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代謝を勉強していて、肝硬変になると、肝血流量が減少するが、ウイルス肝炎では、肝血流量の変化はないという理由が気になります。門脈圧亢進などが関係しているのでしょうか?

A 回答 (2件)

ウィルス性肝炎は肝硬変の初期段階。

治療をしないでいると肝硬変に陥ります。そもそも肝硬変とは「慢性肝炎などの肝障害によって破壊された肝細胞を修復しようとする作業の中で肝細胞の再生と線維の増生の繰り返しにより,肝臓全体が硬くなった状態」と教わりました。
肝硬変といっても「代償性肝硬変」と「非代償性肝硬変」の2段階の時期があります。代償性肝硬変は肝臓の働きが良く,自覚症状もほとんどない状態でこの時は正常に働ける肝細胞が肝臓の機能をなんとか保つため特に自覚できる症状も出ません。しかし、代償性肝硬変が進行し,肝臓の代償能力を超えると、症状(門脈圧亢進症状)がではじめます。これが非代償性肝硬変の始まり・・・。こうなれば肝に負担をかけないように血流は低下され、他の通り道を作ったり(Medusa)うっ血から水が貯まったり(腹水)します。
長くなりましたが・・・(汗)ウィルス性肝炎ではまだ、生きてる肝細胞があるから血流が行くのではないでしょうか??
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。血管抵抗が大きくなり、流れにくくなるのと、肝に負担をかけないために血流が低下する。どちらも納得できる理由なので、今後は考えれば思い出せる気がします。

お礼日時:2006/06/17 14:08

ごくごく簡単に説明します.



肝硬変とは,その字のごとく,肝臓が線維化を起こし,硬くなってしまった状態です.この時,肝臓内の血管の走行も乱れ,また,血管周囲も硬いので,結果として血管の柔軟性が低下します.
すると,血管内を流れていく抵抗が上昇し,血液が流れづらくなります.血液が流れづらいので,流れやすい道を作ろうとした結果が,側副血行路です(食道静脈瘤などの原因).

ウイルス性肝炎では,まだ肝臓の線維化は進行していない状態では,血行動態に変化は見られないため,肝血流量は低下しません.もちろん,肝炎ウイルスが原因で肝硬変に移行した時には,肝血流量は低下します.
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この回答へのお礼

とても簡潔でわかりやすい説明有難うございます。これで、違いがわかりましたので、肝クリアランスもスムーズに理解できるようになると思います。

お礼日時:2006/06/17 14:02

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