社会保険についてあまり知らない学生です。
単純な例として、社会保険料(健康保険料や厚生年金保険料)や
税金を引かれる前の月給が30万円、
社会保険料を4万円とします。
この場合、社会保険料の4万円は、企業と労働者の折半で
2万円ずつ払い、労働者には28万円(ー税金)が入ります。
企業からみれば、この労働者のために32万円払っている
ことになりますので・・・、
・社会保険料4万円をを全額企業が払い、労働者に28万円を
月給として払う
・労働者に月給として32万円払い、社会保険料は
労働者に全額払ってもらう
これらの方法でも、「企業は労働者のために32万円払い、
労働者は28万円(ー税金)を受け取る」ことになります。
しかし、多くの企業では、「労使折半」という方法をとっています。
上にあげた方法ではなく、「労使折半」をとっている
理由は何でしょうか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
まず全額従業員負担としなかった理由について述べます。
理由は色々あるのですが、制度上全額従業員と半額会社負担では違いが生じます。
たとえば制度導入時に従業員の負担を抑える、あるいはそれまで加入者でなかった従業員が加入者になるときの負担を抑えることが出来ます。
つまり、賃金というのは勝手に下げることは出来ません。労働契約により賃金が決まります。
ここで、社会保険が適用ではない会社が適用の会社となるとき、半額会社負担であれば従業員が加入することになっても負担増は1/2ですみます。
また社会保険は正社員の3/4未満の勤務日数及び勤務時間の場合や2ヶ月未満の加入のときには従業員に加入させる義務はありませんが、ひとたびそれを超えて適用となる場合には加入させる義務が生じます。
そういう従業員にとって半額会社負担だと適用となったときの負担増は軽くなるわけです。
上記だけではなく最低賃金法との関係とか言い出すときりがないので辞めますけど、違いはあるということです。
ちなみに税金の面ではどちらも同じです。なぜならば社会保険料控除は全額控除できるので、所得税、住民税に違いは生じません。
ちなみに全額会社負担にしなかったのは、それだと上記を見ればわかるように逆に会社負担が大きすぎるのと、自営業など会社負担の存在しない人たちとのバランスを考えたものと思います。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
ご提案の「労働者が全額支払う」という方法にすると、確かに会社の負担も政府の徴収額も変わりありませんが、税込みの収入が2万円増えるわけですから、所得税も住民税も上がってしまうし、また、社会保険料更新されて高くなりますので、手取りが減ってしまいます。それに、その方法を取ると従業員の数だけ振込みや口座振替がありますから、徴収する方も大変な手間がかかります。会社に会計処理をしてもらったほうが国も楽です。
考え方としては、労働者の健康や老後については会社にも相応の責任があり、その分の経費を負担すべきだということでこの制度ができています。雇用保険(いわゆる失業保険)も同じく労使折半ですね。労災だけは会社の全額負担ですが、これは職場での怪我や病気が雇用者の安全管理責任に帰せられるからです。
> その方法を取ると従業員の数だけ振込みや口座振替がありますから、徴収する方も大変な手間がかかります。会社に会計処理をしてもらったほうが国も楽です。
社会保険料は労働者の口座に振り込まれる前に払っているのですね。
ご回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
専門家ではないので単なる「私見」です。
保険はリスクの軽減、分散のためにあると思います。
経営者にとっては労働者が怪我や病気をしたら、労働の供給を得ることができず、生産に支障をきたします。労働者にとっては休んで賃金が得られなければ、生活できません。安定した労働力の確保、と労働力の再生産のためのコストを折半すると言うことではないでしょうか。
介護保険や生活保護が良い例ですが、人が生きてゆくためには、公的保険、制度に国庫や自治体からも税金が使われています。一個人や一企業だけにリスクを負わせたのでは国全体としての経済活動が立ち行かなくなるからではないでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 減税・節税 手取り額が多くなるには、社会保険、扶養 2 2023/03/05 11:20
- 弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士 LLC設立での社会保険への加入義務ですが、たとえ代表社員ひとりの 3 2022/08/15 13:15
- 厚生年金 社会保険料の滞納について 2 2023/03/08 11:15
- 健康保険 【健康保険証の健康保険任意継続制度についての質問です】 ケース1 20代の現役世代の 4 2023/08/17 17:58
- 健康保険 社会保険料と労働保険料の報酬に含まれるもの、含まれないものの違いを教えてください。 会社に報奨金が何 1 2023/04/26 00:01
- 国民年金・基礎年金 障害年金受給者がダブルワークで130万円(106万)以上稼いだ場合でも国民年金は法定免除のままでしょ 4 2023/02/19 20:34
- ニュース・時事トーク 【どうせ日本は人口減で将来は経済が壊滅する運命なので】いま最低賃金を1500円にして潰 2 2023/01/11 19:29
- 医療保険 医療保険とガン保険の見直しで民間保険から県民共済に変更しようか迷っています 夫婦とも45歳で健康体 1 2022/08/01 21:01
- 就職 社会保険適用拡大について 5 2023/03/23 14:43
- 公的扶助・生活保護 生活保護の受給が始まるとしまして、仕事に就けば週に30時間の労働を超すと社会保険、(厚生年金etc) 3 2023/02/01 18:18
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
振込手数料について
-
一日で会社を辞めた場合
-
会社のお金(売上金)が紛失し...
-
会社勤めだと市県民税、国民健...
-
医師国保と厚生年金
-
社会保険の保険料負担割合って?
-
通常払込料金加入者負担の振込...
-
【健康保険証の健康保険任意継...
-
保険料率はなぜ千分率なのでし...
-
厚生年金なのに本人が全額負担...
-
年金受給者の扶養に入った場合...
-
会社員なのに、国民健康保険っ...
-
傷病手当金の差し押さえ
-
小さな会社での厚生年金は?
-
国民健康保険と社会保険について
-
厚生年金保険料・健康保険料の...
-
社会保険完備だったらて取りは...
-
今度会社で、厚生年金、社会保...
-
ペット保険に加入したいのです...
-
取引先との合同旅行時の経理処理
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
【健康保険証の健康保険任意継...
-
振込手数料について
-
会社のお金(売上金)が紛失し...
-
給料10万円の社会保険料はいく...
-
通勤手当について 片道35キロ1...
-
保険料率はなぜ千分率なのでし...
-
派遣社員の有給って誰が支払うの?
-
通常払込料金加入者負担の振込...
-
厚生年金なのに本人が全額負担...
-
傷病手当金の差し押さえ
-
入職してすぐに入院したら、社...
-
会社員なのに、国民健康保険っ...
-
国鉄の債務について
-
一日で会社を辞めた場合
-
社会保険料が労使折半である理...
-
社会保険、厚生年金の「事業者...
-
社会保険料を全額負担して欲し...
-
建退共掛け金を誰が払うべきな...
-
自動車ローン 満額入金されて...
-
社会保険料と交通費の関係
おすすめ情報