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質問が3つあります。

日本では明治政府が1905年に竹島の領有を宣言したと聞いたのですが、それまでは本当にどこの国にも属さない土地だったのでしょうか?

帝国時代の日本が無理やり(軍事力を背景に)自国の領土としてしまった可能性はないのでしょうか?

また当時日本が領有の宣言をしたときに韓国は日本に対してどのようなリアクションをしたのですか?

日本と韓国で歴史的な記述から領土を決めようとしているようですが、私はサンフランシスコ講和条約で竹島の放棄が書かれていないため、日本の領土を韓国が不法占拠しているようにしか思えないのですが。

A 回答 (12件中11~12件)

#1です。

補足追加です。

北方領土にしろ、竹島にしろ、尖閣諸島にしろ、現在の領土問題の淵源は、東アジア古来の比較的緩やかな領土観念に、近代に入ってから植民地主義の論理を受け継ぐ厳格な西欧国際法が導入される過程で発生した齟齬であると、私は認識しています。
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1)西欧由来の国際法による領土観念と中国・朝鮮・日本など東洋がそれまでに持っていた領土観念は全く異なるのです。

インドやイスラームの世界の領土観念だって独自のものがあります。

例えば琉球について考えてみましょう。清国は、中華思想で朝貢外交以外の対外関係を認めません。ところが徳川幕府は清国に朝貢するのは従属関係に入るので抵抗がある。そこで薩摩藩に琉球を支配させ、表向き琉球王朝が清国に朝貢しているように見せかけました。琉球王朝の都には、中国使節が泊まる施設と薩摩藩の出先機関の建物があり、偽装は周到極まるものでした。こういった関係は、西欧国際法の考えでは説明できません。

2)日韓議定書で大韓帝国の外交権を奪った上での竹島領有宣言ですので、可能性は無きにしも非ずです。ただ西欧国際法は、欧米列強の植民地主義の論理でもあるという点に留意する必要があると思います。まあ言ったもの勝ちの、取ったもの勝ちでしょう。この過程があるので、韓国は竹島問題にこだわっています。

3)外交権を奪われていたのでリアクションさえ出来ませんでした。

4)過去の経緯はどうあれ、国際法で日本の竹島領有が認められているので、韓国が竹島を不法占拠しているという日本の言い分に理があります。但し先にも述べたように国際法はもともと西欧列強の植民地主義の論理でもありますので、実効支配の事実が領有の正当性を立証するという考え方もあることに留意しなくてはなりません。
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