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初めまして。クラシックピアノのレッスンに通っている者です。レベルは上級に近いです。門下の発表会が近づいていますが、今年からは他の勉強などしたいため、参加を断ろうと思っています。毎年発表会に出演すると、一年のうち四ヶ月近くを一曲に費やすことになり、時間がもったいないと思うんですね。

また自分にとって必要のないものに参加するにも関わらず、費用がかかることも問題です。ホールは小さく客席はパイプ椅子で、ピアノも私が練習用に使用しているのと大差ないグランド。なのに参加費が決してリーズナブルではないです。

ちなみにエチュードとバッハは発表会前数ヶ月になると当たり前のようにストップします。神聖な音楽のことですから決して広く浅くとは考えていませんが、勉強する曲数が極端に少ないのは、のちのち困る気がするんです。

先生が発表会命のような人で少々困っています。一度発表会についての私の考えをハッキリ言ったことがあるのですが、今年もまた「ここに来ている以上、まさか発表会に出ないなんて言わないよね」というノリです。先生に直接体当たり(発表会には今後出ないつもりですと明言してしまう等)すると、私から門下を去ることになるな気がします。もうそれしかないのでしょうか?先生には誠実に教えて頂いていて、教室を去るのは本質的には望んでいません。
よい解決策があればぜひ教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

時間がもったいないかどうかは、はたから見ている私たちからは何ともわからないのですが、あなたに、「他の勉強などしたいため」という自発的且つ、逃げではない理由ができたならば、そちらを重視したほうがよいのではないか、と、正直なところ思います。



音楽のレッスンに伝統と重みはありますが、王道はありません。読ませていただいたところ、あなたはすでに、音楽的にかなり高い境地にまで達しておられるように思われます。それならば、そろそろ、「あなたの仮説の上に立った、あなたなりの音楽的追究や、喜びの獲得」を目指すべきだと思います。

私の知っている、東京芸術大出身の先生方は、「学生の頃は教授とけんかばかりしていた」という話をよくしていました。ある程度以上に達した人たちは、たいてい、自分の理論を持つようになり、それを信じて突き進んでいくようになるようです。

それは、「門下生」から、「独立した表現者」になるために、絶対に不可欠な条件なのではないでしょうか。たとえその仮説がみんなに否定され、支持してくれる人がいなかったとしても、です。

手前味噌な話ですが、私は自分自身の発声法については独自の理論を持っており、自ら実践しています。自分の体にのみ通用する発声法であり、誰からも支持されておりません。しかし私はこの発声に絶対の自信をもっております。

ところで、日本の音楽の世界って、どこまでいっても、「華道、茶道、お稽古事、流派、家元制度」のままなのですね。誰に師事したのかがすべての世界。

そんなことをいつまでもやっているから、視野が狭くなるんですね。排他的にもなるし。

「私はそろそろ自分なりの研究をしてみたい」の一言でいかがですか。それでも否定されたならば、一時期、その「門下生」とやらを離れてみるのもひとつの方法です。絶対にマイナスになることはないはずです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ご自分のための発声法、素敵ですよね。自信を持たれていることもうらやましいです。
一対一の師弟関係ってむつかしいですね。依存や馴れ合いにならないで互いに自立することが最良とは思うんですが。。。

いつか私も音楽的に「独立」しなくちゃいけない事は分かっています。そのために今厳しい訓練に耐えているわけですし。私と並べては失礼ですが、ベートーヴェンとハイドンもいろいろ苦労したんだろうなって思います。

お礼日時:2006/06/24 08:45

ピアノ講師をしています。


とても難しい問題だと思います。
ピアノというのは人の前で弾いて始めて意味あるものですので、専門的にピアノをこれからやっていくつもりなら、テクニックよりある意味大事です。
人に聴かせることを前提に練習することは絶対必要だし、発表会みたいな機会がなければ難しいのではないでしょうか。

例えば、音楽大学に進学したり、ピアニストを目指したとき、全てのことを犠牲にしてその曲に取り組まなければいけなくなります。
先生はそれを当たり前と考えていらっしゃる方なんだと思います。

ただ問題なのは、先生にとって発表会が自分の見栄やお金儲けの手段になっている場合です。
多少はしょうがありません。
どんな先生でも発表会は「絶対成功させなければ」という気持ちにとりつかれるものです。
経費も一年に一回の発表会で必要経費以上とる先生はいます。楽器店の発表会などはほぼ、必要経費以上とられます。発表会は先生にとっても普段のレッスンの何倍もの勉強と努力が必要なのです。(発表会のためにどれだけのテキストを買い、講習会に行き・・)
それを差し引いても、ひどいと感じるなら、やめてしまったほうがいいと思います。

さしあたって、解決策は曲を簡単なものにすることだと思います。
その曲だけを4ヶ月も、ということはかなりの大曲なんだと思いますが、そんな難しくなくても発表会にふさわしく、あなたの表現力次第ですばらしい演奏ができる曲はあります。(例えばこの間、あるピアニストがエリーゼのためにを弾いていましたよ、スバラシカッタ!)
あと、どうしても忙しければ今年だけは休ませてください、とか。

発表会は大切なものです。自分では気づかなくても発表会を乗り越える度、確実に実力はついていきます。問題は発表会ではなく、先生の執着と時間の問題だと感じますので、そこのところを話し合ったらどうでしょう。
先生は誠実な方ということなので、自分の意見をしっかり考えて、伝えればきいて下さるのでは?

