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トリインフルエンザが、たくさんの鳥を殺していますが、人間は鳥よりも頭が良く体重も重いので、トリインフルエンザは簡単に人間を殺せないのではないでしょうか?つまり人間の免疫システムの方が鳥の免疫システムより優れているのではないでしょうか?それとも、人間と鳥の免疫システムに大差なく、人間の方が鳥よりもインフルエンザに強いという事は無いのでしょうか?

A 回答 (3件)

 免疫システムは鳥もヒトも大差なく、どちらが優れているとかいうことはありません。


 また、ウイルスや細菌等の"病原性"に、宿主である鳥やヒトの体重差は関係ありませんし、まして頭の良さとは無関係です。

 鳥インフルエンザがヒトにあまり感染しないのは、単にウイルスの抗原と宿主側のレセプターの関係によるもので、ヒトで流行しているインフルエンザは鳥には基本的に感染しません。
 他にも、例えばつい最近までヒトの最重要疾病だった天然痘ウイルスはヒトにしか感染しないウイルスですし、逆に狂犬病ウイルスは全てのほ乳類に感染します。

 同じインフルエンザでもヒトの間で流行しているウイルスは、昔(といっても100年以内の話ですが)に鳥型からヒト型に変異を遂げたウイルスです。ヒト型に変異したので逆に鳥には感染しません。

 豚は鳥型とヒト型両方のレセプターを持っている動物です。
 なので鳥インフルエンザもヒトインフルエンザも感染します。
 インフルエンザウイルスは遺伝子を8本持っているので、同じ動物に違うインフルエンザが重感染した場合、ウイルスはお互いの遺伝子を交換し合い(このことを"遺伝子再集合(リアソータント)といいます")、その結果「新しいインフルエンザウイルス」が誕生する可能性が高くなります。
 豚にヒト型と鳥型のウイルスが重感染すると、鳥に対する病原性を持ちながら容易にヒトに感染するウイルスが出現するかもしれません。
 というわけで、インフルエンザに関しては豚は重要視されます。
 新しいインフルエンザウイルスが出現すると、ヒトはそのウイルスに対する抗体をまったく持たないため、激しい大流行が起きます。これを"パンデミック"と言います。

 人類は過去3回、インフルエンザパンデミックを経験しています。
 スペイン風邪、香港風邪、アジア風邪がそれです。現在ヒトの間で流行しているA型インフルエンザウイルスは、これらの病原性がマイルドになってヒトの間で定着したものたちです。
 スペイン風邪は100年前のことなので詳細な検証は難しいのですが、少なくとも香港風邪とアジア風邪のパンデミックの際は、前述のように豚が重要な役割を果たしたと言われています。

 ただし、現在は既に「鳥→ヒト」の感染はアジアで頻繁に起きています。もう100人以上が亡くなっています。
 リアソータントは別に豚でなくても起きるので、ヒトにヒト型インフルエンザと鳥型インフルエンザの重感染が起きても同じことです。
 ですから、アジアで鳥→ヒトの感染が頻繁に起きていることは、非常に危険な状況なのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/25 16:06

なぜ、鳥インフルエンザが恐れられているかと言えば、鳥→豚(人間にうつるインフルエンザに変化)→人間だからです。


鳥からは直接うつることはないのですが、仲介に豚が入ると、人間に猛威を振るうインフルエンザに変化します。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/25 16:06

 トリインフルエンザが人にうつらないのは、人間の免疫システムが優れているのではありません。


 トリインフルエンザが人間の体内で増殖できるメカニズムを持っていないからです。ウィルスは刻々と変化するので、何かの拍子に人の体内で増殖できるように変化したら、かつてのスペイン風邪のように世界中で1000万人位の死者が出ても不思議ではないと言われています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/25 16:07

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