲得していくわけです。

これが現代でも「キリスト教徒」が生まれる理由だし、日本でも「〇〇教徒」がそれなりに続く理由でもあります。

で、翻って質問者様のスキル教を考えたときに「宗教的正しさ」を説く人物が得た経験はどれなのか？という疑問が出てきます。

つまり
①スキル教の奇跡を体験した人物
②スキル教の社会の中で育ち人格形成で宗教心の土台ができたのか？
③教育（ある意味の洗脳）を受け自分の心の中に核たる核心が生まれたのか？
です。

ということで、上記の補足をいただければ①②③のどれに当てはまるのか？当てはまらないなら多神教的な日本人がConfessionした時のような「宗教的正しさ」になるのか、そのあたりが具体的に見えてくると思います。

この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございます。

質問文では、だいたいざっくりとした流れしか記していないので、誤解を生んでしまったことをお詫びいたします。

以下、補足となります。

＞神が与えてくださった「スキル」という超能力を持った種族が宇宙で繁栄し、宗教を布教する
　スキル種族とスキルなし種族が居て、スキルなし種族に布教する、ということですか？
➡はい、そうです。スキルを有する種族が、スキルを元々持たない種族に宗教を広めて入信させる。お望みとあれば、〇ぬほど厳しい修行を経ることでスキル（物を動かす、空を飛ぶ）を獲得できる。

＞謎の疫病が流行って、感染拡大を食い止めるため、感染者たちを皆〇しにする大規模な殲滅作戦が行われて、そのまま宇宙大戦へ

感染者はスキル種族？スキルなし種族？両方？
➡スキルを持たない種族たちが感染してしまいます。スキルを持つ種族は、スキルを持っていることで病気に対する耐性がありますので。当然、スキルを持たない多くの種族たちから妬みや嫉みを買うようになります。

＞戦争に勝利して平和が訪れたのも束の間
どの種族が勝ったの？
➡スキルを持つ種族が戦争で勝利しました。

＞とある壮絶な内乱によって種族がバラバラに離散し
バラバラになったのはスキル種族たちでよい？
➡はい。あるきっかけで、スキルを有する種族たちの間で内戦が勃発して離散していきました。

よろしくお願いします。

お礼日時：2025/06/17 21:06

No.1 回答者： 1paku 回答日時： 2025/06/17 16:28

ユダヤ教では、モーセの指導でたどり着いた約束の地は、神がユダヤ人の土地と約束した土地である。

その後、旧約聖書後半で、しつこいほど何度も繰り返し記されていることが、あなたたちは、神からはなれた。だから神もあなたたちを特別扱いすることをやめる。約束の地はあなたたちから取り上げられ、異国の人たちに渡される。ということ。

同時に、旧約聖書のあちらこちらにいずれ来る救世主についての情報が記されている。

預言全てが当てはまるキリストが登場するものの、ユダヤ人たちはモーセやダピテのような指導者を期待していたので、愛を説くキリストを退けた。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

参考にさせていただきます

お礼日時：2025/06/17 20:53