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ダイオードと抵抗の直列回路に正弦波を印加したところ、周波数が低いところではきれいな半波整流になったのですが、周波数を上げていくと歪みが生じてきたのですが、どうしてですか?
ご回答お願いします。

A 回答 (2件)

恐らくダイオードが低速タイプなのだと思われます。


整流用ダイオードには主にノーマル,ショットキーバリヤ,ファーストリカバリーの3種があり、いずれのダイオードも導通状態に急速に逆方向の電圧を印加すると、瞬間的に逆方向の電流が流れてしまいます。
この電流をリカバリー電流といいますが、ノーマルダイオードは他の2種に比べリカバリー電流の流れる時間が長いため、高周波になると波形が歪んでしまいます。

3種類のダイオードの特徴は

・ノーマルダイオード
 安価,逆方向耐圧が高くできる,リカバリー時間が長い,逆方向電圧印加時の漏れ電流が小さい

・ショットキーバリヤダイオード
 安価,逆方向耐圧が最大でも20V?程度,リカバリー時間が短い,逆方向電圧印加時の漏れ電流が大きい,順方向電圧降下が0.3V程度と低い

・ファーストリカバリーダイオード
 高価,逆方向耐圧が高くできる,リカバリー時間が短い,逆方向電圧印加時の漏れ電流が小さい

となっており、用途に合わせて安価なものを選びます。
当然ながら逆方向耐圧を超える電圧を印加すると壊れます。また、インバーター等でリカバリー時間の長いノーマルダイオードを使うと、リカバリー電流が大きくなりすぎて壊れるので注意が必要です。
ちなみに、ファーストリカバリーダイオードのリカバリー時間は数十ナノ秒です。
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この回答へのお礼

的を獲た回答ありがとうございます。
調べる目安ができました。
もう少し詳しく調べてみようと思います。

お礼日時:2002/06/28 23:07

ダイオードは逆方向のとき小容量の(可変容量)コンデンサとなります。


可変容量ダイオード(バリキャップ)として周波数逓倍や周波数変調に使われます。

このコンデンサ分の影響で、高い周波数では逆方向(電流遮断時)でも交流分がもれてしまい、ひずむのだと思います。
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この回答へのお礼

コンデンサとして振舞う・・・電子回路で同じようなことをやったように思います。
頭の中で理論と実験が繋がってきました。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2002/06/28 23:09

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