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議員立法は他の方法よりも比較的簡単に立法できるとの
イメージがありますが、議員立法と他の立法方式のの違
いを教えてください。

A 回答 (4件)

議員立法と閣法の(理論的)違いは、No.1(run34rickyさん)の回答どおりですが、もっと現実的な違いは次のとおりです。


閣法の場合、国会(委員会)で議員の質問に対し政府(大臣)が全て答えなくてはならず、手間暇(時間)がかかります。また、いい加減なことを答えると野党に責任を追及されます。(そういった事態を回避するために、ボロが出ないうちにと与党は適当なころあいを見計らって強行採決するのです)
議員立法では、質問に答える責任は提案した議員にあり、政府は傍観者的立場に立て、あくまで参考的に答えるだけですみ気楽なものです。
最近の事例:年金法案を議員立法で中身もあやふやなままに僅か数時間で強行採決したのも、法案の内容が時効期限の撤廃、支払い年金額の変更等国民の権利に大きくかかわるものであり、本来閣法とすべきものであるのに、政府の責任を追求されるのを避けたい一心からである。(時効見直しが議員立法で簡単にできるとなれば、犯罪対策等で今後悪用されかねないという問題もある。)
何しろ、数年前の年金制度改正法「今後100年は大丈夫!」という謳い文句で当時の坂口厚生大臣(公明党)のもとに公明党のごり押しで強引に成立させたもので、もし、今回年金問題がそこまで波及すると公明党の責任云々ということになりかねず、選挙も近いこともあり(公明党の票を貰えなくなる?)そういった事態を回避しようとしたためだろう。
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この回答へのお礼

情報、有り難うございました。

お礼日時:2007/06/07 12:46

「法律ができるまで」というサイトに、少し図解がありましたので、ご紹介します。

(下記URL)


あとは・・・
通常、法案を提出する前には、
法制局というところが法律内容の技術的なチェック等を行うのですが、
議員立法(議員が法案を提出する)の場合は、衆議院法制局・参議院法制局といった「議員法制局」がチェックします。
一方、閣法(内閣が法案を提出する)の場合は、「内閣法制局」がチェックします。

そういう違いもあります。

参考URL:http://www.sangiin.go.jp/japanese/aramashi/chisi … http://houseikyoku.sangiin.go.jp/,
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この回答へのお礼

遅くなりましたが、ご回答有難うございました。
理解できました。

お礼日時:2007/06/30 07:12

基本的に他の回答者様と同じです。


少しだけ補足すると、法律って、法律だけでは動かないんですよね。
実際には「○○法施行令」という政令や「○○法施行規則」という省令・告示が必要です。
それらの下位法令がないと、実際の細かい手続や言葉の定義などが確定せず、大元の法律を執行(行政)ができないのです。
内閣提出法案の場合は(元は役所側が案を作っているので)そのあたりのモレはないので安心(?)です。
でも、議員立法の場合は、政令案や省令案まで議員自ら作っているとは思えません。
なので、法律の条文そのもの(用語の定義など)はとても曖昧なことが多く、結局政令や規則ではっきり決めるのは役所側に委任されることになります。
法律を作るってものすごく調整が必要で、時間が掛かるということを知らない国会議員が(野党を中心に)多くいることが残念です。

(蛇足ですが、そもそも議員立法というのが本来の三権分立の在り方ですから、わざわざ「議員」立法という言い方をするのは情けない気がします。)
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この回答へのお礼

遅くなりましたが、ご回答有難うございました。
良くわかりました。

お礼日時:2007/06/30 07:11

議員立法とは、提案が「議員」である法律(または法律案)への俗称です。


議会に法案を提案できる権利があるのは、各国の法律によって異なります。
日本の国会では、議員以外では、内閣が法律を提案することが出来ます。内閣提出の法律案を「閣法」と言います。

通常、内閣は、国会の過半数を占める与党のバックアップがあるため、100%に近い割合で成立します。
一方、議員立法は、野党の議員が提出する分も含まれるため、成立率は閣法より下がります。
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この回答へのお礼

良くわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/02 09:54

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