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「肩をすくめる」を使った例文にはどのようなものが考えられますか?日本語に詳しい方教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

古め(大正~昭和初期)の日本文学から例を引いてみましょう。



泉鏡花『縷紅新草』1940
「おじさんの家の焼けた年、お産間近に、お母(っか)さんが、あの、火事場へ飛出したもんですから、そのせいですって……私には痣(あざ)が。」
 睫毛(まつげ)がふるえる。辻町は、ハッとしたように、ふと肩をすくめた。

宮本百合子『海流』1937
「あなたどっか工合がわるいの?」ときいた。
「どうして?」
「食堂で沖がカキに何か云ってたから――」
 宏子は、黙ったまま肩をすくめた。

宮本百合子『午市』1922
「こういうお伴は、大好きですよ。いつだって十一時過頃まで、どこを歩いて来るんだか、ブラブラ出てばっかりいるんですからね」
 おふゆは、後に廻って夫の羽織の襟などをかえしながらおせいを見、肩をすくめて笑った。

宮本百合子『氷蔵の二階』1926
 補習科時代からすると、別人のように志野は女らしくなっていた。房々軟かそうな黒褐色の前髪を傾け、彼女はさもおかしそうにメリンス羽織の肩をすくめて笑った。
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この回答へのお礼

いろいろな意味の「肩をすくめた」があるんですね~。
ありがとうございました!

お礼日時:2006/04/20 21:54

肩すくめは外国人(特にイタリア人、フランス人、スペイン人など)が好むジェスチャーですね。

従って、日本人を想定して例文を作ると物まねになりしっくり来ないでしょう。肩すくめの動作は国民性を表し動作が少しずつ違います。そういう前提で例文を示します。

*ジョンは先生が注意したにもかかわらず口を突き出し肩をすくめて「僕じゃないよ」と言って立ち去った。(ぬれぎぬ)

*マリオに何故お前も参加して戦わないのだと言ったら黙って寂しそうに肩をすくめた(無関心、力不足)

*マイケルにお前はどう思うと聞いたら両手を広げて
肩をすくめた(無関心、答える立場にない)

肩すくめには一般的に口の動きと手(腕)の動きが加わって、無関心、無力感、当惑、責任の否定、答えの
拒絶などを表します。日本人はこのような場合、下を向く、視線をそらす、黙る、微笑むことによって意思表示をすると思います。
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この回答へのお礼

やはり外人に多いジェスチャーなのですね!!
丁寧な説明ありがとうございました!!

お礼日時:2006/04/20 21:55

「肩をすくめる」仕草は、元来 日本には存在しなくて、西洋人がしているものと理解しています。


したがって、日本(語)に詳しい方ほど例文が思い浮かばない、と思うのは私だけ?
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この回答へのお礼

中学生の弟の国語の問題集に載っていたらしいんですよ。
私もmike_gさんの意見に賛成です。
ありがとうございました!

お礼日時:2006/04/20 04:35

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