dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

柿の中には甘いものもありますから、柿にとってどうしても必要なものではないと思いますが、渋い柿もありますから何か渋みの役割があると思うのですが・・・

A 回答 (6件)

植物が持つさまざまな性質の意義は、人間の直接の利用価値だけでは判断できません。


自分で移動できない植物は、成熟した種子を風で運んでもらったり他の動物に食べて遠くへ運んでもらうことで種(シュ)を維持・繁殖させています。
したがって、種子が成熟するまでは病虫害や捕食者から守るための防御機構が備わっています。十分成熟した時点で、予定通り動物に食べてもらえるよう変身する必要があります。カキの渋はそのひとつと考えれば、必要性は理解できますね。

カキには、種子ができなくても甘くなる「完全甘柿」、種子ができたときに甘くなる「不完全甘柿」、種子ができても甘くならない「完全渋柿」があります。
「完全甘柿」は種子ができない点で人間にとっては好都合ですが、植物自身としては不本意な状態といえるでしょう。
「完全渋柿」も、樹上で完全に熟せばトロトロに甘くなります。いわゆる「熟柿(じゅくし)」です。
利口で欲深い人間は、渋柿が甘くならないうちに採って、干し柿やあおし柿に加工して食べる知恵を得ました。さらには、カキ渋を絞って醗酵させを、防腐塗料や防水塗料として利用する技術も産み出しました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

興味深いご教示をありがとうございました。

お礼日時:2005/06/27 10:25

確率を考えたら、


すべて熟してから鳥や動物が食べにくるより、
早くから実を見つけてもらって、
最後の柿が熟する頃にたくさんの動物がやってきて、たくさんの種子を遠くへ運んでもらう方が得です。

青い状態の柿は目立たないので、動物に見つかりにくいですが、赤くなるのは動物にみつけられることが前提でしょう。

「蓼食う虫も好き好き」といいますが、
虫に食われるぐらいなら鳥に見つかった方が有利(鳥が虫を食べるかも?)

名前のついた甘柿(だけに限らず平種無みたいな渋柿も)は、人間が品種改良したものを挿木や接木で「クローン」増殖させたやつですから、種は不要です(甘柿の種を蒔いても甘柿になるかどうかわからない)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

どうして渋いのかについてはいろいろ考える必要がありそうですね。人工的な条件だと種や実の意味も変わってくるわけですね。どうもありがとございました。

お礼日時:2005/06/27 10:22

#3です



タンニンは柿以外にも
多くの植物に含まれますよ。
葡萄やお茶なんかが一番身近ですね。

たしか、
グァバ茶とかシジューム茶にも含まれていたと思います

渋みがあると思う物は殆どこのタンニン由来だと思います。

このタンニンですが、
水溶性と非水溶性があり、
水溶性のタンニンを含んでいる物を食べると、
唾液と反応して渋みを感じます。

甘柿は非水溶性のタンニンなので渋味を感じないんですよ。

良く渋柿を焼酎でサワシて甘くなるじゃないですか、
あれはアルコールが水溶性のタンニンを非水溶性に変えてしまうので
渋味が感じなくなるんです。

参考URL:http://www.city.edogawa.tokyo.jp/consumer/g/02.h …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

私は毎年渋柿から干し柿を作っていますが、楽しみ方が増えた感じです。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/26 05:41

柿に含まれるジブミの成分は「タンニン(カキタンニン)です。

(^-^*)

役割としては、
他の生物からの侵食を防ぐいわゆる防御成分として存在します。

この他生物は
1・・・微生物(防腐・防カビ)
2・・・昆虫 (害虫忌避)
3・・・草食生物(最大の敵は鳥だと思われます)
を指します。

後は紫外線の影響にも関係があったと思います。

このタンニンは利用次第では極めて有用で
防水・撥水剤として古くから使われたり、
革製品では鞣す際に使用します。
漢方薬としてもよく使われますよ。

柿以外では
お茶が一番有名でしょうか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3% …

まったく関係ありませんが
学生時代に南天に含まれるタンニンについて研究したことがあります。

参考URL:http://www.phyton-cide.org/series7.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

柿以外の植物も、このタンニンの働きに似た特性を持った物質を備えているのでしょうか。ご教示ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/25 07:39

ど~ですかね~。


話に水を注すわけではありませんが、
少なくとも、ヒヨドリは、柿の渋さで
柿を食べないってことはありません。
さすがに、青い柿(硬い)は食べないと思いますが、
柔らかければ、渋みに関係なく食べます。
つまり、回答1の方の、
「種が熟さなければ...。」というのは
ナルホド!!と思いますが、柿にとって、
「熟す」=「渋くなくなる(甘くなる)」ではない
ような気もするのですが...。
(つまり、渋くても種は熟していることがある)
と、すると、柿にとって、渋みの意味が別にある?
よ~な気がしてなりません。
如何でしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

渋柿の渋さは強烈ですが熟した渋柿の甘さは又特別なような感じがします。ご見解を披露していただきありがとうございます。

お礼日時:2005/06/24 16:40

種子が熟す前に食べられてしまっては意味がないからね。


果物はすべて青いうちは美味しくないですよ。
カラスなど鳥はそのことをよく知っていますよ、
熟さないと食べにこない、朝取ろうとすると先を越されています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。渋柿でも熟すと、すごく甘くなりますね。納得できました。

お礼日時:2005/06/24 15:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!