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17年もそのままになっていた染みのついた緞通があります。その染みを取り除きたいのですが、いささか戸惑っています。
緞通を買った店に聞きましたところ「クリーニング代金6万円、染み抜きの代金は別でそれは染みの数により決まる。詳細は現物を見てから。さらに送料片道分負担せよ。」と回答を得ました。一方クリーニング店等に聞けばクリーニング及び染み抜き込みで1万円程だそうです。
値段だけではクリーニング店なのですが知り合いのお宅で緞通にコーヒーをこぼされてすぐにクリーニング店に出しところコーヒーの染みはとれてなかったそうです。(もちろん私が聞いたクリーニング店とは違うかもしれませんが。)
結局、あまりにも料金に違いがあることに戸惑いを感じています。安くて結局は大してきれいになっていないのではもちろん困りますし。高くて大してきれいになっていないのはもっと困ります。

緞通のクリーニング・染み抜きの料金はいくらぐらいのものなのでしょうか。
高い料金にはそれなりの理由があるものなのでしょうか。
また長期間そのままにされていた染み(醤油若しくはワイン)は抜くことができるものなのでしょうか。

ちなみに緞通は日本製で淡い色合いでサイズは四畳半です。尚、買った店は通販などではなく地元の家具専門店です。(店側が送料負担と言われるからにはどこか遠方に送るのかと勝手に推測しています。)緞通事情に詳しい方のお知恵を拝借致したく存じますので宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

 こんばんは。



 学生時代、クリーニング店でアルバイトをし、社会人になってインテリアショップに就職、緞通コーナーを担当していました。

 お尋ねの件ですが、購入店に頼むのは止めた方が良いです。家具店でご購入とのことですから、敷物関連にはあまり強くないと思います。家具店の多くは、敷物関連を家具を売るための引き立て役という感じで取り扱っているところが多いです。

 実際、そういうところに持ち込まれた緞通を、ウチの会社が引き取り、そこから更にクリーニング業者に流したことがあります。
 そんな数段構えのやり方では、発生する中間マージン(いわゆる取り次ぎ手数料というものです)も多いですし、クリーニング後、仕上がりが気に入らなかった場合もあまり親身になってくれないです。業者の方もダイレクトなクレームではなく又聞きですから、クリーニングをやり直して、ちゃっかり追加料金を請求してくる可能性があります。

 敷物専門店ならその後の対応は結構しっかりしていて、緞通のクリーニングが上手な業者と取引があったりすることも多いです。この場合、間にはいるのは店側1件だけなのでそんなに手数料も掛かりませんし、仕上がりを重視するなら払うだけのことはあるかと思います。自店で購入していないお客さんのクリーニングを受けてくれるかどうかは微妙ですが。。。

 それから、クリーニング料金の目安についてですが、これはお持ちの緞通がウールのものなのか、シルクなのかで随分違ってきます。敷物関連は、それだけ単体で機械を回さなくてはなりませんので高いです。単純に大きいですし、他の洗濯物と一緒にクリーニングの機械に入れるわけにいきませんからね。

 シミがあるとのことなので染み抜き料金もかかってくると思うのですが、良心的な店の方が、シミの大きさや程度によって料金設定を変えているように思います。一度洗って簡単に落ちる程度であれば、特に追加料金を取らない場合もありますし。

 考え方としては、シミを落とすのにかかった手間と薬品の使用量によって請求料金が決まってくるわけです。定額料金を設定しようと思うと、なかなか落ちない場合でも元が取れる料金設定になってくるわけで、ちょっとしたシミの場合はかなり割高にならざるを得ません。ひどいシミだったら、ちょっと得なのかもしれませんけど。

 長期間放置されていたシミは、やっぱり落とすのは大変です。シミを付けて早ければ早いほど、落ちやすいです。17年たったシミが落としきれるかどうかは、ちょっと判りませんが。
 シミを付けてすぐに出したクリーニングで落ちていなかったというのは、なんだそりゃ、という感じですが、シミがあることを見落としたのかもしれません。気になるシミは、クリーニングに出す際に申告しましょうね。コレとコレを確実に落として下さい、と言っておけば、きちんと落としてくれると思いますし、落ちない場合は、それなりの説明があると思います。

 個人的に思うことですが、17年間放置されていたその緞通に、ウン万かける必要性があるのでしょうか…?大切なものだったら、そんなに放置しない気がするのですが。緞通の手入れ方法の基本、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものに布を浸し、堅く絞って、拭いてみて下さい。17年間の汚れが浮くだけでも、随分見違えると思います。シミの部分は、裏から叩くようにして手入れすると効果的ですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。最初にご回答をして頂いた方とは対局のようで振り出しに戻ったような感じです。
言われる通り「何故長期間放置していて今更・・・」なのですが諸々の事情により丸めて17年間立てかけてありました。染みのことはすぐに忘れてしまい今に至ってしい慌てふためいているというところです。
色々と参考になりました。

お礼日時:2005/05/30 22:02

こんばんわ。


緞通とはシルク緞通の事ですね?
おそらく京都あたりに送るのではないかなあ、と想像します。
京都は染み抜きのメッカですからね。
クリーニング代金6万円は高く感じるかも知れませんが、たとえば着物の洗い張り代なんかと比較して考えるとそんなモノかも…と思います。
染み抜きは長年のカンが必要な職人仕事です。
シミの質や量で値段が変わるのも当然です。
もちろんすべて手作業で、しかも大きな物をクリーニングするのですから…。

一方クリーニング店で請け負う方は機械に通すだけの簡単な方法がとられ、高度なシミ抜きの技術も持ち合わせていないと思います。
それがそのまま値段の差に出ていると思われます。

ところで17年経ってしまったシミはクリーニング店の方ではとうてい落とせないであろう事は想像するまでもありません。
シミと言っても単なる汚れではなく化学変化して変質してしまってる状態と思われますので職人さんの技術を持ってしても落とせるかどうかは不明です。
その場合、単なるシミ抜きという作業では修復できないので、漂白していったん色を抜いて元の色に忠実な彩色を施す等、まさに職人技が必要な次元になります。
6万円ではそこまでの料金は出ないでしょうね。

結論として是非元通りに修復したいような貴重な物であればお金に糸目をつけない覚悟で染み抜きに出す。
そうでなければシミはあきらめてただ清潔にしてもらうという意味でクリーニング店に出す。
つまり両者の仕事は全く違う物で比較の対象にならない物です。

ちなみに染み抜き業者に出す場合はシミの状態を見てもらった時点で見積もりをしてくれるよう頼み、その上でどこまでやってもらうか検討するとよいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうありがとうございます。職人のいい仕事ということなのでしょうか。大変参考になりました。

お礼日時:2005/05/30 21:15

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