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他のQ&Aを読んでいて思ったのですが、
第二次大戦で(現在もですが)、ドイツの科学技術力が高かった理由は
何故ですか?
銃器、対戦車兵器、ミサイル、カメラ、人工石油・・・。
いくつかの兵器では、英米ソが勝っていたものもありますが全体的に
ドイツの兵器の優秀さが際立っているように思えます。
戦車生産数も3万両以上(?)の国力も驚異的です。

19世紀まで統一国家ではなく、英仏同様に階級社会だし・・・。
「機械好きはドイツ人の特性だから」の原因は何でしょうか?

A 回答 (10件)

こんにちは。


ドイツ人はヨーロッパ諸国の中では大変勤勉だったようで、日本人(現在はそうでもないですが)と大変よく似ている所があったらしいです。
第二次大戦では偶然組みましたが、元々、国民性は相性が良かったのかもしれません。

そしてドイツはエールリッヒに始まる医薬合成開闢の地であり、染料合成など化学に関しては歴史的に有名な土地柄ですから、物理系でもやはりそれなりの下地はあったと思われます。

この点が、目がいい事や職人芸など個人的(人種的)素質を重視し科学に目を向けなかった日本との違いになりましょうか。

大戦直前、ドイツの戦車工場のオートメーション化を見学した日本の技術者が「日本もやるべきだ」と論文を発表したようですが、結局受け入れられませんでした。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なぜ、
「ドイツ人はヨーロッパ諸国の中では大変勤勉だった」のでしょう?
『医薬合成開闢の地であり、染料合成など化学に関しては歴史的に
有名な土地柄」だったのでしょう?
そこが知りたいのですが・・・。

お礼日時:2007/07/07 23:17

マイスター制度に有るのでは!



参考URL:http://www.shou.co.jp/waza/myster.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
説得力あるお答えですね!
興味深いです。マイスター制度か・・・・。

お礼日時:2007/07/07 23:19

ドイツはもともと思索的な学問、論理的な学問にたけた国柄でした。


徒弟制度による技術の伝承にも適していました。

それにドイツ統一後富国強兵策をとって世界に先んじて国力の充実につとめたのです。
ドイツは実用を重んじる国で学問も理学系の進歩が顕著でした。
これは資源が石炭くらいの低資源国家であったせいもあるかも知れません。

国民性の勤勉さは他の諸国に勝っていました。
これらの要素が結晶した結果だと思います。
ドイツの技術は個々のものは世界に冠たるものといえますが量産が資源的に難しいこともあって芸術的レベルに達しましたが粗製乱造という概念に欠けていました。
この為ドイツから最新兵器の見本つきで提供された技術レベルが日本で実現出来ませんでした。  ただ感嘆するだけだったといいます。
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この回答へのお礼

なぜ
「ドイツは思索的な学問、論理的な学問にたけた国柄」なのでしょう?
低資源な国なら、イギリスやイタリアもそうです。
フランスだっていばれるほどある訳じゃなし。
「国民性の勤勉さは他の諸国に勝っていた」のは何故だったのでしょうか

お礼日時:2007/07/07 23:22

実際にはドイツの技術は連合国と比較した場合、決して手放しで優れていたとは言えません。


例えば水上艦艇の機関では大戦後、調査した米国は「主要国で最低」と低く評価していますし、その他レーダーのような電子機器、通信機などなど連合国に大きく劣っている部門は数多いです。
またドイツの戦車に採用された千鳥型転輪配置など、アイデア倒れで労力の無駄使いと評価されたものも多数あります。
ジェット機の設計など戦後の米ソに大きな影響を与えた優れたものも確かにありますが、例えば高圧のジェット噴流に耐えるだけのエンジン素材が造れなかった為、エンジンの寿命が短く実用性には大きな問題があるなど、一部が突出しつつも総合的には決して高いとは言えないというのがドイツの技術の実情だったと思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
質問に書きましたように、英米ソが勝っていた分野も確かにあります。
アメリカの航空機技術、イギリスのレーダー、ソ連の戦車・大砲と
生産技術・・・。
それでは、ドイツは日本やイタリア並みに凡庸な国だったかといえば
そうでは無いように思えます。

強大な海軍力を持った日本の潜水艦を「なんてうるさい潜水艦だ」と
評したのはドイツ人だったし
レーダーや通信機器は英米に抜かれてましたが、英米の戦略爆撃機に
対する(レーダーや無線や組織力を動員した)迎撃システムは
評価が高いですし、
千鳥型転輪配置のパンターやティーガーに戦いを挑むときは
集団でかかるか、航空機の援護を頼めというのが英米戦車兵の
戦闘マニュアルにありましたし、
世界最初のジェット戦闘機とジェット爆撃機を世に出したのは
ドイツです。

