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最近まで、返還された横田めぐみさんの遺骨はニセ物と信じていたのですが、英ネイチャー誌から「日本政府がうそ吐き」と言われているという情報を見ました。
嘘つきは、北朝鮮なのでしょうか、日本政府なのでしょうか?

http://members.jcom.home.ne.jp/kisono/pcr/pcr.htm

A 回答 (7件)

思い切り、基本的な事ですが、ネイチャー誌の言う事をすべてそのまま受け入れたとしても、それは、「横田めぐみさんの遺骨だ」という北朝鮮の主張が真実だと考える根拠には、全く、これっぽっちも、全然なりません。

鑑定した教授が警視庁に転職した、とかいうのは後の話であって、「焼かれた遺骨でDNA鑑定をした方法はどんなものか、と思って聞いてみたら、コンタミネーション(他の人のDNAが混ざる事)の危険性が高い、とされている方法だった」というのが最初の記事の骨子です。

経済産業省が「個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドライン」というのを出しています。(読む必要は全くありません。)
http://www.meti.go.jp/policy/bio/Cartagena/seime …

このガイドラインの末尾に、「個人遺伝情報取扱事業者は、それぞれの行う事業内容に応じ、次に掲げるガイドライン等の遵守に努めることとする。」という文章の後に、「DNA鑑定についての指針」(日本DNA 多型学会DNA 鑑定検討委員会)というものが載っています。日本の学界が作った指針なので、それなりに権威はあるってだけの事ですけど。

で、その指針は、↓です。
http://www.meti.go.jp/committee/downloadfiles/g4 …
この指針の中に、「Polymerase chain reaction(PCR)法に対する特別な注意」として、「PCR法でまず問題となるのは資料とは別に混在(コンタミネーション)したDNAを増幅してしまうことである。(中略)。なお、nested-PCRのような高感度PCR法はコンタミネーションが否定できる根拠を明らかにしなければならない。」とあります。

つまり、この件に関して、「コンタミネーションを否定できる根拠は何か」というのを問うても、少しも変な話ではなく、それを検証できるならばすればいいし、できなければ、そういう前提で鑑定結果を扱うべきだ、それだけの事です。(素人の私は、完全に否定するのは相当難しいのだろうとは思いますけどね。)実際に、PCR法をやっている人のコメントを↓に入れておきます。
http://d.hatena.ne.jp/TaKo/20060706/1152201376
ただし、私は↑の内容がすべて常識かどうかまではわかりません。

ですから、ネイチャー誌の記事は、研究者側の立場からすれば、とりたてて変な事は言っていません。しかし、だからといって、北朝鮮がたしかに横田めぐみさんの遺骨を渡した、なんていう主張にも全くなりません。日本政府がウソをつく必要があったかなかった、とかいう事とも関係ありません。単に、鑑定に通常要求されるような厳密さがあったのか、あるいは今から検証する事が可能なのか、それだけの意味しかないです。

たしか、アメリカの雑誌「タイム」もネイチャーと似た疑問は出していたはずです。この程度の事を、「日本人嫌いだから」で説明したら、やたら日本は嫌われ者になってしまいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
残念ながら「日本政府が嘘つきでない」はっきりした理由は無いようです。せめて、帝京大で検出されたDNAと遺骨に係った方々のDNA比較がされるべきですね。合えば日本政府が嘘つきとなってしまうのですが、北朝鮮には謝れば済む問題です。国民にとっては、政府が真実を公表することを賞賛こそすれ、非難することではありません。遺骨に係った方々のDNAと違う場合はまだ疑いが残ってしまいますが‥。
この問題は日本も北朝鮮もニセ遺骨で誰も得をしないのが、問題を難しくしていますね。

お礼日時:2006/12/17 20:27

no6さんの紹介したサイトはいたってまともな見解だと思います。


http://d.hatena.ne.jp/TaKo/20060706/1152201376​)
もし複数の研究室で、プライマーも別々のものを使って同じ結果が出れば、それが研究室で起きたコンタミでは無いと考えるのが自然でしょう。(今回は複数の研究室さえ使っていない)ただし遺骨から出たDNAといっても、遺骨の本人のDNAか、火葬場の職員が骨を回収するときにおとしたDNAかは、なんともいえません。(だからある証明はできても、ない証明は出来ない。)
 ただこの実験結果をもって、嘘つき呼ばわりするのはおかしいでしょう。(これは院どころか大学生レベルでもわかることです。)

