No.2ベストアンサー
- 回答日時:
理解の補助線
19世紀のヨーロッパは民族主義の時代であった。
民族国家、ドイツやイタリアの成立、オスマン帝国下の東欧諸民族の独立など。
民族というものは、実は、いい加減なものだった。
人間の行き来が出来ないような境界があるわけでもない欧州で、ここからがこっちが○人であっちが□人というのがそもそも無理。
簡単に言うと、民族の旗の元まとまろうというのが、ファシズムで、旧ソ連も、一国社会主義を唱えた段階で、ロシア人による一種のファシズム。20世紀前半の欧州は、すべての国が強弱はあれファシズムであった。
特に国家としてのまとまりが後発になった、ドイツ・イタリアではその傾向が強かった。
民族の旗の元まとまろう!と言ったところで、民族なんて科学的に定義できないので、妙な民族自己同定となる。
ドイツでは、国内に多くいたユダヤ人に矛先が向き、イタリアでは栄光の古代ローマ帝国に視線が向いた。
ってなところでしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/26 14:51
なるほど、当事の民族という概念と、それをファシズムにヒトラーとムッソリーニどのように利用したのかが見えてきた気がします。
ご返答ありがとうございました。
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