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株式会社の資金調達について質問です。株式会社だけど、株発行で資金調達は一切せず、社債だけで多額の資金を毎回、必要時に調達してる会社ってあるんですか?

A 回答 (2件)

会社設立の際に、必ず株が発行されているはずで、現物出資とかで無い限りは、そこで資金調達がされます。

そういう意味では、株式で資金調達をした事がない、という会社は事実上皆無と言ってよいと思います。設立時を除き、株式による資金調達をした事が無い、という会社なら世間にいくらでもあると思います。但し、上場企業の場合は、会社設立時に加え、上場時にも新株の発行を伴う事もよくあるし、かつては増資も珍しくなかったので、設立以来株を発行していない、という会社は無いかも知れません。

社債は、機動性にかけるので、社債を使っても銀行借入を皆無にするのは結構難しく、『銀行借入が皆無で社債だけで資金調達』という会社は、ほとんど存在しないのではないかと思います。

尚、株による資金調達は、社債による資金調達に比べて、コストの点だけ捉えれば、社債利息が税引き前のキャッシュフローから払えるのに対し、株の場合、留保利益は税引き後なので、投資家に対して同じ利回りを与えるだけでよいとしても、明らかに株の方が不利な資金調達です。そしてそのデメリットは、既存株主の持分比率が、新株発行によって薄まるという形で現れます。

だから、株による資金調達は、会社自体がまだ安定しておらず銀行が多額の資金を貸してくれない、等々といった特別の事情が無い限りはやるべきではありません。
確かに「株式で資金調達すれば、返さなくていいし、コストも配当だけ」という発想が、かつての日本企業にありました(ひょっとしたら今でも?)が、それは「本来、会社は株主のもの」という基本的な事がわかっていない経営陣の発想です。

だからといって、株での資金調達をしたがる経営者が存在しないと言っている訳ではありません。株式での調達が有利もしくは他に手段が無い、何か特別な事情が無い限りは、そういう経営者はアホ、というだけのことです。
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一般的に、株式発行による資金調達は、資本金となり返済義務のない資金となり、社債発行による資金調達は、負債となり返済義務のある資金となります。

従って、株式会社の経営者としては株式による資金調達を志向するのではないでしょうか?
あと、資本市場(社債市場)の金利状況によっては、株式での資金調達より社債での資金調達(新株予約権付社債など)のほうが低コストで、しかも株価の上昇により社債の負債が資本金に変わることができると見込める場合は社債による資金調達を行う場合もあります。

質問の「株式での資金調達は一切せず、社債だけで資金を調達する」という会社はないと思います。
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