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騒音計での測定値についてですが、
無響室で測定せずに、普通の環境で測定した場合測定値はどう考えるのですか?

たとえば、測定した環境が20dBで、そこで測定したある物質から発した音量が
50dBの測定値であった場合、その物質の実際に発している音量は
50-20=30dBと考えていいのですか?

dBは対数だったような気がするのですが。
このような単に引き算するだけでいいのでしょうか?

A 回答 (7件)

計算式示すと、質問文にあるように対数なので、


10*log(10^(測定値/10)-10^(暗騒音値/10))
となります。
50と20を当てはめると49.99となりますが、計量法によると、騒音値は整数値で表すことになっていますので、50dBとなります。

但し実用上は、暗騒音の影響の補正方法はいちいち計算するのではなく、「公害防止の技術と法規」の測定技術の章によれば、
差が
3以内:暗騒音が大きすぎるので、測定条件が良くないので、測定方法を再検討する。
4~5:2dB減じる
6~9:1dB減じる
10以上:暗騒音は無視してよい(計測値そのままを用いる)
となっています。

なお、#3さんの紹介しているホームページではこれと異なる補正方法が示されていますが(整数表示すれば同じことになりますが、3dB以下まで補正している点は違います)、JIS8731(1999)の「付属書2(参考) 環境騒音の表示・測定方法に関する補足事項」だと暗騒音の補正方法として、上記の整数による値が示されており、3dB以下の場合は記載がありませんことに注意してください。

あと測定条件によっては反射の影響などを考慮して適宜補正してやる必要もあります。
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この回答へのお礼

「公害防止の技術と法規」の測定
これが、簡単そうでいいですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/04 19:47

#6です。


(誤)I'(f) = 10*log(10^I(f) -10^ I0(f))
(正)I'(f) = 10*log(10^(I(f)/10) -10^(I0(f)/10))
の間違いでした。
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この回答へのお礼

何度もすみません。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/04 19:53

#5さんの[2]式は、dB上での話ですので、


I'(f) = 10*log(10^I(f) -10^ I0(f))
になるとおもいますよ。
これで計算し直せば、周波数ごとに考えても、最終的には50dBになると思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/04 19:52

>50-20=30dBと考えていいのですか?



答としてはYesですが、その値(30dB)を知るだけで問題は解決するのでしょうか?

私は機械の騒音解析の仕事をやっていましたが、騒音スペクトル(騒音の周波数依存)が重要だったので、騒音スペクトルを測定していました。最終的に重要なのは全騒音値ですが、それを減らすには騒音スペクトルの解析が必要だからです。そのために暗騒音込みの騒音スペクトルと、暗騒音だけの騒音スペクトルを測定して、それらを差し引いて解析していました。暗騒音スペクトルを差し引かないと、測定したスペクトルの特徴が周囲の騒音なのか対象の騒音なのか分からないからです。

elpkcさんの騒音計で、周波数-dBA値のデータ(騒音スペクトル)も取れるのなら、暗騒音を差し引いた騒音スペクトルを計算で作ることがでます。そのスペクトルから、50-20=30dB となっていることを確かめられますし、騒音スペクトルのある成分を削ったときに何dBになるのかも計算できます。

騒音計のAll Pass値(全騒音値)は以下の式で計算しています。
dBA = 10*log10[ Σ[f = fmin~fmax] 10^{ I(f)/10 } ] --- [1]
log10は常用対数(底が10)、I(f) は中心周波数 f ・あるバンド幅でのdB値(A補正などがすでにかかっている値)で、この I(f) を周波数に対してプロットしたのが騒音スペクトルです。

暗騒音を含むスペクトルを I(f)、暗騒音スペクトルを I0(f) とすると、暗騒音を差し引いたスペクトル I'(f) は I'(f) = I(f) - I0(f) --- [2]

全騒音 [dBA] は 10*log10[ Σ[f=fmin~fmax] 10^{ I'(f)/10 } ] = 10*log10[ Σ[f=fmin~fmax] 10^{ ( I - I0)/10 } ] = 10*log10[ Σ[f=fmin~fmax] { 10^( I /10) }/Σ[f=fmin~fmax] { 10^( I0 /10) } ] = 10*log10Σ[f=fmin~fmax] { 10^( I /10) } - 10*log10Σ[f=fmin~fmax] { 10^( I0 /10) } = (暗騒音を含む全騒音値)-(暗騒音だけの全騒音値)となりますので、「50-20=30dB」は合っていることになります。

測定した暗騒音を含むスペクトル I(f) [dB]と、暗騒音だけのスペクトルを I0(f) [dB] をExcel上で差し引いて、周波数に対してグラフを描けば、暗騒音を差し引いた騒音スペクトル(dB-Hz)となり、そのときのdBA値は、式[1]を使って表計算で計算すればいいわけです(元のdBA値の差になるはずです)。この差スペクトルのうち、特定の騒音成分がなかったり、高域が減衰するような環境の場合に全騒音値はどうなるかというというのも、Excel上の数字をいじってやれば計算で出てきます。

なお、騒音測定時間内で暗騒音スペクトルが変動する場合や、暗騒音がかなり大きくて差スペクトル(I - I0) が小さい場合、この方法は使わないでください。
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この回答へのお礼

ある規格があり、その物質1mの位置で発する音が一定dBとなっていますが、
会社のもっとも静かなところでも20~30dBだったので、
そこで測定した値から、その物質から実際に発している騒音だけ知りたかったのです。

ありがとうございます。
でも、化学系なので、物理数学はかなり難しいですね。

お礼日時:2007/03/04 19:51

同じレベルの音が合成されると、測定値は3dB増加します。



例えば、80dBの暗騒音がある場所で、ある機械を動かしたとたんに、騒音レベルが83dBになれば、その機械の音は80dBである、ということになります。

「JIS Z8731 騒音測定法」では、10dB以上の差があるときは無視してよいとして、10dB以下について下記の補正表を提示しています。
http://www.soundenvironment.jp/background_noise. …

残念ながら、前URLにはこの内容が掲示してありませんね。
質問者に回答するときは、回答者自身内容確認した上で回答する習慣をつけたいものです。(-_-;)

参考URL:http://www.soundenvironment.jp/background_noise. …
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この回答へのお礼

80+80=83ですか。
難しいですね。
JISの測定法見たのですが、数式はどうも苦手で。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/04 19:45

騒音計の数値はその計器のセンサーがある位置での音のエネルギーの大きさを指数表示したものです。

ですから、音源の強さをそれから判定することはできません。
 デシベル値の引き算は表示が指数ですから割算をしたことになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほどそうですね、割り算になりますね。

お礼日時:2007/03/04 19:43

これは、参考になりませんか?



参考URL:http://www.env.go.jp/air/noise/manual/index.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
よく読んでみます。

お礼日時:2007/03/04 19:42

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