1200°云々についてはなんともいえませんが、スミクズになるまで焼かれた死体の身元を判別するために、DNA鑑定することは、アメリカでは先例があります。出ないことのほうが多いですが、例えば歯の中にもう一つある歯(奇形?)から、血液(もちろんカピカピかスミクズだったでしょう)を取り出しDNA鑑定が成功した例などは、わりと有名だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
この問題は日本も北朝鮮もニセ遺骨で誰も得をしないのが、問題を難しくしていますね。

お礼日時:2006/12/18 09:38

仮にこの件で日本政府がウソをつく理由がないように思います。


日本政府にとって当初は北朝鮮と国交を樹立することが小泉首相の訪朝の最大の目的だった筈です。

拉致問題を北の将軍さまがあっさりと認めてしまったために、その後の交渉が進まなくなった訳ですから、当時日本政府としてもできるなら拉致問題に対して何らかの解決をして、どこかで手打ちをしたいというのが本音ではなかったかと思います。
たいへん痛ましいことですが、もし横田めぐみさんの遺骨が本物であれば、日本政府は拉致被害者の生死に係わる北朝鮮の発表をある程度信じる方向で、拉致問題の幕引きに向かっていったと考えられるのでは。
とすれば、日本政府には遺骨に関してウソをついてまで国民を扇動する理由がないように思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。両国ともウソを吐いて得をしないことが、事を難しくしていますね。
日本で無いとのことで、安心しました。

お礼日時:2006/12/18 09:35

北朝鮮が嘘つきであることは疑いようはないでしょう。



 日本についてはどうでしょうか?1200℃で焼いたといっても、骨の中の骨髄の一滴まで焦げ付き、すべてに1200度の熱が通ったかといえば、疑い深いですね。nested PCR自体は特別な技術ではなく、どこでもできる技術です。ただしこれは目的のものを取り出す場合は威力を発揮しますが、汚染の可能性が高いので解析に使えるかといえば不適切でしょう(ある証明はできても無い(違う)証明は最低限複数の研究室を活用しなくては無理)。案外吉井講師の研究室の誰かのDNAを拾い上げてしまったかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
日本で無いとのことで、安心しました。

お礼日時:2006/12/18 09:34

死亡診断書がニセ物だった事や


死亡状況や「墓に埋めた後、取り出して再度火葬した」などの不自然さ
から考えて、嘘つきは北朝鮮でしょうね。

理論上、DNAは生き残れませんが
天文学的な数のある「人間の細胞全てのDNA」が消失する確率は、かなり低いですね。
調査現場を確認していない以上、日本政府の発言を否定出来る科学者は存在せず
【妄想】の類と割り切っても大丈夫でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
日本で無いとのことで、安心しました。

お礼日時:2006/12/18 09:33

この記事ですね


http://www.natureasia.com/japan/digest/0504-2.php

加熱焼却時間そのものが短ければ、1,200℃の熱でもDNAは生存しうる可能性がある。信州大学で法医学を研究する福島弘文教授は、「温度だけでは何も言えません」と語る。

とありますし

吉井講師に渡された遺骨片の方が別の5点よりも良い状態だった可能性があることだ。

とも有ります
火葬した骨のDNA鑑定などみな経験が少なく
自信が無い答えになるのは仕方が無いかと思います

 北朝鮮は、これまでにも拉致被害者の遺骨と称する骨片を日本側に引き渡した後に、それが別人の骨だったと認めたことがある、と高島報道官は語った。

と同じような事をした前科もあることですし

イギリス人はかなり日本人嫌いな事を差し引いて考えた方が良いかと思いますが

決着の付かない問題なのですが
普通に今までの態度を見てどちらが嘘つきかは判ると思いますが・・・
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。ご提示のネイチャーの記事には気づきませんでした。決着は難しいですね。

お礼日時:2006/12/18 09:32

嘘つきは北朝鮮です。


横田めぐみさんの遺骨ではありません。

イギリスは拉致に関しては門外漢ですから勝手な事を言っているのでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
イギリスは、鑑定結果に利害関係のない第3者ですから、難しくしていますね。日本で無いとのことで、安心しました。

お礼日時:2006/12/18 09:30

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