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松方財政について。松方は緊縮財政、重税政策で財政余剰をつくり、その余剰分で金・銀貨を買い集めた。その結果、紙幣整理と正貨の蓄積が同時に進行し、紙幣価値が回復したところで、銀兌換を実施した。ということですが、政府は正貨をどこから買い集めていたのでしょうか?それが知りたいです。ご存知の方、お願いします。

A 回答 (1件)

 次のような引用文でいかがでしょうか?


 「紙幣整理のために外債募集を提案した大隈の意見に反対したのみならず、松方は「準備金」(明治初年以降「積立金」として蓄積されてくた「特別会計」)の貸付けにより正貨増殖をめざして「直輸出荷為替取組制度」を推進した。これは明治12年(1879)に設立された横浜正金銀行を通じて、政府が生糸輸出業者に対して準備金のなかから融資を行う制度である。業者はその輸出生糸を海外支店で販売し、そこで受け取った代金を外貨で正金銀行の海外支店へ払込み返済する。正金銀行の本店はそれを回収し国庫に繰り入れるというやり方であった。こうして正貨の蓄積が促進され、あわせて殖産興業政策の1つの目標であった輸出の振興も実現されるというわけであった。そのうえ「直輸出」貿易を進めて外国商社が収める不当な中間利潤を回収するのがねらいであった。」
 『東京百年史』第2巻 東京百年史編集委員会編集・東京都発行 昭和47年3月31日発行 971Pから引用
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