確かにアラを探せばいくらでもあるのですが、色々マイナスポイント
をあげても、やはりドイツの技術力は高いという印象は拭えません。
そうじゃありません?
なぜ、そんな力をドイツは持てたのか?不思議でなりません。

お礼日時:2007/07/07 23:50

フランスやイタリアなど、ラテン系情熱のカトリックと比べて



ゲルマン人は、プロテスタントを生んだことからも
合理的で清潔で几帳面な国民性が、科学に向いていた。
カルテとか医学用語もほとんど、ドイツ語。

パリは、便を平気で窓から道端に捨てる
クソまみれの花の都で、ネズミとペストだらけだった。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
カトリックとプロテスタントの違いに関してあまり知識はないですが
確かに宗教改革を行った国民性に、発端があるかもしれませんね。

パリがきれいになったのは、普仏戦争ぐらいからですからそんなに
古くはないですね。

でも、10年ぐらい前フランクフルトに行ったら深夜公園で
多くの若者がドラッグパーティをやってました。
「合理的で清潔で几帳面な国民性」は全てのドイツ人にあてはまらない
事のような気がします。

お礼日時:2007/07/07 23:58

ドイツの化学技術が高水準であった理由。



教育制度が優秀だったからです。
ヨーロッパの後発国家として、1810年にベルリン大学が作られました。この誕生は、イギリスのオックスフォード・ケンブリッジやフランスのパリ大学などと比較すると格段に後発です。
ただし、キャッチアップする方式として、理工系では、ゼミナール方式という教育方式を作り上げました。それまでの教育が講義方式だったのに対して、研究しつつ教育するというもの。キャッチアップ国家ならではかもしれませんが、学生も教授とともに研究するというスタイルのために、教育効果が上がりました。
イギリスでは19世紀の後半に於いて、すでに、「ドイツの教育に学ばなければ、イギリスは科学全般で負ける、すでに化学では負けているじゃないか」という論評がありました。

世界の大学危機―新しい大学像を求めて (新書)
潮木 守一 (著)

この書籍にその辺の話が書いてあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
教えていただいた本は、是非読んでみたいと思います。

優秀な教育制度を設けることができたのは、やはり後発国家(遅れた
産業革命)という有利な状況だったからでしょうか?
それともプロシア体制の影響でしょうか?

お礼日時:2007/07/08 00:02

プロシアという背景


1810年というのが鍵です。
1806年 イエナ・アウエルシュタットの戦いで、プロシア軍はナポレオンのフランス軍に壊滅的な敗北を喫する。そのフランス占領下のベルリンで行われた講演がフィヒテの「ドイツ国民に告ぐ」です。

ベルリン大学の創設者は、言語学者であると共に、プロシアの政治家でもあったフンボルトです。
※ ちなみにフンボルトペンギンの語源になったのは弟の方のフンボルト。

なぜ、18世紀に輝かしい歴史を持ったプロシアが負けたのか?という反省に基づく改革が多くなされました。
その一つが大学の設立となっています。

軍事では、シャルンホルストが、グナイゼナウやクラゼヴィッツ(戦争論で有名)などと共に、徴兵制の導入など軍政改革をしています。
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この回答へのお礼

やはり、軍事国家あがりのプロシアがドイツを統一したことが
ドイツの体質を決定したのですね。
フランス人にしてみたら、イギリス同様うざい国が生まれたという
感じなのでしょうか。
シャルンホルスト、グナイゼナウ、クラウゼヴィッツ、ビスマルク、
モルトケ等優秀な軍人や政治家を輩出したドイツが、
ナチスなどというヤクザな連中に政治・軍事を掌握されてしまった
ことが、ドイツにとって悲劇なことだったんだなぁとも思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/08 14:16

ドイツが第二次大戦時に英米に比べ優秀な兵器を作っていたとはいいがたいです。

ただ長らくベルサイユ条約で近代兵器の開発を禁止されていて、何週も周回おくれの状況から、一気にほとんど差がないレベルまで持ち上げたのは驚異的といえると思います。
 そこでドイツの何が優れていたか考えてみると、特殊鋼等の製鉄加工と、化学技術だと思います。
 製鉄技術についていえばまず中世ドイツはもともと極めて高い鉄器の鍛、造精密加工技術がありました。ドイツのマイスター技術やゲルマン人の性質に支えられていたのはもちろんですが、もともとドイツに鉄鉱石と石炭という製鉄に必要な環境があり、かつヨーロッパでもっとも食糧事情が貧しかったというのがあるのだと思います。つまりもともと町工場レベルの職人はドイツに圧倒的に多かったのです。そういった素地があるところで、ビスマルクが富国強兵策で近代製鉄業をどんどん取り入れたので、耐熱、耐摩耗性に優れたきわめて強靭な材料を精密に加工できるようになったと思います。これらの技術が、優れた銃器や機関(エンジン)を生みました。
 ただドイツの兵器ってどうでもいいところに凝りすぎ、細かいところはいいからもっと数作れっていいたくなるケースが多いですね。
 化学についても気がむいたら考えてみたいと思います。
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この回答へのお礼

