
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
M&Aからいきましょうか。
Mは、MERGERの略で、吸収合併という経済の専門用語で、買収会社が100%の被買収会社の株式を集めて、それを吸収してしまい、被買収会社が法的に消滅してしまうことです。つまり、法的には、なくなってしまいます。Aは、Aは、acquisitionの略で、買収です。これは、被買収会社の株式51%超を集めるだけです。株を集めた方も、集められた方も法的に存在します。M&Aと言うものは、上記2つの事を意味しますので、何か意味が取りづらくなりますが、本当の意味は、Mの方の意味が強いと、私は思います。つまり、株式の100%を取得し、合併してしまう。最近は、合併まで行かず、株式の過半数を取得し、合併までせず、買収だけして、両社存続するケースも多いです。
つまり、M&Aは、会社を取得する為の手段です。これを使うと、新しい会社を1から作るのではありませんので、時間的に相当早く、自社の戦力に取り込むことが可能になります。また、シナジーと言って、自社が持っている技術などの経営資源と被買収会社の技術を融合させたりして、新技術を開発したり、自社の物流部門と、被買収会社の物流部門を統合したりして、合理化を図る事もできます。
一方、コングロマリットは、業種の異なる企業同士がグループ経営する事です。典型的な形態は、持ち株会社を頂点にして、持ち株会社が業種の違う数会社の株式の過半数を所有して経営する形態です。昔の財閥を考えてください。三菱本社が株を持ち、三菱銀行、三菱地所、三菱重工などが、本社のしたにブル下がっていまして、本社がグループ経営のコントロールをしていました。大体、財閥はこの形態が多いですから、財閥の本を一読すると理解できると思います。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/09/25 16:56
非常にわかりやすかったです。M&Aは非買収企業の株式をたくさん取得することによって、会社を取得する、一方コングロマリットは持ち株会社を頂点にして、異なる会社の株式を保有することによって経営するってことですね。すっきりしました。

No.2
- 回答日時:
M&Aは買収という行為を指しているのに対し、コングロマリットは企業という実質的な存在を指しているという点で、相違しているのではないでしょうか。
No.1
- 回答日時:
(結果は失敗に終りましたが)M&Aを企て、その方法としてTOB(企業の株式公開買付)を用いた一例として、王子製紙による北陸製紙のM&Aが挙げられます。
http://diary.jp.aol.com/gsq565bkgku/1047.html
(王子製紙の場合は失敗例の1つに過ぎませんが)基本的には(製紙会社が別の製紙会社をと言う風に)同一業界内の別会社を標的に絞るのが"M&A"の大多数を占めると言えましょう。
これに対して、コングロマリット(型合併)には"A電気が電気とは異種のαファイナンス"と言う具合に、異業企業をもターゲットにしつつ、規模の拡大etcを狙う特徴があります。
日本でも知名度が高いの部類に(東芝の株主にも名を連ねる)GE等が含まれ、その事業に言及したHPは次の通りです。
http://www.gejapan.com/biz/index.html
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