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社会保険に関する議論において
「国保、国民年金は全額個人事業主が負担せねばならない。
しかしサラリーマンの社会保険料、厚生年金は所属企業と折半なので個人が負担するのは半額でよい。
だから社会保険、厚生年金の方がお得だ」
という主張がなされるのをよく見かけます。

しかし、実際にはどうなんでしょうか?
企業が社員の社会保険料、厚生年金を半額負担する、ってことは、結局、企業はその金額分を「見えない給料」として支払っているわけですよね。
ま、支払先は従業員ではなく国の機関宛てですが、固定費の支出があることには変わりはないです。
ということは、企業は
「その分、給料を減らそう、パートの時間給のレートを下げよう」
もしくは
「社会保険料企業負担分だけ、タダ働きさせよう」
と思うに違いないと思うんですが。

だってそうでしょ?

具体的にいえば、東京で月給20万円のA君は健康保険料の個人負担が9910円、企業負担が9910円
厚生年金の個人負担額が1万8300円、企業負担が1万8300円。
企業はその負担分を2万8210円も払っているわけです。
給与の1割以上を社員のために支出するわけですよ
当然ながら社長は心の中で
「A君、君には20万円の給与を支払っているが、会社はそれ以外に君のために2万8210円も余計に支払ているんだよ、その分は労働で返してもらおうか? 当然だよな?」
って思うははずです。いや、口に出していう経営者だっているかもしれない。

ってことは結局、サラリーマンには何の得もなく、経営者に
「社会保険料の企業負担ってめんどくせえな、こいつら従業員は権利だけ声高に叫んで権利に対する義務を果たそうとしない怠け者の連中だな。ちょっとぐらい労働強化したって罰は当たるまい」
などという不埒な考えを起こさせ、その結果、違法な残業や違法な休日出勤、違法なノルマ負荷などの弊害を生む原因となっているのではないかと思うのですがいかがでしょうか?

社会保険の仕組みに詳しい方、よろしくお願いします。
(まあ、もっと言えば給料以外で社員のために支出している固定費は他にもたくさんあるのは事実ですが)

A 回答 (6件)

企業が払う社会保険料(健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)は基本的には人件費の一部になって給与に反映されているそうです。


つまり、その分給料が安くなっているんですが、翻って、社会保険を含めた福利厚生がしっかりしている会社と、そうでない会社で給料はどちらが多いでしょうか?
平均的には社会保険がしっかりしている会社の方が給料も高いのではないですか?

また、会社員には定年があります。定年とは個人の業績や能力にかかわらず、ある一定の年齢になったらクビになるという、よく考えればひどい制度です。その補償として厚生年金や退職金制度があるという側面もあります。

おっしゃる通り、労働者をコストとしか考えない経営者もいるかもしれませんが、そのような考え方の経営者はどんな状況でも労働者から搾取することしか考えませんので、社会保険料の会社負担の有無とは関係ないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/10/09 16:56

でも、社保なし月額25万円と、社保完備月額24万円なら社保完備の方を選びますよね?


理由は「そっちの方がお給料がいいから」。

さらに将来のことまで考えれば社保完備23万円の勤め先の方が有利だよね。


経営者は額面給料だけで人を雇っているわけではなくて、社会保険料の負担に加えて通勤交通費や、日常の経費、例えば水光熱費や文具雑貨交通費事務所家賃などの経費を総合的に負担してるんだよね。社保負担部分だけ取り出して「その分、余計に働け❗」って、そんなんじゃ全然足りないのです。もっともっと働いてもらわなきゃ元が取れんのです。

働き悪いからトイレ使うなとも言えんしね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/10/09 16:57

口に出していうどころか、堂々と決算書に書いてあるよ。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/10/04 15:37

おっしゃっていることはそのとおりです。



その他にも雇用保険、労災、退職金、
企業年金の積立等見えない人件費は
いっぱいかかっているわけです。

だから、社会保険に加入しない事業主
や加入を渋る経営者がいるわけです。

逆に言えば、
同じ給料で求人募集をしていて、
社会保険、退職金など完備されて
いる方がずっと得なんです。

というよりは、求人で『社会保険完備』
などと、得意気に出している方が、
怪しいぐらいです。
もう当たり前の話なんで、経営者の
ご質問内容のようなココロが逆に
見透かされるようなことなんです。

その意気込みであれば、起業されて、
自営業でもされればよいと思います。
全部取っ払いで下さいって感じで
やられた方がよいです。

自分で国民年金、国民健康保険を
払い、それでは老後も健康保険も
物足りないから、国民年金基金や
確定拠出年金、医療保険にがっつり
入ってやっていけばよいと思います。

以前、個人への発注も経験しましたが、
月50万でもきついと言ってました。
常に先のことを考えておかないと
仕事が途切れれば、当然実入りが
なくなり、支出だけとなります。

ということで、そうした内情を理解
していくと、経営者や会社の方針と
いった部分で、どういったココロが
あるのかが、見抜けるようになると
いうことです。

いかがでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
見抜けるようになるといいですね。

お礼日時:2017/10/04 15:36

>会社はそれ以外に君のために2万8210円も余計に支払ているんだよ、その分は労働で返して…



会社の収入は (投資などを別にすれば) すべて社員が働くことによって得られるのですから、確かにそのとおりですね。

本来は 228,100円の給与をもらって良いはずなのに、給与は 20万円だけ、28,100円は会社の温情と、多くのサラリーマンが洗脳されているのです。

>などという不埒な考えを起こさせ、その結果、違法な残業や違法な…

そういうことではなく、給与の額面が真の給与額より低く設定されているってことでしょう。
社会保険料の会社負担分も、本当は給与の一部であると考えないと損ですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、サラリーマンは洗脳されていますね。

>給与の額面が真の給与額より低く設定されているってことでしょう。

まあ、それはサラリーマンは誰しもわかっていることではありますが、
「半額は企業負担」
といういい方、言いぐさが、まるで
「会社は社員のためを思っているんだよ」
と言わんばかりで、その実、そうではない、ということがイラっとくるのです。

お礼日時:2017/10/04 15:35

企業が得をするものではありませんよ


日本年金機構が集金を効率よく徴収するシステムで、個人の支払う分の半分を企業に出させています
業績の悪い小企業ではこの半分の負担分が捻出できず、未加入だったことが後から発覚して大変なことになったなんて話も良く聞きます
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>企業が得をするものではありませんよ

とありますが、質問の主旨は
「サラリーマンにとって得なことは無いのでは?」
ということなので、企業がわに得かどうかは、質問の主旨ではないのですが・・・・

お礼日時:2017/10/04 15:31

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