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今、芸術学の授業で、下のような題で2000字のレポートが出されているのですが、なかなかうまく進みません。わかることならなんでもいいのでこれについての意見や考えを教えてください、お願いします!!

1.「学」と「技術(美しき技術としての芸術も含む)」との関係と、その諸問題について。

2.芸術へのアプローチの諸相と、それそれぞれの位相の意義について。

A 回答 (3件)

>「学」と「技術」との関係と、その諸問題について


とても難しい課題ですね。「学」とは、別の言葉で言い換えれば、「知識」です。
「学」をたくさん身に付けても、「技術」がなければ、「学」をもとに創造したり、感じたりしたことの芸術表現は出来ません。また、「技術」があっても、「学」がなかったら、いわゆる技術だけの、中身がないものになってしまい、そういう作品からは、真の感動は得られないです。つまり、「学」は「学」だけ独立してあっても、思索だけの狭い世界で終わってしまい、芸術にはなりえない。「学」と「技術」は、両者が一緒にあることで、素晴らしい効果を発揮するのではないでしょうか。

>芸術へのアプローチの諸相と、それぞれの位相の意義について
これについては、あまりにも抽象的なことなので、なんと答えたらいいのか、難しいです。何に魅了されて芸術に近づくのか、ということなのでしょうか?
美には様々な種類があります(これが位相といわれるもの)。
自然美、芸術美、技術美など、意識の構え方やその作品の見方によって、何が美なのか、どこに美があるのか、は変わってきます。部屋に絵を飾る時でも、部屋の明るさ、絵を置く位置、見る方向、によって美の姿は違う、というふうに、私は考えているのですが、どうでしょうか。
何か参考になってくれればよいのですが・・(^o^;...

レポート、頑張って下さいね。FIGHT!!
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1.について



 史学的なアプローチが良いのではないでしょうか。「学」と「技術」なんて
どちらかといえば哲学的です。僕ならばメタファーとして、プラトンを選び、
プラトンの考える「学」、或いは「技術」から諸問題を述べます。
 プラトンは芸術のうち、詩学を特に彼の代表的著書『国家』で批判しますが、
その理由はまさしく「学」と「技術」がどうあるべきかという事に関与します。
「学」とは「想起」であり、教える事ではないという事。また、芸術とは神的
な「狂気」の力で生まれるものであり、そういった技術一般について、同著は
わかりやすく説明してくれるでしょう。

2.について

 認識論からのアプローチが良いような気がします。17世紀の科学が、観察的な
事実探求と思弁的な原因探求に分かれてから、この流れは芸術においても、作品
性などから位相を異にして展開されてゆきます。
 構造主義的な意見と現象主義的な意見が対立する中で、それぞれがそれぞれ特
有の認識論でもって更に分派する芸術を創った訳ですから。
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1 想像ですが、ここでいわれている「学」と「技術」とは、現代の言葉からイメージされる「学問」と「技」とは少々違うような気がします。

古代ギリシア特にアリストテレスの分類では、学[エピステーメー]と術[テクネー]とはいずれも知に属する認識を意味する概念でした。時代が下るにつれて理論的認識としての学と実践的手仕事的な意味での技が独立離反してそれぞれが巨大化したのですが、現在では互いが一体化してテクノロジーという新たな知の形態が出現しています。
入手しやすい参考文献としては、渡辺護「芸術学」、国安洋「<芸術>の終焉」、今道友信編「講座美学」シリーズなど、どれも図書館で見つかるのでそれを見てください。

2 芸術へのアプローチの仕方というのは、対象と方法によって違いますよね。対象の違いと言うのは、例えば芸術家にアプローチするか、それとも作品にアプローチするか、それとも鑑賞者にアプローチするか…ということです。方法の違いとは、芸術家の制作を観察するのと、芸術家本人にインタビューするのとでは、それぞれ別の面が見えてくるでしょうし、作品例えば絵画を研究するにしても客観的に歴史的に分析したり、科学的に分析したりするか、はたまたそれを見た自分の印象を主観に基づいて記述していくかによっても違うでしょう。
芸術という現象は様々な側面を持っていて、それぞれに対して光のあて方は異なるわけですから、それが諸相と言われるものなのです。それらは最終的には一個の作品の「解釈」に導かれ、逆にいえば作品を「理解」するために作家の言葉や作品成立の歴史的背景や鑑賞の歴史などが提供・参考にされるという構図を持っています。この辺の事情については、竹内敏雄編「美学新思潮」シリーズの中に杉野正氏が解釈に関して記述しているので、それが参考になるでしょう。

これに限ったことではありませんが、レポートを書く際には、上記のようなそれぞれの語の由来と過去に学者が問題にした書物にあたり、それらを整理した上で自分の見解を述べることを勧めます。授業中にきっと参考文献は掲げられているでしょうから、それらにあたるところからはじめてください。
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