
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ゲルは乾燥すると収縮します。
当然体積が減るのでカラムのベットボリュームは減りますが、そのまま溶媒を圧送して再膨潤させると、ゲルは潰れてしまいます。ですから再膨潤させるときは一度ゲルをカラムから出して再膨潤させ、充填しなおす必要があります。気泡の問題だけではないのですよ。上手に再充填できればカラムの理論段数は保持できますよ。乾燥してもゲルをとりだして膨潤すれば、再度使用はは可能ということですね。
今回は乾燥したゲルに大きな亀裂が入っていて、そこに空気が大量に入り込んでしまっているので、カラムに詰めたままの膨潤はまず無理でした。今回立てているゲルはかなり大きいのでなおのことでした。仕方なく全部取り出して膨潤を行い、詰め直しました。
回答、どうもありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
>takenobupapaさま
横からのレスで申し訳ありませんが、参考になる情報ありがとうございました。ただ、うちで使ってるやつはメーカー製のカラムで、自分らで詰めなおすのはできないんですよ。メーカーにたのむと数十万円とられますので、理論段数下がってもがまんして使ってます。
ありがとうございました。
>kamisenbonさま
横レス、大変失礼しました。
No.1
- 回答日時:
Sephadexゲルについては分かりませんので、質問者さんの疑問への回答は持ち合わせておりません。
参考までに、以下私の使ったゲルの話です。
シリカゲルやアルミナなど、カラムクロマトのゲルは元々乾燥しており、使用前に溶媒を含ませて使います。詰めるときに気泡が残っていると、分離能は落ちます。
あとは、うちのラボで使ってるのはゲルろ過クロマトカラムのついたHPLCですが、この中身はSephadexゲルではありません。詳細は忘れましたけど、有機溶媒用の高分子ゲルだったはずです。
こいつは枯らすと性能が低下します。
万一枯らした場合、一日くらい溶媒を圧送し続けてできるだけ気泡を抜きますが、どうしても抜けきらない気泡が残るために分離能が低下します。
Sephadexゲルについては分かりませんが、使用前に溶媒で湿らせて使うタイプのゲルであれば、再度操作をやり直せば良いのでは?
素人考えですいませんが。
やはり気泡の混入が問題だということですね。気泡が今回枯らしてしまったゲルは乾燥粉末の状態で購入し、バッファーで膨潤しました。もともと乾燥していたものなので、再び膨潤からやり直せば使用可能(もしくはその可能性がある)ということになりますね。参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。
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