

No.3ベストアンサー
- 回答日時:
SN1となるかSN2となるかについては、基質の問題と求核剤の問題が関与してきます。
通常のハロゲン化アルキルの場合と同様に基質の立体的な要因は重要です。第三級アルコールの場合には、立体障害のために脱離基の後方からの攻撃は困難ですのでSN2反応は不利になります。
それに加えて、この反応では、第一段階としてOH基のプロトン化が起こりますので、比較的良好な脱離基であるH2Oが取れていくことになります。そのために、安定なカルボカチオンを生じる第三級アルコールでは、Cl-によるC-O結合後方からの攻撃よりも、カルボカチオンの生成の方が遥かに容易に進むということです。
まあ、要するにハロゲン化アルキルの場合と似たような理由です。
ついでに、・・・・ベンズヒドロールの場合には第二級ではありますが、生じるカルボカチオンが2個のフェニル基によって共鳴安定化されるために、第三級アルコールの場合と同様に、カルボカチオンの形成が極めて容易に起こるということです。そのために、SN2型の反応よりもSN1型の反応の方が速く起こるということです。
No.2
- 回答日時:
ANo1の方の回答で少し誤解があります。
>あとメチルアルコールは第1級アルコールですよ。
命名法では、水酸基の付いている炭素に
炭素が一つ:一級アルコール
炭素が二つ:二級アルコール
炭素が三つ:三級アルコール
ですので、メタノールの場合は不思議な事に一級アルコールといわないのですね。
kazaka292さんので合っております。
No.1
- 回答日時:
アルコールだけだとどういうアルコールかわかりません。
あとメチルアルコールは第1級アルコールですよ。
この反応の場合、第何級のアルコールかで変わってきます。特にtブタノールのような3級の場合はカルボカチオンの安定性、立体障害などからSN1で進行します。2級の場合は少し微妙です。なんともいえません。
基本的に1級の場合はSN2で進行します。
あと塩酸でクロロ化はあまり聞きません。チオニルクロライドやリン系のクロライドでするのが一般的かなと思います。
この回答への補足
ありがとうございます。
ベンズヒドロールに塩酸を反応させてベンズヒドリルクロリドを合成したのですが、なぜSN1機構なのでしょうか?
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