「ドイツの兵器ってどうでもいいところに凝りすぎ、
細かいところはいいからもっと数作れっていいたくなるケースが多い」
結局、軍事・科学技術は一流でも、日本同様官僚・政治が二流だった
のが主因で、きっちりとした兵器開発や生産の管理と指導が不在だった
ということでしょうか。
なしくずし的に戦争に突入した結果なんでしょうね。
日本に似てるなぁ。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/08 14:25

確かに高い所「だけ」見れば、ドイツ兵器は優秀という結論になると思います。



例えば潜水艦では明らかにアメリカに劣っています。別に科学技術で勝っていたわけではありません。
なのに戦果が上がった理由は、必要最低限の性能は満たしていたこと、大西洋が狭い海であったこと、イギリスとドイツの距離が近いからでしょう。
水上艦艇はすでに前の方が言うように、五大海軍に入っていないだけあって劣るというより酷すぎる(勿論技術的に)としか言えませんし、特にボイラーに問題を抱えている為まともに行動できるかどうかも怪しい代物です。

ジェット機に関しても前の方が言うように発動機の運転時間が短いというか機械としての信頼性が低いという問題を抱えています。
まさに無理にして配備量産したようなもので、英米であるならその状態で実戦には出しはしないでしょう。

また、5号・6号が英米の戦車より強いこと=5号・6号が英米より科学技術で優れている、ではありませんし、実際重量過多の為の不具合やエンジン等問題で故障が多かったりしますので、大雑把な言い方をするなら出力不足のエンジンを積みでかい大砲と分厚い装甲を張っただけなわけで、それを考えると科学技術は本当に高いのかなぁ。
戦車の生産数は、イギリスも似たような台数を作っていますので国力が脅威的とは言いがたい。

ドイツが連合軍に対し科学技術力で優れていたものは、あまり多いとはいえないのではという印象を私は受けます。
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この回答へのお礼

確かに。私もだんだんそんな気になってきました。
戦艦テルピッツは、事故が多かったという話も聞くし。
結局、ソ連製の戦車には終始圧倒されてたし。
イギリスは生産台数がドイツ並みなのにアメリカ製兵器に頼っていた
のは兵器の性能に問題があったためですが、ドイツだったらそのまま
戦場に出していたでしょうね・・・。

個人的にドイツの科学技術が優れているという印象を持ったのは
昔、大人たちが「繊維、化学、エンジン、カメラの技術はアメリカ
よりもドイツに学びに行く事が多かった」という話をしていた
からです。
政治・経済はアメリカ。文化・料理はイタリアやフランス。
そんなイメージが強かったからなのですが。
現在でも工業製品で『MADE IN UK』よりも『MADE IN GERMANY』
が多いような印象を私は受けます。

もっと個人的な印象では、仕事で使っている鉛筆は
ステッドラーなのですが、これ以外の鉛筆でいいものに会った事も
ないのです。

お礼日時:2007/07/08 14:41

ドイツの(第二次世界大戦前の)武力が主にクルップやIGフェルベン等の当時の世界的大企業群から生み出されたからでしょう。


ですけど、その一方で造船技術がイマイチですし、電機にしてもジーメンス社がある割には電子系が相対的に手薄だった、と私個人としては解しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E3%83%89% …

"その状況にもかかわらず、連合国(特に米国)と充分に渡合い、遜色がない武器が部分的にあるか?の如きイメージをもたらしている"のはキューベルワーゲンとそれらの車両も駆使し、砂漠の狐の異名があったロンメル元帥の手腕の故、巧くカバーされているから・・・とカキコむと持上げ過ぎでしょうか?
http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/message00/erwin …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5% …
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この回答へのお礼

第二次大戦で、司令官が後方にいる軍隊ほど弱く、反対に前線近くにいて
臨機応変に指示を出せる軍隊ほど強いというのがいくつも事例が
ありますね。ロンメルも典型的な後者でアメリカもそれに近かった
ような観があります。
対してイギリスやフランスが始終弱いイメージがあるのは、前者の場合
が多かったからでしょうか。

個々に見れば、ドイツにも不得意分野があるのはしょうがないとは
思いますが。

お礼日時:2007/07/08 15:13

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