きっと先生は期待されているんだと思いますよ。がんばって下さい。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。曲をシンプルなものにしてみるというのは、良い手かも知れません。以前TVで小菅優さんがモーツァルトのシンプルなソナタ(有名なCdurの第一楽章)をすごく美しく完璧に弾いていたのを思い出しました。

レッスンではいつも厳しい言葉がビシバシ飛んできて、私なんか期待されているかどうかは自信ないです。でも先生が真摯な方だということは理解していますので、結果がどうあれ、お互いが笑顔で理解しあえるよう尽力しなくてはいけませんね。

お礼日時:2006/06/23 23:50

 質問者様の「レベル上級に近い」「門下」という言葉から、専門的に進まれているのでは?という印象を受けました。

違っていたらごめんなさい。

 もし音楽学校の受験を予定しているのならば、その準備をしたいから、発表会曲にかかり切るのは心配です、その曲だけにかかり切りになりたくないのです、と言ってみたらいかがでしょうか。もしそこまで予定していないにしても、そういう進学も考えているので、やはり準備を始めたいという風に。
「今後は出ない!」と言われてしまうと先生も『何を?』と思われるでしょうが、そういう理由を説明すれば分かってもらえると思います。

 それでも経験になるから発表かには出てくれ、というのであれば、エチュードやバッハでも発表会に使えますから、そういう曲で出たい、というのも手だと思います。プログラムを印刷するまでにきめれば良いので、その締め切りに間に合う位に暗譜できている曲なら大丈夫でしょう。
 また、どうしても練習曲以外で、というのであれば、それと一緒に練習曲もギリギリまで見て下さい、と言ってみてはいかがでしょう。

 どれもダメなら、その先生は趣味止まりの先生です。将来を考えたら他の先生に付く事をお勧めします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。きめ細かなアドヴァイスに気持ちが和みました。きっとやさしいピアノの先生では???と感じました。

自分の先生を悲しませたくない気持ちと、先生の発表会への取り組み方との間で引き裂かれそうな気持ちです。

心を込めて話をすることで打開できるといいんですが。がんばってみます!

お礼日時:2006/06/23 23:29

ピアノの先生なんて沢山いらっしゃいますから、新しい先生に変えたらいかがでしょうか?


それでピアノが楽しくなくなってしまう事が怖いです。
誠実に教えてくださって、でも生徒さんの希望を聞いてくださる先生もいらっしゃいますよ。

発表会自体は本番って色々な意味で勉強になるので、悪いものではないと思います。
でも、さすがに4ヶ月同じ曲って辛いですね。
受験とかなら、まだ分かるのですが・・・
先生は「一曲を長くやる事が勉強になる」と考えているのかもしれませんが、ご本人の意思が尊重されるべきだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。そうなんです、ご指摘の通り、発表会前になると練習がイヤになるときがあるんです。ピアノを専門として勉強していますし、練習を嫌がってばかりいられない身ですのでとくに困ります。先生は基本的にいい方なんですけどね。

最後の一文が心に響きました。

お礼日時:2006/06/22 22:12

ピアノ教師です。



おっしゃるようなピアノ教室は止めてしまえば良いと思います。

「発表会のための新しい曲を練習させない」教師が実際に存在します。過去に習った曲を発表会でやらせるのです。復習にはそれほど時間がかかりませんので、一曲に4ヶ月という事はあり得ません。これなら発表会の前でも他の曲が勉強できるわけです。

発表会を質素にする代わりに発表会費無料という教室が実際に存在します。おまけにご祝儀はお断り。費用は教室の経費としますので、生徒は助かります。

発表会に出る生徒数が多いと、教師としては格好が良いので、教師としては発表会に多くの生徒を出したいのです。しかし「発表会に出るか出ないかは生徒の自由」としている教師も実際に存在します。

実力のある教師は上辺の華やかさにとらわれないと思いますね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

ずっと悶々と考えてきましたが、発表会出演義務への疑問が払拭できずにいました。

お話をうかがって少し腑に落ちた心持です。私の感覚がおかしいのではないと感じ安心しました。
発表会について、生徒に精神的・経済的負担をかけないよう配慮してくださる教室をじっくり探してみるのが大事と思います。先生が私の考えを受け止めてくれるのが最良の道ではありますが、あまり期待できそうにない気がします。

お礼日時:2006/06/22 16:33

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