
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
半田付け歴30年。
男性。●半田ごてには、「温調の効く物」と「効かない物」がありますが、スピーカーの自作ということであれば「温調なしの40W」の物をお勧めします。
私はグッドの温調なし40Wを使用しています。
●温調の効く物はコテ先の温度が一定に保たれますので、フラックスが飛び(蒸発)にくく、半田付けがしやすいです。
半田不良も起きにくくなります。
私は温調の温度を375℃で使うのが好みです。
値段が高くなりますので使用頻度が低かったり、表面実装部品(チップ部品)を扱うのでなければ購入はお勧めしません。
◎フラックスが飛んで(蒸発)しまうと、半田が外気に触れ酸化が始まります。
半田とのコテ先離れも悪くなりますので角が出たり、表面が凸凹します。
良い半田付けは、半田の流れ(浸潤)が良く、表面に光沢が出ます。
●「温調なしの40W」の半田ごてでも半田付けのタイミングを覚えてしまえば大抵のことは出来るようになります。
表面実装部品のICでリードピッチ間が狭い物(0.8mm未満)は、この半田ごては使わない方がいいと思います。
基板のパターンをハクッてしまったり、ICを壊すからです。
●コテ台は特に買わなくても良いですが、コテ先をクリーニングする必要が出てきますので、コテ台とコテ先クリーナーがセットになった物の購入をお勧めします。
千円もしないと思います。
コテ先クリーナーのスポンジに水を含ませて使用します。
水はスポンジを持ち上げた時、しみ出るかしみでないくらいに水を含ませます。
半田付けを行う時には、コテ先をこのスポンジでこそいで、酸化した半田、フラックスかすを落として半田付けをします。
半田不良が起きない、きれいな半田付けが出来ます。
●半田付けのコツは、いつも半田付け時には「チャ、チャ」とコテ先クリーナーでコテ先をクリーニングすることです。
◎半田付けにはリズムがありますので覚えましょう。
基板、端子の半田付けは、コテ先を基板、端子に先につけて少し温度を上げます。
フラックスがかからない状態で基板、端子の温度を上げすぎると、表面が酸化してしまいますので上げすぎない程度になります。
この時間を0.5秒弱。
それから糸半田を、コテ先と基板、端子の接触部につけます。
つける半田量は、糸半田を出した感覚で覚えます。
適量、半田を流したら、糸半田を引き上げます。
十分、半田の流れが回ったら、フラックスがなくならないうちに半田ごてを「ピッ」と素早く引き上げます。
適量の半田ですが、身の回りの製品をバラしてつかんでください。
半田に角が出たり凸凹した時には再半田をします。
フラックスを残した状態でコテ先を素早く上げるのがコツです。
◎スピーカーの端子に半田付けをする時は、先ず端子単独で半田をつけます。
これを予備半田といいます。
被覆を剥いた線にも予備半田をします。
線材が太いと工夫が必要です。
剥いて軽くよります。
線材を机の端から少し出して固定します。
半田ごてと糸半田を握ります。
コテ先に糸半田をつけ、コテ先端に直径2mmの半田溜まりを作ります。
この中に銅線部分をひたし予備半田をします。
※フラックスが飛びます(蒸発)ので糸半田を少しずつ送りフラックスを供給します。
銅線部がフラックスにひたらないで温められると酸化され、半田がつきません。
余った半田がたれ落ちますので、下には板などひきます。
半田の流れ(浸潤)を確認します。
被覆をあまり溶かさないようにします。
予備半田の量は、銅線のシルエットが少し残る位がいいです。
あまり太らせないようにします。
慣れると、少量の半田で出来るようになります。
予備半田した物同士の半田付けは、半田不良が少なくきれいになります。
予備半田した銅線部とスピーカーの端子をくっつけコテ先をつけます。
この時、糸半田は使いません。
十分な半田流れで一体になったらコテ先を「ピッ」と素早く引き上げます。
この方法を「チョンづけ」といいます。
※コツは、予備半田の時に半田面にフラックスを残しておく事です。
◎家電品などの実際の製品では「チョンづけ」はしません。
端子に銅線をからめた「からめ半田」になります。
半田付けは線材の固定手段とは見なされないからです。
アマチュアレベルでは、取り外しが楽なため「これでよし」とします。
予備半田の応用はいろいろ利きますのでお試しください。
●コテ先はオーソドックスな円錐形の物をお勧めします。
製品を買うと標準で付いてくる物です。
No.3
- 回答日時:
60Wと30Wとトライアック制御器があるのが理想です。
自作を志す方であればいずれ真空管アンプキットとかヘッドホンアンプくらいは作るんじゃないでしょうか?
ですので制御器はキットを組み立ててはどうでしょう?
完成品は高いですけど例えば秋月電子の調光器キットなら本体700円+ケース代で手に入ります。
あえてどれか一つを選ぶのなら60Wでしょう。スピーカーであればターミナルのはんだ付けがありますが、その時点で大きな容量が必要な上に自作オーディオでは融点の高いシルバーはんだを使うので、30Wで出来ない事はありませんが、綺麗な仕上がりは望めません。
半田ごては抵抗負荷ですので、直列に10D1などの整流用ダイオードを直列に繋げば電力を半分に出来ます。中間スイッチ付延長コードの中間スイッチに並列にダイオードを接続すれば100%/50%切り替えが簡単に出来ます。
ただ、半田ごてを長時間使って作業する時の電力制限は70%くらいで使う事が多いので、帯に短したすきに長しの状態になりますが、無いよりは便利ですので作っておくと良いでしょう。
なお私見ですが、60Wの半田ごてを調節器で30Wに設定しても操作性や使い勝手が悪くて30W半田ごてと同等に使う事は出来ません。趣味の工作ですので、そんなに高いものではない半田ごてですから、必要なものは揃えましょう。
蛇足ですが、半田ごてって同じワット数でもノーマルヒーターやセラミックヒーター、メーカーやモデルでも違いがあります。まずはノーマルヒーターの30Wと60W+調節器で使っていけば、どれがどんなもので何が必要かわかってきます。
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