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途上国では市場そのものが存在しないとか、
市場がうまく機能するには多くの条件を必要とするということを習ったのですが、
市場が存在しない状態を経済学ではどのように扱っているのでしょうか。
また、どの程度重視しているのでしょうか。
少し疑問に思ったもので。気軽にお答え下さると嬉しいです。

A 回答 (3件)

市場というものが等価交換を原理として成り立つ場だとすれば、


途上国というよりも、もっと小さな部族社会のレベルにおいて、
物資の流通が交換よりも贈与によって成り立っているようなケースが
あるという話は聞いたことがあります。ただ、そのような社会を扱う
のは経済学よりも人類学でしょう。

あと、共産主義の最終段階でも交換という様式はなくなることに
なっていたらしいです。「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」
ことになっていたとか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
たぶん部族のレベルの話だとか、自給自足の場合のことを指していたのかもしれません。よくわからないで質問してすみませんでした。

お礼日時:2002/06/06 13:22

もうすでに回答は尽きているのですが、



ミクロ経済学は資本主義を所与のものとし、市場の存在を前提にします。
マクロ経済学も同様です。
マルクス経済学も、一応は市場経済を扱っています。もっとも、かなり欠陥だらけですが。
したがって、市場が存在しない場合の経済学はあり得ません。

市場経済を放棄して、計画経済にしたらどうなるかという論争がありました。
「社会主義経済計算論争」ですね。
しかし、これでもミクロ的物々交換はあり得るはずですから、価格理論を放棄した計画経済というのはナンセンスですね。
この論争は、一応1991年のソヴィエト連邦崩壊で、計画経済の不可能性が現実のものになったとして、決着はついたようです。
ただし、歴史的には意義があるのではないでしょうか。
資本主義経済が永続するとは限りませんし。

途上国で市場そのものが存在しない、ということはありえません。
考えられるとしたら、「商品の交換媒介としての貨幣が存在せず、物々交換を行なっている」ということでしょうが、これも経済学では市場です。

ちなみに、市場がうまく機能する条件は、「政府の介入」「法の厳格な運用」などですね。

当方の質問の読み間違えでしょうか?
そうだとしたら、補足を下さい。
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市場が存在しない・・・ですか?


何の市場のことを指しているんでしょうか?

市場の定義の問題になるかもしれませんが、一方にある物を欲しいと思う人間がいて、他方にその物を売りたいと思う人間が存在し、両者が何らかの手段で出会って売買が成立すれば、それが市場になるのではないでしょうか。
つまり、需要者と供給者が存在し、両者間に取引が行なわれたとき、その瞬間に市場が発生します。市場規模とはその取引の総額です。
市場とは目に見えるものではなく、商品を交換する場所・空間・状況を示すものです。例えばニュース等で「東京外国為替市場」という言葉を耳にしますが、そんな「市場」は物理的には存在しません。その取引自体を市場と言っているに過ぎないのです。
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