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寿命が来たウィルスはどうなるのでしょうか?
最近ニュースで「○○ウィルスは体外に出た後も○○時間生きている」という表現を耳にします。
ウィルスというもの自体、生物と認めていない立場の方も多くいるようですが
仮に上記の発言はそうでない立場の方々が言っていることと認めたとして
“生きているウィルス”と“死んでしまったウィルス”の違いは何ですか?

A 回答 (5件)

ウイルス崩壊の内部的な要素、ですか。


おそらくはタンパク質で出来た外殻の物理的構造が壊れる場合が最も多いのではないかと思いますね。
ウイルスの構造は遺伝子(DNAあるいはRNA、つまり核酸)とそれを包むタンパク質製の入れ物で出来てますが、そのどれかが壊れても感染することはできなくなってしまいますからね。
タンパク質は、それこそ熱、光、PH、周囲のイオン(塩水など)、酸化などによって構造が変化し、壊れてしまいます。一方、核酸で出来た遺伝子はタンパク質より安定している上に壊れないようにタンパク質で保護されています。ただ、紫外線や放射線、一部の化学物質などを浴びると破壊されてしまいますが。

先の回答で答えた要因ですと、紫外線以外ではまずタンパク質が壊れます。そうなればタンパク質の残骸と遺伝子だけでは活性を持ち続けることは不可能かと思います。
また、ウイルスは自分でタンパクの合成ができませんから、壊れた構造を再生することも出来ません。

ウイルスの感染の機構は様々ですが、基本的には宿主となる細胞のもつレセプターを利用します。
これは例えれば細胞が持つ鍵穴のようなもので、本来は細胞が必要な物質を取り込むためのものですが、ウイルスは独自のタンパク構造を利用してこのレセプターに、「自分は細胞にとって必要な存在」と誤認させて、細胞内に入り込み感染するわけです。
外殻のタンパク構造が狂ってしまえばレセプターを反応させることが出来なくなり、感染も出来なくなるわけです。
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ウイルスが感染能力を失う原因ですか。



・熱:ウイルスは細菌に比べて熱に弱い。50度や40度でも失活するウイルスもいますね。とくに、高温多湿な環境には弱いらしく、風呂場やマスクを付けた人間の口の中でも結構、失活するらしいです。
牡蠣のノロウイルスなども、加熱調理すればまず感染の恐れはありません。
反面、低温と乾燥には強いようです。

・紫外線:構造が単純な分、影響を受けやすいようです。

・エタノール、逆性石鹸などの殺菌剤:細菌と同様、タンパク質の化学構造を破壊する薬剤には弱いですね。なので手指の殺菌はウイルス除去にも大切です。
 反面、抗生物質などの細菌の繁殖を阻害する薬剤は効果はほとんどありません。

pH:ウイルスにもよりますが、適正なpHからずれた環境ならタンパクが変性し、壊れてしまいます。
なので、石灰を撒いたり、石鹸で手洗いするのもウイルス感染防止に役立ちます。

また、細菌は外界でも養分と水分、適切な温度やpHなどの条件がそろっていれば繁殖しますが、ウイルスは宿主となる生物の体内でないと(正確には細胞がないと)増殖できないので、上記の要因などにより外界でほっておけばどんどん減っていくことになります。
ただ、現在問題になっている口蹄疫ウイルスや毎年発生するインフルエンザウイルスのように、外界でもなかなか失活せず、大発生するようなウイルスもいます。



ちなみに生物系の研究者だとウイルスが生物か否か、というのは案外気にしてない人が多いみたいです。
なんというか、
「生命かどうかなんてどうでもいいよ。重要なのはそれぞれのウイルスがどういう性質があるか、でしょ」
くらいの考えの人が多いみたいです。
それに一般人にウイルスの定義やら生命の定義やらを説いたところで誰も真面目に聞かないだろうし、結局はニュースでは感染の防止の方法さえきちんと伝えてくれればいいのかな、と思いますね。
病原菌の除去と方法はそんなに変わらないし。

ようは、清潔にする、加熱調理する、手指や道具をきちんと殺菌する、感染源に近づかない、マスクを付ける、が基本ですから。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
熱などの外的要因でなく、ウイルスのどこが壊れるから、ということ(内的要因?)を知りたいです。
蛋白質ということは体の表面ということですか?

補足日時:2010/06/03 21:07
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>一部のウイルスでの例示で結構ですが感染能力がなくなるのはどのような理由ですか?



意外と難しいですね。
紫外線の影響による遺伝子の破壊だとか、乾燥や温度変化によるウイルス構造の破壊(酵素の失活等)
が考えられます。
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別に機械でも、機能してるなら「このパソコンはまだ生きてる」とかいうじゃないですか。



ようは、感染能力とか生理的な活性があるかどうかです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
細菌との違いが明確でない人が多いので
ニュースでそういう表現をするのは適切でない気がしますけどね。

一部のウイルスでの例示で結構ですが
感染能力がなくなるのはどのような理由ですか?

補足日時:2010/06/01 22:38
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「ウィルス」じゃなくて「ウイルス」ですね。



“生きているウィルス”と“死んでしまったウィルス”の違いは単純です。
細胞に感染することができるか、できないかです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
一部のウイルスでの例示で結構ですが
感染能力がなくなるのはどのような理由ですか?

補足日時:2010/06/01 22:37
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