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表題のとおりなのですが、淡水魚や海水魚は浸透圧の調整をえら、消化管、腎臓で行うと習いました。

淡水魚は、
えら・・・無機イオンを能動的に吸収
消化管・・・無機イオンを能動的に吸収
腎臓か・・・うすい尿を多量に排出

海水魚は、
えら無機イオンを能動的に排出、
消化管・・・水分を能動的に吸収
腎臓・・・濃い尿を少量排出

そこで質問なのですが、海水魚はどうして、えらと消化管で無機イオンの排出と水分の吸収とその働きを分けているのでしょうか。どうしてえらと消化管で働きが違うのですか。

淡水魚の消化管での働きをみると、海水魚も消化管で無機イオンのやりとりをするような気もしますが、どうして、無機イオンの移動はえらでのみ、水分の移動は、消化管でのみ行うのでしょうか。

なんだか覚えるにあたってその理由づけが欲しいと思い質問いたしました。どなたかご存知の方アドバイスをいただけませんか。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

・無機イオンについては、海水魚はどんどん排出したいし、淡水魚は積極的に取り込みたい。


・水分については、海水魚はどんどん取り込みたいし、淡水魚は排出したい。

さて、海水魚が無機イオンを排出できるのは、どの器官か。
エラとオシッコ(腎)ですね。
消化管は、食べ物を消化して吸収する場所ですから、塩類を排出する能力はありません。
海水の浸透圧が高いので、体内の水分が奪われがち。だからガブガブ水を飲んで、塩類をバンバン捨てて、オシッコは少しだけ出します。

一方、淡水魚が無機イオンを吸収できるのは、どの部分か。
エラと消化管ですね。
このとき腎臓は、貴重な無機イオンを体外に逃さないようにフィルターしています。
海水魚とは逆に、水分は浸透圧差によって勝手に体内に入ってくる。だからあまり水を飲む必要は無いし、オシッコも大量に出る。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。
「消化管は、食べ物を消化して吸収する場所ですから、塩類を排出する能力はありません。」が私が見落としていたところでした。ちゃんと考えれば、消化管は吸収するところですね。大変わかりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/28 18:58

ヒトの場合、海水を飲むとのどが渇きますね。

余分な塩分を排出できないので水分を摂取して体液を薄めようとします。

海水魚の場合「濃い尿」と書いてありますが、これは「体液と等張の尿」です。腎臓は浸透圧調節の作用がありますが、体液より高張の尿を作ることは出来ません。余分な塩分を排出する方法は次の2つ。
1.水を飲んで体液を薄めてから排出
2.余分な塩分を濃縮して排出
この2のはたらきを持っているのが「えら」です。消化管はNo2さんが言われているように、「(消化)吸収するためのしくみ」で、排出するためのしくみではありません。ウミガメなど海水を常時飲んでいるえらを持たない脊椎動物は、塩類腺という塩分を濃縮して排出する特殊なしくみを持っています。

覚え方として・・・・海水魚:淡水魚
消化管は吸収・・・水を吸収:塩分を吸収
腎臓は排出・・・・等張な尿:低張な尿
えらは塩分調節・・・・排出:吸収

参考URL:http://homepage2.nifty.com/PhD-mukai/Laboratory/ …
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。消化管は、「消化吸収するところ」ですね。そこを見落としていました。しっかり理解できたので、これからは間違わずに覚えることができそうでした。参照ページもみせていただきました。お世話になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2005/11/28 19:00

海水魚は海水を飲んでいるという所がポイントではないかと思います。

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