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植物の呼吸について、いくつか質問があります。

[質問1]木や草の呼吸は、二酸化炭素を「葉から」吸収して、その呼吸経路の循環の中で炭素を吸収し、残った酸素をまた「葉から」排出していると考えて間違いではないでしょうか。
[質問2]葉だけではなく、根からも呼吸しているでしょうか。
[質問3]植物の呼吸は、光合成とは性質が違うものでしょうか。つまり、光がなくても呼吸自体には何ら差し障りは生じないでしょうか。

この中の一つを対象とした回答で構いませんので、宜しくお願いします。

A 回答 (6件)

1.根・茎・葉すべての細胞で呼吸が行われています。

この場合呼吸とは、有機物を分解してエネルギーを得るはたらきのことです。
一般には 有機物+酸素→二酸化炭素+水
という反応で、特に酸素を消費するはたらきは細胞内のミトコンドリアで進行します。

2.根も呼吸しますが、特に泥の中に根を張るマングローブの場合、気根という酸素を吸収するための特別な根を泥の中から空気中に伸ばします(参考URL)。
植物表面どこででも空気が出入りできるわけではありません。たとえばウメの幹の表面など、ぶつぶつした粒のような部分(皮目といいます)は空気を出し入れするしくみです。

3.光合成は光エネルギーを利用して水と二酸化炭素から糖をつくるはたらきです。
水+二酸化炭素→糖+酸素
という反応で、細胞内の葉緑体で進行します。基本的には、光合成は光が当たっているときだけ進行し、呼吸は光と無関係に進行します。

呼吸について、細胞で行われている反応と植物表面で行われるガス交換を混同されているように思います。
「植物細胞」「葉緑体」「ミトコンドリア」「気孔」それぞれについて調べてみることをお勧めします。

また、#1さんへのお礼の中で書かれていた二酸化炭素削減の件ですが、
1.生物誕生以前の地球大気に二酸化炭素は多量に存在していた。
2.植物が生長することによって大気中の二酸化炭素に含まれる炭素が植物の体を構成する炭素に変わり、大気中の二酸化炭素が減少する。
二酸化炭素の放出量>吸収量となる場合光合成をする植物は生長できません。
3.植物の死体はすべて分解されるのではなく、一部は土壌の中に埋もれていく。

砂漠化を食い止め森林を回復すれば二酸化炭素の吸収に寄与できると思います。

参考URL:http://www.daisin-kogyo.com/kinohanashi-mangurou …
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この回答へのお礼

専門家のようなご回答、ありがとうございます。
TTOSさんの言うように、調べてみようと思います。二酸化炭素削減についてのコメントも、大変参考になりました。

お礼日時:2006/03/10 20:19

答え1


「呼吸」とは、酸素を取り入れ、二酸化炭素を出します。
「光合成は」二酸化炭素を取り入れ、酸素を出します。
あなたの書き方だと、主語は「呼吸は」ではなくて
「光合成は」と下記べきでしょう。
植物は、「呼吸」と「光合成」を同時に別組織で行っています。
日中は光合成の方が大きいため、見かけ上、酸素が多く排出され、
夜間は呼吸のみになるので、二酸化炭素の排出量が
多くなります。

答え2 前述の通り、いいえ です。

答え3 答え1に書いたとおり、呼吸と光合成は別ものです。

補足:
光合成で発生する酸素は、二酸化炭素を使って水を
光で分解して発生した酸素です。
つまり、H2O分子の中のOが排出されているのです。
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この回答へのお礼

よく解かりました。
再度、丁寧に補足して頂いて、ありがというございます。

お礼日時:2006/03/10 20:00

No.2です。



補足しますと、植物に水をやりすぎると起こる根グサレという現象は、根が土壌中の空気と接触できなくなり、根から酸素を吸収できないことでおきます。吸収ではありますが、呼吸ではありません。よって答えはイイエです。

葉で呼吸するのとは量と目的が違うので、誤解しやすいところです。
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この回答へのお礼

吸収だけだったら、確かに厳密にいえば呼吸とは言えないですね。
補足ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/09 23:39

答え1


排出する酸素は、水が分解されてできた酸素です。

答え2
いいえ。

答え3
呼吸と光合成は別物であり、別組織です。
光が無くても、呼吸は呼吸で独自に行っています。

この回答への補足

もう一つの解釈が浮かびました。水も植物の光合成に関与しており、結果として排出される酸素は、二酸化炭素が分解された酸素ではなく、水が分解された酸素であるとのご回答だったのでしょうか?

補足日時:2006/03/09 23:20
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「答え1」について、よく解からなかったのですが、水も植物の呼吸に関与しているのでしょうか?それとも、植物が排出する酸素の量は、水を吸収した結果生じた酸素の排出が大部分を占める、という意味でしょうか?

お礼日時:2006/03/09 23:10

1、


呼吸とは、人間と同じく酸素を消費して二酸化炭素ができるという過程です。
 それと同時に光合成を行っていて、二酸化炭素を消費して、酸素ができています。
実際に二酸化炭素を吸収するか、酸素を吸収するかは、呼吸と光合成のバランスで決まります。
呼吸は一日中していて、昼の光があるときには光合成のほうが多く、昼は二酸化炭素を吸収しています。
夜は、光合成をせず、呼吸だけしているので、酸素を吸収しています。
 ほとんどのガス交換は、葉から行っています。
2、
一部は根からも酸素を吸収しています。
3、
基本的には性質が違い、差し障りはありませんが、光があり光合成をしている昼は、植物体内に酸素が多くなることもあり、呼吸も促進される、という現象もあります。
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この回答へのお礼

この質問で知りたかった内容について、ほとんど回答して頂けました。
前回に引き続き、ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/09 23:00

(2)は今思い出せません。


(1)&(3)について
呼吸と光合成は別です。
呼吸=我々と同じ=空気(酸素)を吸って二酸化炭素(正確にはあまった酸素+窒素+二酸化炭素)を出します。
光合成=二酸化炭素+光=エネルギー+酸素
光がなくても呼吸を続けます、命ある限り。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
植物が二酸化炭素を吸収する活動は、光合成に関するものだったんですね。
ということは、最初に呼吸があってこそ植物の体内に(呼吸によって作られた)二酸化炭素があり、それによって光合成が可能になるということですよね。ということは、植物は現存する空気中の二酸化炭素の削減には寄与しないということになりませんか?

お礼日時:2006/03/09 22:38

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