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どうして中国、ロシアは北朝鮮を防護するのでしょうか?
このままでは、中国、ロシアとも北朝鮮と同じテロ国家として世界から見られると思います。ましてや中国はオリンピックを控えていますので、中国の動き方しだいでは、オリンピックの参加国が少なくなると思います。そこまでして、中国、ロシアはなんで北朝鮮を防護するのでしょうか?

A 回答 (5件)

 北朝鮮は、アメリカの預金口座封鎖で苦境に立っています。

アメリカ・日本は北朝鮮が音を上げるまで持久戦の体制でした。

 現状維持ではジリ貧の北朝鮮は、今回も瀬戸際外交を仕掛けたわけですが、今回のミサイル発射で更に強力な外交カードとしては、

1.テポドン2をアメリカ領土近くまで飛ばして落下させる。
2.核実験の実施

という、アメリカが絶対北朝鮮に切ることを許さないカード(切られると、大統領選挙で落選する可能性大)しか残らなくなりました。

 アメリカ・日本としてはこれ以上カード切られたくないため、安保理議決で経済制裁を行なう強固路線を取ろうとしています。
 それに対してこのまま制裁すれば、「北朝鮮が経済崩壊しかねない。」ため、中国は必死なのです。
 ロシアは長い国境を接する中国に恩を売っておくのにいい機会なので中国の側に回っています。

・何故中国は必死か
 北朝鮮は現在食糧支援を年間200万トン以上受けています。人間は年間200kg穀物を消費しますから、この量は1000万人分、北朝鮮の人口2500万人の4割が食糧援助のおかげで生きのびているのです。これは、北朝鮮の現状がほぼ難民キャンプ状態と言うことを意味します。
 
 ですから、経済制裁が少しでも利きすぎれば、北朝鮮から1000万人+250万人(1000万人が難民化すれば流通が滞り更に食えない人数が増える。)程度が国外にあふれ出してきます。

 私の想定ですが、韓国に950万人、中国に250万人、日本に35万人、ロシアに15万人程度が流れ出します。

 一人当たり、100万円の費用をかけるとしても(韓国では、現在脱北者一人に1000万円の費用が掛かっています。)韓国では9兆5000億円、中国は2兆5000億円の出費となります。

 中国・韓国の本音は、金一族がこのまま政権維持していてもいいから、「政権崩壊→経済難民流出の事態を避けたい。」というもので、自国を守るためには、北朝鮮を崩壊から守るしかないという現実路線なのです。

 アメリカ・日本のタカ派政治家は、北朝鮮が経済崩壊し、中国経済の足を引っ張って、中国の経済成長が数年遅れればそのほうが良いと考えているでしょう。
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 北朝鮮=中国=ロシア共通点は社会主義の国です。

両者の共通点は政治について自由がないことです。経済については幾分自由になりましたが、国の計画に基づいて経済活動が成り立っています。例えば、セルシオやワゴンRなど豊富な自動車が日本では選べます。しかし、社会主義の国では20年前の軽自動車一つしか買えないのです。
 中国は共産党、北朝鮮は労働党の一党制になります。3つの国についてはあまり政治や経済の自由が日本やアメリカより少ないのです。ロシアや中国は社会主義の体制を未だに国外に普及させたいと考えています。北朝鮮が経済制裁されると北朝鮮自体の国家体制が成り立たなくなります。経済が崩壊してしまいます。つまり社会主義体制を否定されることです。北朝鮮が経済で行き詰れば同じ方式を取っている中国にも大きなダメージになるからです。北朝鮮の体制が崩壊すれば次は中国がターゲットになります。中国の体制がつぶれると…と考えるとわかりやすいですね。
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> 中国、ロシアとも北朝鮮と同じテロ国家として見られると



イラク戦争での勝者は中国だなんていわれ方もされるように、アメリカはイラク戦争により、開戦やその根拠、その後の対応から、世界的に大きく信頼を失墜させました。またイラク戦争後の反米過激派とのイラク内での戦闘で軍事的にも相当消耗しています。
そんなアメリカが消耗してくる中で、中国、ロシアは経済的に大きく成長を続け、多国間でもつながりを広げてきました。
全面戦争は誰もしたくないわけで、そういう中での政治的なパワーバランスとして追い上げムードの中ロと、消耗著しいアメリカ、それを見守るヨーロッパ諸国とその他の国々という図式です。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/i/25/
「日中戦争」は北京オリンピックの1年後
―― 米専門家が描く悪夢のシナリオ――

私はここで紹介される本は読んでませんが、アメリカが世界第二位の経済大国という位置づけを無くした日本から離れ、中国へシフトしていった時の日本外交の失敗からの日本にとっての最悪のシナリオが書かれているようです。(リンク先にも大まかな事も書かれています)
リンク先に書かれている事はあくまで日本にとって超最悪のシナリオですが、それが満更笑い事でもないという一面があり、それは中国、ロシアの台頭が世界的に大きくなってきており影響力を増している事から来るものです。
そういう世界のパワーバランスの事情からの中ロの動きであり、悪の枢軸とはブッシュ大統領が言っていた事であり、世界の共通認識では無いという事でもあります。

北朝鮮はドルの偽札作り、麻薬密売など国家として裏家業をしているといわれています。中、韓がどの程度把握しているのか分かりませんが、中国や韓国内に北朝鮮の偽札洗浄に使われている企業があると言われています。そういう所を見つけ出し、世界に大々的に公表する事などができないと、"イラクは大量破壊兵器を所持している"という文言と同じような位置づけにしかなりません。アメリカのイラク戦争の失敗から、疑惑だけではこれまで以上に正当性は持ちません。現状裏ルートの解明が問題解決の為に一番必要とされているという状況です。


それから、正式に経済"制裁"を行うという事は非常に大きな意味を持ちます。ある意味ミサイルを打つのと同じぐらいの意味を持ちます。その為、そう簡単には発動できるものではありません。タイミングを間違えば、その行動が世界から非難を浴びる事になります。
その為アメリカは経済制裁は行っておりません。アメリカは北の偽札に関わる情報をつかみ、関わる金融機関等々の名前の公表しただけです。その為、一部の裏金ルートの中枢が潰されました。(北朝鮮の反応を見るともしかすると、それに際して中国内の洗浄ルートにも大きく影響したのかもしれません)。なので正当な送金などは現在でも行える状況です。
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以前同じような質問でたくさんの回答が出ています。


覗いて見てはどうでしょうか。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2260107
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もともと共産主義国家同士ですから。


そのときの権力者の関係上、なかなか手を切るというわけには行かないのでしょうね。
あと、アメリカに対するけん制という意味でもあるのでは。
北朝鮮に対するアドバンテージがあれば、国際的な場面で発言力が増しますし。
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