
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
両方とも条件に依存します。
鉄は錆が中に侵食していく性質があるので、比較的早く酸化します。スチール缶の場合、水の有無が大きく影響します。海水中であれば数ヶ月、降雨のある土壌で数年で砂鉄になります。水がない環境ではよくわかりません。割と長いはずです。
アルミ缶は錆が中に侵食しません。表面に不動態という錆の保護膜ができ、なかなか酸化しません。摩擦によって削られていくしかないので、結構な時間がかかります。データが手元にないのでなんともいえませんが、昔見た環境庁(当時)のパンフレットでは数百年だった記憶があります。ある程度正確なデータがほしければ環境省(現在)へどうぞ。
ちなみにスチール缶は砂鉄に、アルミ缶は砂になります(鉄はクラーク数第4位、アルミはクラーク数第3位の物質で、両者の酸化物は砂や岩の「主成分」と言ってもいいくらい)。両方とも酸化物は自然界にありふれたものですが、分解途中の物質は自然界にほとんど存在しない物質であると言えます。化学的に危険ではありませんが、動物が足に傷を負う程度のことはあるかも知れません。
それよりも金属鉄や金属アルミを精錬する時のエネルギーコストが大きいので、そういう意味での回収の重要性はあります。いわゆる「捨てればごみ あつめれば資源」というやつです。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/29 10:32
maydummyさん回答ありがとうございます。環境省にも問い合わせてみます。
アルミ缶は砂にのは驚きました。
空き缶を投げ捨てると分解して自然界に存在する物質に帰るまで長い年月がかかる・・・リサイクルは重要なのですね。
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