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関係詞節を考えてみてもわかるように、英語の基本は後置修飾だと思いますが、これはどうしてなのでしょう?
日本語のような語順にどうしてならないのでしょう? ある言語が後置修飾を選ぶかどうかを決めるのは何なのでしょう?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

日本は島国であり、腹芸と言う言葉に象徴されるように、全てのことは分かっているのだと言う意識があり、そのため、後置修飾と言う修飾方法が発達しなかったのでしょう。



後置修飾は、旧情報から新情報と言う流れを作り、または、修飾対象をはっきりさせてからその特徴を述べるので、互いの間に、何か新しいことを導入するのに適しているわけです。

それに対し、前置修飾は、なんと言っても、既に分かっていると言う意識がないと使えないですから。つまり、修飾語は、その修飾対象が決まらないと修飾できないわけで、修飾対象が常に修飾語よりも後に来るという言語は、修飾対象が常に万人にとり了解済みのものだという前提ができていると感じさせます。

もちろん、No.1、No.2の方が言われるように、文法的には、助詞の発達や連体形と言う活用があることが、前置修飾を可能にさせている実際的な文法構造なのですが、そのような文法構造を作り出した民族意識みたいなものを仮定しようとすると、この世のものに新しいものや未発見のものはないのだと言うような感じ方があるように思います。

日本語の動詞が最後に来る構造も、前置修飾と言う修飾構造と同じものを感じさせます。つまり、焦点が最後に来るという構造です。否定文か疑問文か、それとも肯定文か、非常に大きな違いなのに、文末まで待たないとはっきりしない。

ともかく、重要なことは、言語構造は、その文化を支える一つの柱であると言うことで、言語構造を見ていくと、その文化の特色がある程度見えてくると言うことです。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2275657
も参考にしてください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
世界の言語をSVO型とSOV型に分けたら、その特徴がいろいろとあって、前者は後置修飾、後者は前置修飾だったということをどこかで読んだことを思い出しました。

お礼日時:2006/08/02 16:45

日本語は修飾語が被修飾語の必ず前に来ます。

理由は、形容詞や形容動詞、動詞の場合「連体形」という語尾があり、これは体言(名詞)の前に来るときの形と決まっているからです。また、副詞も動詞や形容詞の前に来ますが、これは文の構造として用言(動詞、形容詞、形容動詞)が文末に来ないと落ち着きが悪いからです。このような特性から形容詞の後置修飾や関係詞は存在しません。
一方、英語など印欧系では後置修飾や関係詞があり、副詞も動詞などの前後に来ます。この理由はいくつか考えられます。
関係詞は後ろから先行詞を修飾すると普通考えられますが、起原を考えるとこれはむしろ言い換えと考えられます。

the boy that is playing in the garden
その少年、それ(彼)は庭で遊んでいる

the book which you bought yesterday
その本、どんなのかといえばあなたが昨日買ったの
(whichの原義は「どんな」)

これは意識の流れからしても左から右へ流れていくのが自然で、後ろから前へとかけて考えるのは分析的な考え方です。また、分詞を含んでいるなど長い修飾語の後置修飾がありますが、

the boy playing in the garden

このようなものは「関係詞+be」の省略とする考えがあります。いずれにせよ、関係詞を使った文に慣れていれば、名詞の後ろに長い修飾語があっても自然に思えるのでしょう。なお、これは英語では当たり前の語順ですが、ドイツ語ではこのような場合(関係代名詞を使わない場合)ば前置修飾で、

der in dem Garten spielende Knabe
= *the in the garden playing child

このようになります。この言い方は固いので関係代名詞を使う方が日常的です。そのため、ドイツ語では関係代名詞を使うことが英語より多いようです。英語は後置修飾に寛大と言えそうです。

形容詞が単独で名詞に後置する場合があります。

sum total
sea azure
things Japanese

これは英語が属するゲルマン系では珍しく、フランス語などロマン系では普通に起こります。英語はフランス語から大きな影響を受けたのでそのためと言われますが、ではなぜロマン系では形容詞が後置するのか?形容詞が後置するのは日本語的にはかなり奇妙(海青い、山高い)ですが、印欧系では「名詞」と「形容詞」は実は同じ仲間(もともとは名詞と形容詞を合わせて「名詞」、名詞は「実詞」と分類していました)なのでどちらが前に来るかは割と自由だったようです。日本語では形容詞は用言つまり動詞の仲間とされるのと対照的です。

まとめるのは難しいですが、関係代名詞が発達したのは、連体形のようなものがないので、代名詞や疑問詞を使って言い換えるしかなかったと言えるでしょう。

昨日あなたが買った本
*yesterday you bought book
これでは普通の一文と変わらず、bought はあくまで動詞で、名詞を修飾するはたらきはない。
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日本語は語順が自由です。

それは、格助詞が発達しているため、語順を入れ替えても大して文法的に問題ないからです。単語の後ろに「は」や「が」が付けば主格、「を」が付けば目的格になり、語順に関係なく明確に格を表せます。

日本語は非常時のように急がない場合は、大分類から小分類へ徐々に的を絞っていくことが出来ます。

ところが英語の場合は、格を決める助詞が発達していないため、語順が格を決める重要なポイントとなります。
そうなると、数学の数式のように、ルールが限られたものになってきます。(例えば+、-よりも×、÷の結合力が強く先に計算するとか。)
限られたルールのなかで、生まれた知恵だと思うのですが、
ごめんなさい・・・うまく表現できません。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。
ということは、日本語以外の膠着語も、形容詞節+名詞という形になるものが多いということでしょうか?

お礼日時:2006/08/01 23:49

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