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二酸化窒素分子って
O-N=O⇔O=N=Oの共鳴構造ですよね。
共鳴構造をもつってことは安定だってことだというのはわかっているのですが…。
この分子ってこの構造でなぜ安定なのかがよくわかりません。
やはり共鳴構造が存在するためなんでしょうか?

A 回答 (2件)

共鳴構造はありますが、そもそもその共鳴構造は間違っています。


・O-N=O⇔O=N-O・
のように、不対電子を持つべきです。そうでなければ電子配置の説明ができません。
不対電子を持つ化学種はラジカルと呼ばれ、一般に不安定です。NO2が不安定であることも関係していると思います。そのため、ラジカルであるNO2とラジカルではないN2O4の間に平衡関係があり、低温ではN2O4の生成が有利になりますね。

NO2の場合には、ラジカルのもとになっている不対電子が、共鳴によって、2個の酸素上に非局在化していますので、そういった非局在化のないラジカルに比べて安定であると言えるでしょう。それ以外にもNやO原子の固有の性質も関わってきているとは思いますが、そちらを説明するのは難しいでしょうから、普通は共鳴によって説明することになると思います。
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確かにNO2はこの共鳴を行いますね。


しかし、実際はNO2は不対電子を持つラジカルで、不安定で、容易にN2O4に2量化します。そのため、さまざまな分子とラジカル反応を行います。
この分子のラジカルの極限構造式はちょっと複雑でここで書けないのですが、N-O結合の中間に不対電子を持っています。無機化学の教科書をご覧下さい。

http://www.din.or.jp/~a-yagi/biochem/question001 …
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