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「きれいだ」「あわれだ」「立派だ」などは、形容動詞だと思っていたのですが、改めて広辞苑で調べてみると、このような単語は載っておらず、「きれい」「あわれ」「立派」という名詞だけが載っていることがわかりました。

それで、疑問に思ったのですが、形容動詞というのは、正式に認知された品詞ではなく、構造的には、<「名詞(体言)」+断定の「だ」>であり、その中から、物事の性質や状況を説明するものを便宜上「形容動詞」と呼んでいるだけなのでしょうか? 

もし、そうだとすると、ある単語が形容動詞か、そうでないかの判断は、かなり恣意的になると思うのですが、そういうものなのでしょうか?

A 回答 (2件)

>「きれいだ」「あわれだ」「立派だ」などは、形容動詞だと思っていたのですが



「きれいだ」「あわれだ」「立派だ」は形容動詞です。

>改めて広辞苑で調べてみると、このような単語は載っておらず

広辞苑の凡例を見ればわかりますが、広辞苑は「形容動詞」を品詞分類として採用していません。

>「きれい」「あわれ」「立派」という名詞だけが載っていることがわかりました。

広辞苑では、「きれいだ」などは、名詞「きれい」と助動詞「だ」からなると考えているようです。

>形容動詞というのは、正式に認知された品詞

正式に認知されています。文化庁のサイトから、「送り仮名の付け方」の「通則1」をご覧ください。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&i …

>構造的には、<「名詞(体言)」+断定の「だ」>であり
広辞苑はその立場です。広辞苑で「形容動詞」を引くと、広辞苑の言い分がわかるかもしれません。また、『新明解国語辞典』も形容動詞だとわかる「-な」表示をしていますが、凡例で「いわゆる形容動詞」と書き、形容動詞を認めていない立場のようです。

そもそも、国文法は学者の数だけ立場があるものだと思います。
http://www.alc.co.jp/jpn/kentei/nafl/09.html
「いわゆる「学校文法」は、戦前に橋本進吉という国語学者が提唱した文法に基づくもので、基本的な内容は戦前から現代に至るまで全く変わっていません。」

>その中から、物事の性質や状況を説明するものを便宜上「形容動詞」と呼んでいるだけなのでしょうか? 
>そうだとすると、ある単語が形容動詞か、そうでないかの判断は、かなり恣意的

現代日本語では、連体形「な」を使えるかどうかで区別するしかないと思います。
(「私は会社員なもので…」のような例は除きます。「会社員な人」とか「会社員な立場」と言わないということです。また、最近話し言葉で「すごく沖縄な食べ物ね」などというのは除きます)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

「な」が使えるかどうか試してみたのですが、意外と判断に迷うものが多いです。あらためて、質問させていただこうかと思います。

お礼日時:2005/09/28 23:31

広辞苑の巻末にある「国文法概要」の「名詞」項をご覧になると,なぜ広辞苑では形容動詞という品詞分類を行わなかったかが詳しく書かれています。


日本語文法の解釈にはさまざまな手法があり,印欧語と同様の品詞分類は不可能であると考える人も割合に多いようですね。物事の性質や状況を説明することばを全てひっくるめて「貌詞」と分類する流儀もあると聞きました(『言泉』など)。
いずれにしても恣意的というわけではなく,そのように分類した根拠は文献そのものの中で明らかに示されていると思いますよ。
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この回答へのお礼

わかりました。今度調べてみます。「貌詞」という発想はおもしろいですね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/28 23:29

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