No.1ベストアンサー
- 回答日時:
一言で説明できませんが、次の本を読むと結構納得できるかもしれませんよ。
「オスとメス = 性の不思議」(講談社現代新書)長谷川真理子著
突然のPCトラブルで御礼がおそくなりまして、もうしわけありませんでした。
図書館でご推薦の本を読みまして、かなり納得がいきました。
いろいろな条件がそろってどうやら緩やかな一夫多妻制の状態で、
その後、食糧難などの条件がつき、多くの養いが難しくなるにつれ、
一妻の割合が多くなっていったようですね。
ご推薦の本では、生物学的な見地からの考察もあり、とても参考になりました。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
イスラムの一夫多妻は、もともと、男の数が低くなるような要因が(戦闘など)あって、その結果うまれてきた合理的な制度だと思います。
野生動物の間では、強い遺伝子を残すために、敢えて生存競争に不利なオス(キジみたいに天敵に見つかりやすい色など)がメスに選ばれる、というのがありますが、そういうこと(オス同士で戦うのもふくめ)であれば、一夫多妻でも合理性が出てきます。原人の生活がどのようなものだったか(「神の手」の先生がウソを広めたのでどこまで正しくわかっているのか?)、によって違うのではないでしょうか。
前の回答で
>発情期以外でもオスを受け入れることです。
とありますが、「発情期を失ったサル」(大島清氏の本にあった)ということになると思います。
サルの間でも、発情期以外には他のオスが交尾しても寛容なボス、というのがあるそうです。
サルでも、「お山の大将」のサルもいれば「孤高(?)」のサルもいますから、ニホンザルなどの生態で原人を考えるには無理があると思います。
No.2
- 回答日時:
参照する参考書が今手元にありませんが、かって得た知識の中から覚えている部分を私流に書けば次のようになります。
人間(原人?)も一夫多妻だったようです。理由は
*メスの発情期
*メスの保護
*幼児の死亡率が高い(病気、事故、天敵)
オスは子育てを行わず、メスが子育て期間中は発情しない(妊娠もしない)ことから母子を放置して他のメスを探していたものと思われます。(猿やライオンなどは前夫の子供をかみ殺したりして、メスの発情を促します)
人間のメスがオスにも子育てに参加させる(即ちオスを専有する)ために取った作戦は、発情期以外でもオスを受け入れることです。こうして他の動物にみられない発情期に関係なくセックスをする奇妙な動物(人間)が生まれたそうです。種族を守る本能でメスを求めていたのが、専有のメスが一生に10頭(人)前後の子供を生み育てることが出来ればオスも危険を冒してまで他のグループのメスを狙うようなことをしなくなったのでしょう。しかし、今日でも太古の習慣を思い出して専有するメスに満足できないオスはいますね。(本文は分かりやすくするためにオス・メスという表現をしました。女性の方お許しを)
パソコンが止まってしまい御礼が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
おっしゃるとおり、どうやらゆるやかな一夫多妻状態だったようですね。
あの映画もあながちまちがいではなかったということで納得いたしました。
ありがとうございました。
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