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30代以上の男性にお伺いします。
日経新聞に連載されている渡辺淳一氏の不倫小説(愛の流刑地や失楽園)で描かれている熟年女性の心理についてどう思われますか?
私はどうも中高年の男性の妄想に思えるのですが、中高年の男性にはリアリティのある話なのでしょうか?

A 回答 (4件)

40代男です、書かせて下さい。



【失楽園】の頃までは渡辺淳一氏の小説はかなりの数を読みました。
当然、他の回答者の方々が挙げられてる物や一連の「不倫」物も読んでます。

>不倫小説(愛の流刑地や失楽園)で描かれている熟年女性の心理についてどう思われますか?

【愛の流刑地】は読んでませんが、【失楽園】について言わせてもらえば、ほとんど熟年女性の心理など描かれていないと思います。
これは殆んど男の視点で描かれています。

氏の不倫小説で共通して言えるのは、登場する女性達は男にとってまことしなやかに
好都合な女性ばかりに描かれてるという点に尽きます。
特に不倫や浮気をしてる男の心情にはシンパシーや共感を湧き起こす、
男心を微妙にくすぐるような書き方になってると思います。
余程遊んでないと書けません、こういうの・・って思ったりします。

【化身】は、最後には若い女に逃げられる初老の男の話なので、全然男に好都合じゃないじゃん!
って言われる諸兄もおられるでしょうが、
このシュチュエーションも女性側と言うより不倫男側の心情で書かれてますので、
不倫・浮気経験アリの男性であれば、主人公の自分勝手で思い上がりも甚だしい焦燥、葛藤心情に
感情移入し易い構造となっておるのです。

氏は女性を主人公にした不倫話も書いておりますが(題名は忘れてしまいました)この女性心理も
男側の憶測、願望、「こんな風に思ってる~思ってて欲しい~」よろしく書き綴ってあります。

>私はどうも中高年の男性の妄想に思えるのですが、中高年の男性にはリアリティのある話なのでしょうか?

全部の中高年男性というより、不倫・浮気経験アリの男性や願望のある男性には
特に共感、共鳴しうる要素が高い・・そんな感じなんではないでしょうか?

ただ、氏の不倫小説のファンは男性のみならず、若年、中高年の女性ファンも多い、
という通説も存在します。(私の周りの女性陣にはあまりお見かけしませんが)
そういった女性ファンが、どういった印象をお持ちなのか気になる所ではありますが・・。

まぁ、私も含めて如何わしい事を考えてる男性読者には、氏の不倫小説に登場する主人公が等身大に思えるので、
主人公と共に笑い、泣き、妬き、ドキドキし、勃起する・・そんな所かな?
それと不倫や浮気をしてなくても、女性に対して独占欲が強くて縛り付けたいようなタイプにも響くのかも・・。
「男の傲慢」って奴を描いてる・・そんな気がしますね。

参考になれば幸いです。
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50代前半男です。


読者は我々の世代でしょう。

『ひとひらの雪』
『かりそめ』
あたりまでは、かなり共感を持って読めていました
『シャトールージュ』は「文芸春秋」連載当時から、エロ小説だと
思っていました(;;)書店で立ち読みして勃起しました。

しかし単行本で読んで、最後のところで泣きました。
どこか、イタリアのノーベル賞作家モラビアの『軽蔑』に通じる
せつない慕情を感じました。
ですから、愛の流刑地 ここまではちゃめちゃな展開で
どうオトシマエつけるのか、私には想像つきません。

渡辺淳一の作品は斜め読みしたらエロで妄想です。
もともと、小説はエロい妄想をどう人間の共感に昇華するかという
作業でしょう。
とはいえ、この先生、本当に女好きですねぇ。
小説とは根も葉もある嘘を書くことだといいます。お盛んなこと
なによりに存じます。
確か直木賞の選考委員でいらしゃるから、万が一私の作品
(そんなもんあるかいな)が評価されたとき、心証を害さないように
悪口は書かないでおきます(^^;
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40代前半です。


私は、渡辺淳一氏の本を3冊読んだことがあります。
「白い宴」
「化身」
「失楽園」
このうち「白い宴」は、氏の若き医学研究者時代の話で、「化身」「失楽園」は、良く知られているように中高年男女の愛憎のもつれとか不倫話です。

私自身、最初に「白い宴」を読んでいて氏に対してそれなりに興味を持っていました。その後、「化身」「失楽園」が映画化されると聞いたので、原作を買って読んだわけです。
正直、別の作家ではないのかと思いました。内容は3流エロ小説の文章や設定を上品にしただけの迷作としか思えませんでした。読むの何度かやめようと思いながら、確認の意を込めて斜め読みしながら努力してなんとか読み終えました。

氏は作家で売れるようになったから、名声と金と時間
をもてあまして、妄想にふけっているとしか思えません。「いいかげんに恥を知れ」と思わずにはいられません。
私自身、どうして氏がベストセラー作家なのか疑問で、読者に聞きたい位です。
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30代男性です。



私の場合、渡辺淳一氏の小説を少々読んで、数ページで読むにたえなくなってやめてしまったので、偉そうなことはいえませんが。
瀬古浩爾著「まれに見るバカ」(洋泉社新書Y)p125以降の文章が的を射ているかと。
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