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マクロ経済学について質問です。
IS曲線の下側はなぜ超過需要になるのでしょうか?
そもそもIS曲線における需要と供給とは具体的にどういうものなのでしょうか?
数式ではなく、具体的な例をあげて説明していただきたいです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

>そもそもIS曲線における需要と供給とは具体的にどういうものなのでしょうか?数式ではなく、具体的な例をあげて説明していただきたいです。

よろしくお願いいたします。

IS-LM分析とはマクロ均衡を示す方程式体系をISとLMの2つに分解してまず均衡のrとYの均衡値について解く方法なので、どうしても抽象的になります。強いていえば、ISとはマクロの財市場の均衡を表わし、LMとは通貨市場(あるいはその背後にある債券市場)の均衡を表わしていえる。したがって、IS曲線上にない点とは財市場の需給が一致していない点(上側が超過供給、下側が超過需要)の集合だし、LM曲線上にない点とは通貨市場の需給が一致しない点(上側は通貨の超過供給、下側が通貨の超過需要)の集合を表わすことになる。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2021/02/19 11:16

IS曲線とは、財市場の需給の均衡を満たす(総需要と総供給が等しくなる)r(利子率)とY(所得あるいはGDP)の関係を、通常rを縦軸に、Yを横軸にとって表した曲線のこと。

したがって、貿易のない、封鎖経済を考えると、財市場の均衡はC=消費、I=投資、G=政府支出として
Y=C+I+G
を満たす(Y,r)の組が描く曲線だ。CがYの増加関数、Iがrの減少関数なら、IS曲線は右下がりの曲線となる。具体的例をあげろということなので、いま、消費関数が
C = a + c(Y-T)
I = b - dr
とあらわされるとしよう。(Cは可処分所得Y-Tの増加関数で、Iは利子率rの減少関数であることを確かめてください。)Tは課税額で、c(限界消費性向)は1より小さい正の定数、a,b,dは正の定数でかつc<1とする。このとき、これらのCとIを上の需給均衡式に代入して整理すると、IS曲線は
r = [a + b - cT + G ]/d - (1-c)Y/d
となる(確かめよ)ので、IS曲線が右下がりの曲線(この場合は直線)であることがわかるでしょう。いま、IS曲線上の任意の点(ro,Yo)を考える。この点のYをYoに固定し、rをroの真下の点r'を選んでみる。すると、そうして選んだ点(r',Yo)はIS曲線の下側にあることはよいでしょうか?この点において
Y<C+I+G
となることを確かめればよい。IS曲線上の点(ro,Yo)とIS曲線の下側の点(r',Yo)とでは、消費Cの水準は同じ(なぜ?)だが、投資Iは利子率rが低くなる分だけ下側の点(r',Yo)のほうがC+I+Gの値は大きくなる。よって、総需要C+I+Gは総供給Yを超過する、つまり超過需要が発生するのだ。同じことはIS曲線の下側のすべての点についていえる。
念のため、IS曲線の上側では逆のこと(超過供給)が起きていることを確かめられたい。
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