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かなり重い質問ですので、医療関係者の意見を伺いたく思います。(またはそのことについて深く考えられた方もよろしくお願いします)

積極的安楽死は殺人罪ですので、ダメです。ですが、
尊厳死、消極的安楽死は殺人罪にはなりません。ですが、これは本当に妥当なのでしょうか?
・もし苦痛であっても、それに耐えられるかは患者の気持ち次第
・もしその患者が耐えられたとしても、家族に迷惑と理由で死を早めてほしいと頼む

などが考えられます。個人の立場としては患者の優先でいいじゃないかと思うのですが、生命を救う立場の医師からどうなのでしょうか?安易に患者の立場を尊重といって、死期を早めていいものなのでしょうか?

さらに、極論、医師は安楽死に賛成の立場をとるべきなのでしょうか。少し違う尊厳死はどうでしょうか?

法律論ではなく、倫理的な観点から、ご意見・アドバイス、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

大変難しい問題です。


医師の中でも意見がとても分かれる問題で、単に個人の倫理では解決できないことです。

住んでいる国の文化によっても違うと思います。ただ、ほかの職業に比べて、医師の考えは全世界に共通するところも多いと思っています。

たとえば、人の命を救うこと、これが医療の基本で全世界どの医師でもその考えを基本に働いています。
その点から考えると、尊厳死はそれを超えたところにあり、医師仕事の基本からは離れてくると思います。そう考えると、基本的には反対の立場をとるべきなのかもしれません。
多くの人が病気で亡くなっていくような国、医師が足りない国では医師や患者が尊厳死考える余裕さえないと思います。言い方は悪いですが、安楽死、尊厳死は生きる意味を考える余裕のある国での、すこし贅沢な悩み、だと思っています。

ただ、日本で医師を行っていくときには常に直面する問題です。よりよく生きることを人が考え始めたとき、安楽死も選択肢の一つになりえるでしょう。

倫理が個人、社会、国、宗教によって違うという現実を考えると、尊厳死、安楽死の是非に正解はない、と思っています。
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そもそも自分の命の価値、人生の価値は患者本人が決める事なので、医師はその国の法律に照らし、法の範囲で患者の意向にそった医療を行えばよいと考えます。

まだ有効な治療法が残されているのに、それを選択せず早く死なせて欲しいという希望には当然応じられないですけど。
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この回答へのお礼

難しい問題に答えていただきありがとうございました。

お礼日時:2005/08/11 12:17

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