dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

ラテン語や古典ギリシャ語の参考書では、練習問題に回答がついていないものが多くあるのですが、あれはどうしてなのでしょうか?

古典語は現代語にくらべると文法がきっちりしているので、説明をしたなら回答を示してやらなくてもいいだろう、という編集方針なのでしょうか。

しかし初心者の私としてはやっぱり回答がないと自分が正確に理解できているのかどうか不安になってしまいます。

このへんの事情にくわしい方、ぜひお教えください。

A 回答 (3件)

回答無しの教科書は大学の授業で使用することを前提に編集されているのだと思います。

岩波の「ギリシャ語入門」や東洋出版の「新ラテン文法」は確かに独習者向けではありません。

授業での使い方はこうです。学生は教科書を読み、変化表を暗記し、練習問題の読解と作文の問題までを予習しておきます。教室では教師は暗記を確認したり教科書に載っていない関連する事柄を説明したりします。その後ランダムに学生に練習問題の答えを言わせたり作文を黒板に書かせて講評。質問も受け付けますがたいていは質問される前に先生が先手を打って解説します。

以上が私が受けた古典語の一年目の典型的なパタンです。

練習問題の回答がないとか説明が不十分だとか、なにかと評判の悪い入門書もあるようですが、有能な教師が授業で使う分には全く問題はありません。むしろ親切すぎて授業の緊張感が保てない教科書や、載っている以上のことを導入しにくい教科書は淘汰されます。何十年も使い続けられて版を重ねているということ自体が質の高さを証明しています。

大学の授業向きの教科書であって独習書ではないという点を理解して利用すればいいと思います。作文なんてどうしてもしなければいけないというものでもありませんし。でも実際問題として身近に教えてくれる人がいなくてお困りなんですよね。そんなときはここで質問すればいいのでは?喜んでお引き受けしますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>そんなときはここで質問すればいいのでは?喜んでお引き受けしますよ。

ありがとうございます。私はずうずうしい人間なのでお言葉に甘えて困った時には本当にお伺いします。

お礼日時:2006/07/22 09:23

最近出版されたものは割と解答が付いているようですが、古典語の本は何十年も前に初版が出たものや、戦前からあるようなものもあり、それらは解答や解説が不十分なものがあります。

そのような本は解答/解説だけではなく、全体として読者の便宜はあまり考えていないようです。単元の構成もまとまりがなかったり、解説の文自体も分かりにくいことがあります。こう言っては何ですが、昔の学者さんは一般の人に読んでもらう文章はあまり得意ではなかったようです。初学者がそのような本に手を出すと必要以上に難しく感じてしまいます。自分も大学で古典ギリシア語に大変苦労しました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど。私は呉茂一先生のラテン語入門(これは回答つきです。)を使っているのですが、昔の漢字を解読する時点で疲れてしまいます。(情けないです。すみません。)ご回答、まことにありがとうございます。

お礼日時:2006/07/22 09:29

著者のみぞ知るが正解かと思いますが次のようなことが考えられます。



1.古典語を独習する人が少なかった。
2.最初から大学の講義用として書かれた。
3.そもそも問題があれば回答があるという現代のような習慣がなかった。

「ラテン広文典」白水社には回答がついています。
「新ラテン文法」東洋出版には回答なし。

手元にある3種類のスペイン語教材(大学用)を見てみましたが全て回答なしです。教材に回答をつけると学生が勉強しないからでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

よくわかりました。ご回答、まことにありがとうございました。

お礼日時:2006/07/22 09:32

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!