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初めまして。私は二輪&四輪の2スト車を所有しています。昔から素朴に疑問に思っていたのですが、2ストエンジンというのはインジェクション化出来ない物なんでしょうか?コストとか一切無視したとしても、理論上不可能な事なのでしょうか??私の二輪・四輪をインジェクション化したいと思っている訳ではないのですが、ずっと昔から疑問に感じてる事なので2ストに詳しい方、何卒宜しくお願い致します。

A 回答 (8件)

1993年にホンダが世界グランプリでNSR500のインジェクション仕様を実戦投入していました。

ですから不可能なことではありません。

キャブレターに対してインジェクションの優れたところは空燃比が自在に制御できることです。特に最高出力の向上を目的として大きなメインボアのキャブレターを使用した場合はインジェクションの方が中低速での制御がしやすいことがあります。

デメリットはコストを無視するとキャブレターに比べて重量増なくらいでしょうか。インジェクション本体は鉄と電磁コイルが組み込まれるため意外に重くなります。また各センサー類、燃圧をかけるための高圧燃料ポンプなどが必要になります。

2ストロークエンジンにインジェクションが採用されない理由は制御が難しいからだと思われます。

実際には4ストロークがエンジン回転数とスロットル開度から吸入空気量がほぼわかるのに比べ2ストロークエンジンは給排気が排気チャンバーのトラップ効果に大きく依存しているため吸入空気量が大きく変化します。また、2ストロークは吸入した混合気が、一部はそのまま燃焼室に入り、一部はクランクケース内にためられてから燃焼室に入るため、インジェクターが作る空燃比と燃焼に適した空燃比が一致しないことがあります。

ですから燃費や排気ガスなどの問題を解決しつつ2ストロークでなければならないという状況がない限り採用されることはないでしょう。

詳しくは「NSR500 ハイパー2ストエンジンの探求 つじ・つかさ著 グランプリ出版」に載っています。10年以上前の本なので手にはいるかどうかはわかりませんが。 
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この回答へのお礼

正に私が知りたかった内容のご回答でした。2ストの制御の難しさがとても分かりやすくご説明して頂いたお陰でよく理解出来ました!このご時世、2ストは絶滅状態の危機に瀕しております。しょうがないとはいえ大変淋しい思いをしているのは私だけではないでしょう。私は2ストを愛する者として(時代に逆らう反逆者の様な罪悪感もありますが・・)二輪&四輪共に末永く乗り続けようと思っております。どうもありがとうございました

お礼日時:2007/01/24 22:58

ビモータが2サイクルインジェクションのバイクを作りました。


しかしもの凄く調子が悪く、その失敗のせいで潰れてしまいました。
全開全閉であればコントロールできるのですが、2サイクルはパーシャル開度での燃調が難しいのだそうです。
実験室で動くエンジンなら可能ですが、現実的には商品化は今は不可能といったところでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/24 23:56

2サイクルEFIでしたら、スノーモビルではすでに商品化されております。



スノーモビルの走行環境はスポーツモデルの深雪山岳向けで、メーカーにより呼び方が「マウンテン」「ディープスノー」等のモデルがあり、これらのモデルの行動環境は半径10Kmで標高差1000m位はさして珍しくないはありません。海外では3000m位のところを行動することもあります。
外気温では、厳寒の三十数度(もちろん氷点下)から五月連休のさなかに
春の陽気の二十度近くまで六十度近い温度差になります。現に私の住んでいる土地はこれくらいの温度差があります。

市販の乗り物で、一番苛酷な環境で使用されるのではないかと思います。標高差と温度差の大きな環境においても適切な空燃比を得て快調に走行することが出来るのです。
もちろん、キャブレター仕様の機種もまだ多数ありますが、走行環境に応じてメインジェットを交換しながら使用しております。

2サイクルEFIモデルの一例をご参照ください。

参考URL:http://homepage2.nifty.com/zironiho/M8.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。スノーモービルで市販化されていたとは全く知りませんでした。二輪・四輪車とは違い、かなり過酷な環境での使用というのも驚きました。凄くそのEFIスノーモービルのエンジンに興味が沸いて来ました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/24 23:05

ヤマハのサイトにその手の論文がありました。

リンク張っときます。
以前読んでまだやってるんだなぁって思いました。
最近の発表でも群大だったかで2スト関連の発表が有ったと思います。
あとちなみに船とかディーゼルですがターボ2ストとかが主流です。
ディーゼルなんでインジェクションですし。

それと学会でも何とかして使いテェって話結構聞きました。
排気だけなんとかするには今のところ排気バルブとDI+EGRで三元触媒。
2ストの利点無くなりそうですが。

参考URL:http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/craftsmans …
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この回答へのお礼

URLを教えて頂きありがとうございます。早速閲覧してみましたがなかなか興味ある内容でまたじっくりと拝見してみます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/24 23:10

東京モーターショウにあったような?


12気筒のソアラ?キャブだとあまり意味ないと思われます。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます。12気筒のキャブだったらまるでゼロ戦の「栄エンジン」みたいですね。
実物を見た事がありますが、確か10個程キャブがあって調整が面倒臭そうだな~と思いました。

お礼日時:2007/01/25 00:06

出来ます。


しかし、四輪ならまだポンプやセンサー、制御用のコンピュータ等を設置するスペースを確保する事が可能かもしれませんが、二輪となるとかなり難しいでしょうね。(否、2ストの四輪って小さなものばかりなので難しいかも。)
ただ、現実問題として最近では条例や各国の法律で排ガス規制が厳しくなっているのでチェーンソーすら規制の対象になりつつあるので、これから益々2ストそのものが無くなる方向になるでしょうね。
4ストも進化して現在ではコスト面でも2ストのメリットは殆ど無くなりつつありますから、新しく2ストエンジンを厳しい排ガス規制に合わせて開発する事も無いでしょう。
MotoGPすら4ストになったのですから。
あぁ植物オイルの混合燃料の匂いが懐かしい。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/24 23:57

実用化されていますが


あまり効果的というわけではないようです。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/24 23:58

 


インジェクション方式とはエンジンの吸気負圧を利用して燃料を吸い出すキャブレターに対して、ポンプで燃料に圧力を加えてノズルから吹き出す方法の事です。
だから4ストロークエンジンでも2ストロークエンジンでもロータリーエンジンでもどちらの方法も使えます。

もしかして、シリンダー内部に直接燃料を噴射するのだけをインジェクションと思われてませんか?

 
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/25 00:00

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