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旧ミニにはいろいろ種類があるようですが、どういう違いがあるのか教えてください。

A 回答 (1件)

ADO15系は歴史が長い分、種類も物凄くあります。


誕生から追って行きます。
59年に登場した頃、会社はBMCグループでした。
オースチン:セブン850(62年にミニに改称)、モーリス:ミニマイナー850の2車種と小さなトランクルームを付けたライレー:エルフ、ウーズレー:ホーネットからスタートします。
61年にジョン・クーパー(59年のF1コンストラクターズチャンピオン)がチューンアップを施した997ccエンジンを搭載した高性能モデル「クーパーMk1」が、63年にはエンジンを1071ccにした「クーバー1071S」が登場。64年にさらに1275ccにした「クーパー1275S」と逆に997ccにデチューンした「クーパー970S」が登場しています。(970Sは65年で廃止)
この1275Sが「究極のスーパーミニ」と言われ、伝説となった64/65/67年のモンテカルロラリー総合優勝をしています。なお、クーパーはオースチンとモーリスにのみ設定されていました。
67年にマイナーチェンジを受けて、エンジンに1000ccが加わり、MKIIとなりました。
69年に前年にレイランドと合併したBLMCは雑多となったADO15系の車種整理に乗り出します。社名をBLと統合し、ワゴンモデルのカントリー、トラベラーと「尾っぽ付」のエルフ、ホーネットが生産中止となります。また窓が巻き上げ式となり、MKIIIに進化します。同時にクーパーは普通乗用車っぽいグリルと乗用車っぽいインテリアを与えられ、1275クラブマンになりました。(クーパーは71年まで併売)
このMkIIIがグレード名称が変わりつつも生き延びて行きます。88年にクーパーが限定で復活し、90年にキャブレターからインジェクションに変更され、エンジンが1.3のみになりました。
ところでADO15は「チンクチェントの国」でも生産されています。65年からBLMC傘下のイノチェンティ社で生産され、ほぼ本国と同じ仕様で生産されました。クーパーはラテンの血が騒いだのか、6連メーターなど本国車以上に雰囲気が出ていました。このミニはイノチェンティ社がデ・トマゾに買収される76年まで生産されましたが、74年にADO15のボディを現代風にアレンジしたミニ90と120が登場しています。このモデルはデ・トマゾ傘下になっても「イノチェンティ・ミニ:デ・トマゾ」として生産され続け、82年に「ダイハツ:シャレード」のエンジンを搭載していました。
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