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BTB液は,酸性・中性・アルカリ性を簡単に見分けられる薬品なのになぜ高校では使わないのでしょう?
せめて,HClaqとNaOHaqの中和滴定くらいには使えるのではないでしょうか?

A 回答 (4件)

もちろん使用は可能です。

ですが実際はフェノールフタレインの方が適しています。

中和滴定で用いられる指示薬は何種類かあり、そのどれを使うかは変色域によって決定します。

一見BTBは変色域をふたつ持ち、便利に見えますが、色がだらだらと変わるため、どこで滴定終了なのかがわかりにくいです。だらだら変色すると目が慣れてしまうからです。
その点、フェノールフタレインは発色がとてもよく、変色域は若干アルカリ側ですが、終点がわかりやすいので大変便利です。
しかし滴下する塩基が弱塩基の場合は変色域の関係でフェノールフタレインは適していません。強塩基だからこそ使える指示薬です。

BTBは水草の光合成の実験(中学くらいでやると思うのですが)では酸性域からアルカリ域までカバーできるので大変重宝します。
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こんにちは。


業務用の中和滴定で、強酸・強塩基の場合、用いられるのは必ずフェノールフタレインです。

理由は変色のし始めがわかりやすいからです。
(無色→紫:わずかでも発色すればすぐ判る)

ただし、わずかでも色がついてしまった時は、既に当量点(中和点)を過ぎてアルカリ性になってます。

着色の具合を一定にするというのは非常に難しいので、実際に行う作業としては、滴下しながら攪拌して、10秒で色が消失した所を終点とします。

この状態ではあと数滴で色が消えない状態になるので、一度、ビュレットの数字を読んで、更に1滴、時間を測りながら滴下して、10秒以上、もしくは色が消えない事を確認します。

これをBTBやメチルオレンジでやると非常に判りにくいです。

無色から発色するから判りやすいのだと思います。
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http://www.e-sensei.ne.jp/~ashida/ques-box/quesb …

>演示実験しようとして,強酸(HCl)と強アルカリ(NaOH)を混合して中性,すなわちBTB指示薬の緑色にすることはほとんど不可能です.極微量の過不足で,酸性かアルカリ性になってしまいます.

http://www.kushiro-ct.ac.jp/comp/ippan/atuko/stu …

>情報工学科

>最初、フェノールフタレインを使うよりBTBを使えばいいのではないかと思ったが調べみるとBTB液は色がはっきり解りにくいとい う事がわかり、やはりフェノールフタレインが適している事がわかり勉強になった。メチルオレンジ溶液は、酸性までしか測定出来ないらしいこともわかった。 色々勉強になった。

http://www.saitama-u.ac.jp/ashida/ques-box/quesb …

>滴定曲線やシミュレーション

切り貼りしてみたのですが、私が学生時代に実験して何十回も中和滴定をさせられましたが、一番難しいのが中性を出すことでした。水道水は中性のことはまずないですし、純水と呼ばれるものも、ロットにより違いました。濃度を薄くするとある程度は微調整できるものの、酸性に塩基性を加えるなら中性付近で変色が穏やかに始まる試薬という具合に変化を瞬間に出すものでなくやや幅広いものを選ばされました。

高校で実験するには、生徒が実際に再現しやすいものを選びますので、緑を通り越すようなBTBを使うよりはフェノールフタレインかメチルオレンジを用いた方が選択されるのだと思います。PH7.0とBTBの緑が厳密に一致するかというと問題もありますし、ちょっとした二酸化炭素の吸収でも黄色になるようなBTBは不向きかも知れません。

単純に理論的というよりは、実験的に再現のしやすさ、色の判定がしやすいということを考慮して、BTBは次善の試薬として除外されているだけではないのでしょうか。大学になると、両方を比較し実験させられ、なぜその試薬を選ぶかを学んでもらいますので、BTBでは苦労すると思います。
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そう言えば確かにそうですね。

BTB(ブロムチモールブルー)は使いませんね。中和滴定では普通はフェノールフタレインかメチルオレンジを使います。HClaqとNaOHaqの中和滴定では基本的に変色域の広くない指示薬であればどんなものでも使えると思います。BTBでもよいはずです。多分、値段や色の見易さの問題ではないでしょうか。
ちなみにBTBは中性付近のpHを更に詳しく(0.2刻み)調べる時によく用いられます。
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