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- 回答日時:
道具的条件づけはオペラント条件づけとほぼ同義というのはよろしいですね。
(「ほぼ」というのは命名の視点が異なるからです)
弁別というのは識別や区別と同じことで,
刺激を区別して異なる反応をするように学習させるのが弁別学習です。
動物の感覚能力を調べる実験がそのひとつの例です。
たとえばハトの色覚を調べるとき,
赤色に点灯しているボタンをつつくと餌が出て,
黄色に点灯しているボタンをつついても餌が出ないというように設定しておきます。
すると最初のうちはどちらの色が点灯してもつつき反応が生じますが,
試行錯誤を経てしだいに赤色ボタンだけをつつくようになるでしょう。
このことからハトは赤と黄を弁別可能であることがわかります。
つぎにボタンの色を赤色とオレンジ色にして同じような実験を行なうと,
やはり最初はどちらの色にもつつき反応が生じますが,
試行を繰り返すうちにやがて弁別が成立するでしょう。
このようにして2つのボタンの色(物理的には光の波長)をしだいに近づけていくと,
あるところでいくら試行を繰り返してもつつき反応が等確率のまま変化しない状態になります。
刺激を区別せずに同じ反応を生じることを(刺激)般化と呼びますが,
この般化の幅がハトの色彩弁別力の限界です。
実際にはハトはこの幅がヒトよりも狭い,すなわちヒトより色彩弁別力が優れているようです。
仮にハトが完全な色盲であるならば,
ボタンが何色に点灯しても同じ率でつつき反応が生じるままで弁別学習は成立しないはずです。
一般に色盲であると言われているイヌの色彩弁別力を類似の方法で調べた研究報告が参考URLにあります。
これによるとイヌは3原色を弁別できる程度の色覚を有しているとのことです。
ところで引用文は
ボタンが2つあってどちらかを選ぶというような「同時弁別」を想定しているようですが,
異なる刺激が順繰りに出現する「継時弁別」もあります。
たとえば飼い主が「オテ」と言っても「マテ」と言ってもお手をしてしまうイヌ。
このイヌに「オテ」のときだけお手をするように学習させるには,
「マテ」の声にお手をしたときには無視し,
「オテ」の声にお手をしたときにだけ餌を与えるなどしますが,
これは継時弁別事態ということになります。
うーん。
分かりやすく書けたかどうか「自信なし」です。
参考URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jszs/contents/2000/vol71 …
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